回送の電車にパンダ蝉の声 押し花のごとく押されし法師蝉 レシートを栞がわりに蝉涼し 曇り空

ひんやりと澄んだ風

休日の午前九時 秋夕焼子を肩車して帰る 蝉の腹神に近づく前に死ぬ 茅蜩や空の密度の濃きところ ペンギンの後頭部より太き蝉 帰る人帰らぬ人と秋の夕 ミス蝉の自薦他薦は問いません 瘡蓋を掻いた血の赤秋の蝉 念のためにもう2発打つ笑う蝉 朝顔や隣の家のドーベルマン 胸奥に
オドロキ襲えば
世界は在る


在る世界
気力の萎えて
色褪せる


魂の
震えは麻痺し
狭間に立つ


狭間に立ち
眺める界は
遠く近く


キズケル　.... まだ生きていた蝉オングストローム キレキレのラジオ体操秋の蝉 初蝉や親子忍者の飛びまわる 首都高に沈む夕日や秋彼岸 蜩やソ連空母のカタパルト 残る蝉敗戦国の煙かな 『シン蝉』でまた動き出す心かな 秋風に走るさわさわ耳の奥 ／微子(ほほこ) びいどろの　雨もうれしや　手毬花 眠れぬ夜鈴虫唄う子守唄 秋冷に君を慕って涙落つ くらがりに無口な蝉の解体屋 尼僧の黄色い八重歯秋の蝉 空蝉の三兄弟やレモンティー 糞垂れを
梅雨雨｛ルビ＝つんなめ｝聴いて
黒い人





青原に
篠突く木馬
精霊｛ルビ＝しょうろう｝の





首はねて
ますます盛んな
茶の花瓶

　.... 熟れた蝉地球はつまらない男
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
回送の電車にパンダ蝉の声北大路京介016/10/9 18:16
押し花のごとく押されし法師蝉〃016/10/9 18:15
レシートを栞がわりに蝉涼し〃216/10/9 18:15
曇り空吉岡ペペロ016/10/9 9:09
秋夕焼子を肩車して帰るchihar...1*16/10/9 8:27
蝉の腹神に近づく前に死ぬ北大路京介016/10/4 21:01
茅蜩や空の密度の濃きところ〃016/10/4 21:01
ペンギンの後頭部より太き蝉〃016/10/4 21:00
秋の夕minomi416/10/3 5:42
ミス蝉の自薦他薦は問いません北大路京介116/10/2 8:16
瘡蓋を掻いた血の赤秋の蝉〃116/10/2 8:16
念のためにもう2発打つ笑う蝉〃016/10/2 8:16
朝顔や隣の家のドーベルマンchihar...2*16/9/30 16:47
境界域ひだかたけし516/9/27 18:13
まだ生きていた蝉オングストローム北大路京介116/9/25 10:59
キレキレのラジオ体操秋の蝉〃116/9/25 10:59
初蝉や親子忍者の飛びまわる〃116/9/25 10:59
秋彼岸 +[group]もっぷ216/9/25 4:00
蜩やソ連空母のカタパルト北大路京介116/9/24 9:40
残る蝉敗戦国の煙かな〃016/9/24 9:39
『シン蝉』でまた動き出す心かな〃116/9/24 9:39
秋風minomi216/9/24 2:10
硝子ひびき あき...116/9/22 16:14
眠れぬ夜鈴虫唄う子守唄きよ116/9/21 2:55
秋冷に君を慕って涙落つ〃116/9/21 2:53
くらがりに無口な蝉の解体屋北大路京介216/9/20 23:47
尼僧の黄色い八重歯秋の蝉〃316/9/20 23:46
空蝉の三兄弟やレモンティー〃016/9/20 23:46
穢竜門勇気016/9/20 7:28
熟れた蝉地球はつまらない男北大路京介016/9/16 20:13
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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