途中からただの悪口 いつもヒーローのかげで彼の役回りは決まっていたんだ邪悪の仮面を纏わされてね
子煩悩な彼の私生活なんて誰も取り沙汰もしないんだね

彼の故郷は地球よりも遥かに道徳的に高次な世界善悪さえもありはしな ....
 
アカシアの雨がやむときをききながら

雨がふっているんじゃないかと、窓をあけてみる

月夜なのに、こんなに明るい月夜なのに、



*YouTube アカシアの雨がやむとき (西 ....
あなたがはやく眠る夜

悲しいことのながれる夜

でもね

あのお店や土手の道には

外灯や緑の匂いが

ひとや自転車が

ぼくらの轍や優しさが

過去から未来に吹く風が
 ....
 言葉がなくても
 生きていける

 もっと大切な
 ものがある

 それが何かは
 知らないけれど

 言葉だけでは
 生きていけない

 温もりは
 肌で受け取る
 も ....
あの子のまばたき夜をひきずり下して
星だらけになったコンクリートをけ飛ばしていったんだ裸足で
夢をかかえて
ロールしてロールするそのあいだに目があったら
どんな星もかなわないくらい大きなブラッ ....
名まえのもとに咲く花があるだろうか ことばからはじまる思想があるだろうか
槐、槐 蜂は最初からしっていた こぼれる密の甘さを
槐、アカシア 隣り合っても争わず
咲く白と黄色の狭間に立ってみれば  ....
分かり切って
いることだけど

悲しくて
泣くのではない

涙が出るから
悲しいのだ

だけど

本当に
悲しい時
涙が出ないのは

心が空っぽに
なっちゃった
 ....
傷ついていたんだ

うんと傷ついていたんだ

それを思い出したくないんだ

そうじゃない

つぎそうなったら

こわれてしまうのが分かるんだ

思い出せないみたいになって

ぼくは言葉をうしなっていた ....
父の母が亡くなり
その後しばらくして
父の兄が亡くなった時
父がぽつりと言った
「今度は俺の番だな」

その順番の通り
父は亡くなった

四十九日が過ぎた時
母がぽつりと言った
 ....
 涙は手頃な宝石です
 貴方のほっぺを飾ります
 私の心を溶かします
 嘘でもいいかと許せます

 嗚咽が喉を焼きだしたら
 抑え込むのは無理でしょう
 風に押される野火のように
 貴 ....
死に逝く間際
人は自らの人生を 遠く
心象風景として眺めると言う

ある者は石くれの丘に広がるぶどう畑を見た
長年の労苦のまだ見ぬ結実を眺望し
その芳香と甘さを味わうかのように
微笑みな ....
 「明日」

ATMから引き出そうとしたら
お客様の明日は残高不足です とアナウンス
借金ばかりの恋で底を着いたのか
利子もあの子ももう赤字になって去っていく
振り返るのは嫌いだが
この ....
 
知らん間にこわがりになってもうてたわ


しゃぁないやんって、言うてぇや

なぁ、なぁ、言うてぇや



 
ほとり 泉に 群れ 飛ぶ月の 彼方
行方 揺れる しぶき ふける 風に

釣り込まれる 草葉 影音 臥せ 夜
咲いて 咲いて 残す ひき むろ

小石に かせ 花に かせぬ 夢土


 ....
窓の外の遠くには 
丘に建つ一軒の家があり 
四つの窓が
目鼻のように開いている 


   □ 
     □ □ 
   □ 


あ、窓から子供が顔を出して緑の風に{ルビ靡 ....
ぱたぱたとひるがえるちいさな二足のズック靴
幼稚園への近道で
つないでいた手を離し
走ってもいいよというと
かならず笑い声をあげながら
細い坂道を駆け下りていった
その弾む後ろ姿を
おぼ ....
鼓膜を震わす太鼓のリズム
笛の音は多くの人が吹いている
外に出てみると前の道路を鼓笛隊が練り歩いている
子供ばかりが所在なく雑多な感じ
兜を被った大人たちもなんだかなぁの雰囲気
だけれども毎 ....
いちいちグレートブリテン及び北アイルランド連合王国 思われニシキヘビ 白いアスファルトの上を
やわらかい風が渡り
ときおり小鳥の影がすべる
小川の水がきらきらと光る
草が光を透かしながら揺れ
はだかのどろの木も白く芽吹き
細い枝々が一心に空に手をのばす
私 ....
新緑
けやきの葉は太陽の陽をとらえきれず あたりを染める
ゆっくりと濃くなり
また 薄く変わって

芽吹きの痛みは 遠い記憶

君よ
新緑の明日を 君の森を走って行け

踏み出した ....
悲しくて

からだじゅうの細胞が泣いている

でも涙はでていない

がんばってるからだろう

あいつもがんばってるからだろう

涙は細胞にまかせたから

ぼくは目のまえのことにがんばろう

呼吸もいち ....
なにも 間違えじゃあなかった
自転車とは 自分で ころぶから自転車
自転車の練習をして みごとに こけたのは わざと だよ
わざと 痛い目にあってみただけさ
新しく自転車を買って その ....
目玉焼きの黄身が箸から崩れ落ち
食卓からも外れて床に落ち
砕け散った
バラバラのきみを
拾い集めては捨て
床の汚れを拭い取る
そして再び橋に向い
目玉の白目だけを食べ終わると
味気ない ....
暮の春自称フランス料理店 後悔しない生きかたを選んで後悔している 上に行くエレベーターじゃなかったのか ぼくはまだそれを途中だと思い

あなたはそれを

途中ではなく逡巡と受け取っていた

自然にまかせることができなかった


ぼくは不要だった

死を想ったら

もうなじんでい ....
切れ切れの
ビブラートが
君の内側に吹く
風の形を囁いた

痛みのような
ブレスが
君の内側を巡る
水の温度を呟いた

耳ではなく
皮膚の下の
毛細血管の先端で
僕はそれ ....
多紀さんのおすすめリスト(948)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
途中からただの悪口- 北大路京 ...自由詩513-5-13
電波星人の孤独- 梅昆布茶自由詩813-5-13
アカシアの雨がやむときをききながら- 殿上 童自由詩24+*13-5-13
あなたと五月とぼくらの夜- 吉岡ペペ ...自由詩313-5-12
言の羽根- まーつん自由詩12*13-5-12
ROLL2- はるな自由詩413-5-11
えんじゅとアカシア- はるな自由詩1813-5-11
悲しみ- nonya自由詩18*13-5-11
思い出せない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-5-11
順番- 夏美かを ...自由詩24*13-5-11
悲しみは好きですか- まーつん自由詩17*13-5-10
叢の日- ただのみ ...自由詩22+*13-5-8
「明日」ほか二篇- 乱太郎自由詩19*13-5-7
言うてぇや- 殿上 童自由詩20*13-5-6
古土- 砂木自由詩14*13-5-6
家の顔_- 服部 剛自由詩7*13-5-6
坂道をのぼると- Lucy自由詩28*13-5-6
子供の日- 灰泥軽茶自由詩7*13-5-5
いちいちグレートブリテン及び北アイルランド連合王国- 北大路京 ...自由詩413-5-5
思われニシキヘビ- 北大路京 ...自由詩513-5-5
晴れの日- Lucy自由詩11*13-5-5
新緑- ぎへいじ自由詩21*13-5-5
がんばってる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...813-5-4
【始】転んだ日__- るるりら自由詩22*13-5-4
朝食- ただのみ ...自由詩20+*13-5-4
暮の春自称フランス料理店- 北大路京 ...俳句213-5-4
後悔しない生きかたを選んで後悔している- 北大路京 ...自由詩913-5-4
上に行くエレベーターじゃなかったのか- 北大路京 ...自由詩613-5-4
途中- 吉岡ペペ ...自由詩713-5-4
- nonya自由詩15*13-5-4

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