すべてのおすすめ
きみ、という名の女の子がいた
綺麗な瞳が自慢で、視力も良く、
そして、恋をしていた

だが、問題があった

きみ、は躰が、丸いのだ
太っているわけではない。
ただあまりにも、球いのだ。 ....
私の体は塊となって泣いた真珠
抱かれた声は何処にも行けない
遠く運ばれてきて、
柔らかい土の中で食べられるだけの
硬く凝固した夢が閉じられた瞼の奥の瞳

盲目の砂の眠りのほかにはもう
指 ....
夏の次が秋だったあの頃を探しに
ぼくは今、 油切れの車輪を引き摺ったまま
秋の消息を訪ねて旅に立つ

窓枠の中でそっと にこやかに手を振り
石のような白い空に はぐれてゆく僕の影を 
 ....
夜の雪のように、燦燦とした陽に跡形も無く降り積もるだけの孤独な祈りが、また一つ舞う いかにもその渡世を彷彿とさせる
全身傷だらけで 目の据わった
一匹の猫が 固く舗装された道を歩いてくる
踏みしめる肉球 心は動かない
ただ黒く固い舗道のザラつく感触のみ
彼は自分の ....
足跡を捨てながら
帰り途を急ぐ
 その歩数と
  掛け算するように
夜の密度が
 濃くなっていく

粘度を増して
重く絡みつきはじめた
暗闇の
後ろ姿しか
見えない

姿の無 ....
「サーカディアン・フラクタル」


空といたい。
そう言って見上げた優しいおでこに
ギリリと違和感が粘着していて
不毛の鳥は翔けてゆけない!

「ヒューストン、応答せよ!」  ....
月山だけが
神々しい姿を見せている

幾つ 眼の前に現れ
幾つ 眼の前に
 崩れ去ったことだろう

高く聳えたいと
積乱する
白き夢を 
遥かな空に 見上げながら

 前に、  ....
本作品は、メビ【書換連詩リレー】にて、はるりらさん『いろとりどり』をベースに書いてものです。本作は語句転用が多いのでオマージュ作品です。
メビ連詩板で、私⇒こひもさん⇒はるりらさん⇒私という流れは、 ....
(メビウス【前レスの無茶ぶりタイトルで書いてく詩】http://mb2.jp/_aria/840.html#S65 にて、蛾兆さん無茶ぶりの(難)題名で書いた詩。)



 「キリン座とフラン ....
(メビウス【前レスの無茶ぶりタイトルで書いてく詩】http://mb2.jp/_aria/840.html-62-63 にて、はるりらさん無茶ぶりの題名で書いた詩。)




「雑草の名前 ....
形の無いものから逃れようと、必死に奔るうちに
地平線は、もう、どこにも、見えなくなってしまう。
「待機せよ」と、ひとりの純白の少女が起ち上がり祈るが、
またふたたび、真理が降ることは、ないのだ。 ....
ぼくの化石が、笑いながら尋ねる
もう春ですか、と
やさしい物音が辺りに満ちてきたから、と
そう尋ねた時、湖水で何かが跳ねた


漆黒の深い闇の底へ、光はすべて埋葬され、
1つの箱だけ ....
   1

 灰色のソネット

燃え尽き、まっ白な灰に
なり、風に散った、
夢がまだ、今も瞼の裏で、
燃えている。

焼けた誰かの夢を、
今日も世界が、
ふぅふぅ吹 ....
モノクロの映画が、僕の方を、じっと観ていた。
僕の黒い瞳は、、薔薇色の少女の口元だけを観ていた。
こんなにも、楽しそうに、君は笑ってくれてたんだ。まだ、君の、
弾けるような笑顔がそこにあった。
 ....
どうしてそんなに、大きなお口なの?
赤いずきんの少女は尋ねた。
それは至極妥当な疑問だった。
ペローならば、ぺろっとイカレ、グリムなら助かる運命の、幼気(いたいけ)な少女を、だが、もっとハルカニ ....
黒いサングラスをかけたカンガルーが、ライフルで狙ってる
その陶器製の、白くなめらかな母韻は、
ゴムのような口唇から何度も、何度も、
繰り返し発射されるから
執拗な子守唄に、もう寝付けない夜の― ....
人は人生を

 (因果因果)と

   押して行くんじゃなくて

 (果因果因)と

   押され続けて、

 生きてゆくような気がする・・・。
フェラーリのような女が颯爽と乗込んで来た時、電車内は満席だった。

   *
女は、妙に似合う黄色の吊革を掴んで立ったまま、彼女よりちょっと薄紅がかった、シャア専用といった感じの、携帯電話を取り ....
ポエジーが何色なのか、オレは知らない。

何色のポエジーをお前が欲しがってるのか、オレは知らない。

〈詩情経済〉の鬼市では何色が光り輝くだろうか

沈黙交易のむこう側で、

お前が静 ....
http://mb2.jp/_poem/276.html#S1278
メビウスリング4月の読書会、参加者の皆様へ



 4月の課題詩を書くため、私が選んだ色は、
             ....
世界最短の詩が何であるか、皆さんはご存知だろうか。

恐らく誰もご存知あるまい、と筆者は思料する。したがって、この文の最後にもういちど、皆さんに同じ質問を投げかけるので、以下の記述を読んだ上で、あ ....
ひらがなでいえない〈いかり〉の
まっすぐなほのおが
うつくしいめのなかでもえている


さからってはいけない〈ちから〉の
ひんまがったろうやで
くさりきったやりくちにもだえてる


 ....
           作者を眠らせ/この頁の余白に/雪が降り積む

































 ....
君がムラサキの太陽を睨んだとき
蒼空を背に 真紅の愛情がいま
胸を裂くほど翼をひろげ
君に向かって翔けている

愛の言葉が幻聴へと歪む
   その耳を
翼で抱いて塞ぐためだ
   そし ....
奇妙な夢だろうか

<孤独>がネット・オークションに出ていた

存外たくさん出ていたから 驚いた
街に出ればすぐ手に入るだろうに・・・そう思い
電車だって孤独のスシ詰め状態だ・・・そう思い ....
るるりらさんのハァモニィベルさんおすすめリスト(56)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【君の瞳が言っている゛わたしに話しかけて゛】※題名無茶ぶりリ ...- ハァモニ ...自由詩3*14-10-22
ヒレのある魂- ハァモニ ...自由詩3+*14-10-15
あの頃を探しに- ハァモニ ...自由詩6*14-9-16
裂けぬ夜__【一行詩】- ハァモニ ...自由詩2*14-9-12
リノケロスの肉球- ハァモニ ...自由詩4*14-8-12
樹晶夜_【横書Ver.】*改訂版- ハァモニ ...自由詩2*14-6-12
サーカディアン・フラクタル- ハァモニ ...自由詩5+*14-6-4
雲の峰__【題名無茶振り】- ハァモニ ...自由詩114-5-28
彩とリドリ_【連詩より】- ハァモニ ...自由詩1*14-5-27
キリン座とフランス座_【題名無茶振り】- ハァモニ ...自由詩1*14-5-27
雑草の名前_【題名無茶振り】- ハァモニ ...自由詩2*14-5-27
ある古代詩のソネット- ハァモニ ...自由詩6*14-5-23
【邂逅】- ハァモニ ...自由詩7*14-5-16
14_の_ソネット♪- ハァモニ ...自由詩3*14-5-12
笑顔- ハァモニ ...自由詩4*14-5-9
赤から青のメルヘン- ハァモニ ...自由詩4*14-4-30
わけがわからない程- ハァモニ ...自由詩3*14-4-24
【短詩】因果- ハァモニ ...自由詩2*14-4-23
繋がる赤い糸- ハァモニ ...自由詩3*14-4-15
ウルミシュ【潤朱】- ハァモニ ...自由詩3*14-4-14
メビウス4月の読書会資料(1)- ハァモニ ...おすすめリ ...1*14-4-14
【HHM2参加作品】_世界最短の詩- ハァモニ ...散文(批評 ...5+*14-3-30
_修羅/- ハァモニ ...自由詩6*14-3-7
いちめん- ハァモニ ...自由詩1+*14-3-4
赤い銃爪- ハァモニ ...自由詩1*14-2-26
数え切れぬ孤独- ハァモニ ...自由詩3*14-2-10

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する