僕宛のチョコじゃなかった猫の恋
木製のポストの陰に猫の恋
雪の街君とあいつが歩く街
逃げ道を防ぐ大きな雪だるま
どの口が言うのでしょうか朝の雪
合鍵を交換しあう雪の夜
なんでもない雪の日だけれどブーケを
冬薔薇抱く盲目のピアニスト
イル・マニーフィコ・スイートの窓の雪
信長の骨を枕に牡丹雪
いじわるな涙ひとつぶ雪女
バレンタインデーオムレツにハート書く
波音に溶ける囁き雪明り
長調で終わるバラード雪化粧
深雪晴昨日タメグチ今日敬語
頭からホームベースへ雪の声
いまなんて言ったの雪で聴こえない
短かくて優しい言葉雪が舞う
強く抱く溶けて消えれば雪女
先生の黒目に映る雪の街
一行の日記にハート六花
留守電に雪降る音と君の声
ランダムにあげる素数や雪しまき
我が想い砕け散るのか雪に雪
惑星を裸に戻す雪景色
テレビからはみ出た悪魔雪中花
墓穴までひとりで背負う雪だるま
誘いだす。ビッチを呼んで、ハメまくり
中に出す。そういうビッチ、そとにだす
ゲスだから、極めれてない、乙女心
雪明り青いノートに落ちた罪
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