三月の甘いハートが続いてく
姥巫女の水菜切る音犬張子
勝算のない一束の水菜かな
一束の水菜抜け落ちた愛情
水菜噛む何も言わずにそばにいて
見え透いた嘘に黙って水菜噛む
おっぱいの
先っぽを噛む
ヤりながら
水菜噛む甘いジョークを聞き流し
少年と少年眠る春の風
標本にできそうな虫春の風
読みかけの詩集をめくる春の風
寄せ書きになりたるギプス春の風
ホワイトボードに油性マジック春
散歩道
月に照らされ
夜桜よ
エイプリルフールの女濡れてをり
エイプリルフール地元じゃ負け知らず
エイプリルフール制空権確保
ラッスンゴレライやエイプリルフール
つけまつげ2枚重ねる万愚節
古書店に私の歌集四月馬鹿
ニ錠ずつ切りたるシート薄氷
駄菓子屋の満漢全席薄氷
ー ヽ 〜
(ちょうおんぷ かたかながえし なみダッシュ)
[ ]【 】{ }
(かくかっこ すみつきかっこ なみかっこ)
夕暮れを追い越すように燕飛ぶ
さりげなく感謝伝える種袋
帰宅まで我慢できない桜餅
置き去りにされた公園冬の風
粉々に砕けたる飴初紅葉
朝のドクターイエローや梅紅葉
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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