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あした多分死なない
多分の確率は活断層みたいなもんだ
そこで地震が起こったことがないから
活断層じゃなくて
たんなる断層なんだというだけの確率だ
きょう訓練を受けてあらためて後悔した
俺は ....
雨が車窓をたたいています
だから明日そちらは雨でしょう
月曜の深い夜のさびしさに
ぼくは子供の頃を思い出します
てるてる坊主ゆれています
灰の心が雨にたたかれています
....
悲しいから嘘をつく
しばらくじっと
あなたの顔を見つめていたい
理由など聞かないで欲しい
悲しいと嘘をついてしまうから
気圧のせいかな
悲しい悲しい
気圧 ....
電磁波はタイムスリップしているという。
相殺されなかったクォークは未来から電磁波を引っ張ってきて調和しているのだ。
クロノスタシスとそれは似ている。
この原理をつかえばタイムマシンは ....
だせばふつうな
おいらのよわさ
ちちんぷいぷい
ちちんぷいぷい
あまえたいけど
そんなことしたら
だせばふつうな
おいらのよわさ
ちちんぷいぷい ....
二ヶ月まえ東京に夜着いたときも
あたまが痛くて息も浅くて
目からは水がにじみ出ていて
限界なくらいしんどかったのだが
いま東京に向かっている
あのときとおんなじしんどさだ
なのに心はコン ....
生まれろ緑
しずまるな緑
はやまるな愛
普通な愛を
取り戻せ愛を
泣かない夜に
生まれろ緑
いかないでくれ
あなたの思考よ
いかないでくれ
ぼくのなまえにゃ月がある
ぼくはかな ....
いっしょになれるかなれないか
あたまで考えたって
ふたつのことしかないのなら
いっしょになったらこうがんばろう
いっしょになれなかったらこうがんばろう
そう思うほうがいい ....
迷ってるときはどっちでもいいから迷ってるんだ
きょう入った店のトイレに
そんな言葉の日めくりカレンダーがかけられていた
どっちに行こうが
問題は起こるんだ
原発をやめ ....
一週間まえのこの午後を想う
気がくるいそうになって辺りを見回す
きらめいているゆれている
あの光あの風
泣きそうになる
胸の空洞がぼんやり
ほんとは死んでしまうくら ....
あなたがはやく眠る夜
悲しいことのながれる夜
でもね
あのお店や土手の道には
外灯や緑の匂いが
ひとや自転車が
ぼくらの轍や優しさが
過去から未来に吹く風が
....
傷ついていたんだ
うんと傷ついていたんだ
それを思い出したくないんだ
そうじゃない
つぎそうなったら
こわれてしまうのが分かるんだ
思い出せないみたいになって
ぼくは言葉をうしなっていた ....
悲しくて
からだじゅうの細胞が泣いている
でも涙はでていない
がんばってるからだろう
あいつもがんばってるからだろう
涙は細胞にまかせたから
ぼくは目のまえのことにがんばろう
呼吸もいち ....
ぼくはまだそれを途中だと思い
あなたはそれを
途中ではなく逡巡と受け取っていた
自然にまかせることができなかった
ぼくは不要だった
死を想ったら
もうなじんでい ....
真っ暗な闇に五月のきらきら
打ちのめされて酔いどれて
ぼくのこと面白かった?
そうでもなかった?
100才になっても、そんなこと分からない!
アスファルトを娼婦とあるく
香水のわだちがト ....
悲しすぎると
胸が痛い
それどころか
背中まで痛い
時間がとまっている
きらきらと静かなひかり
新緑は幽霊みたいにふくらんでいる
女々しく泣いた
声が聞きたかった
あたまに血がこび ....
成熟めざすやわらかな自由
繰り返すいのちの加速度
緑の効用を想うとき
かならず思い出すのは雅子さまのことだ
東宮御所のあの緑のなかで
それでも御病気がよくならない雅子さま ....
いっかい打って
それがどうなったのか
なんでそう打ったのか
ああすればよかった、
なんて思わないで
続けては打たずにおく
ゴールなんてないんだ
ああすればよか ....
朝日にゆれている
ひかりを透かせてゆれている
風にゆれている
水のおとがする
うたの練習のこえがする
車がとおる
公園で食べている
コンビニで買ったカレーのレトルト
朝日にゆれている
....
ひとりのひとに分かって欲しい
ぼくはまだふさわしいのかな
ひとりのひとだけに分かって欲しい
いまじゃもう
みじめな話だけれど素直な気持ち
なぐさめて欲しいわけじゃない
生きていることを
....
あなたが誰かとはやあるき
誰かのことばに足をとめ
ちがう顔して笑ってる
むかしの職場にいまいます
ほされた先輩威張ってます
意地悪上司の気弱な顔
誰かのことばに微笑 ....
ひとは裏切りをぼくに見せるまで
どんな密談かさねていたのだろう
ひとがそれをかさねているあいだ
ぼくは一体なにしていたのだろう
お客様に怒られていたのか
コンビニの夜 ....
きょうもいちにちよく恨まれた
恨まれてることがいっぱい分かった
精一杯してきたことは
むこうにはあたりまえだった
むこうにとってこっちは
足りないか過剰だったのだろう
....
ごめんなさい
ごめんなさい
またしてる
またしてる
ごめんなさい
ごめんなさい
さびしいよ
いとしいよ
ごめんなさい
ごめんなさい
ここ ....
雨の日曜日
その午前のひかり
冷えた大気がまだ
あらゆる空間に存在している
すべての音は軽やかな音楽だ
うしろから突かれる
指紋は溶け合うことはないのに
ちび ....
おばあちゃんが
この牛乳ヤバイ、と言ったら
その牛乳は本当にヤバイ
でもみんなが使うヤバイは
本当のほうではなくて
その逆のほうが多いような気がする
おばあちゃ ....
桜の散り枯れた花びらが道端を汚していた
街道はツツジの赤や白に埋められて
木々は煙りのような新緑を纏い始めていた
移りゆくいのちの景色よ
あなたは無常ではない
私がい ....
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の声
自然の声
地球の声
風の声
風の声
風の声
風の声
緑の声
緑の声
木の声
木の声
自然の ....
春になると飛んでる虫が集中的に増える
だから燕はこの時期にこの国にやって来る
命を食べみずからも命に食べられる
命のピンボール
切実でも偶然でも運命でもない
ぼくみたいに ....
あなたにはこれからも
たくさんたくさん良いことがある
たくさんたくさん温かいことがある
その夜大好きなカレーうどんを食べたあなたは
孫たちに惜しまれながら逝くだろう
どれだけ離れていても
....
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