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辛いこと貯めこんで利子がつく 陽がさして思い出に帰る 西洋ではエイプリルフールだって言うんだろう
その日は嘘を吐いても良い日だ
だから、私が死んでも誰も本気にしないだろう

きっと、

「いくらエイプリルフールだからって
 そんな嘘はいけな ....
造られたのだ
望んだ訳でもなく
花の像に似せられて
花の代わりに飾られて
その美しさに比べられ

蔑まれては
やがて飽きられ捨てられる
色褪せても尚
枯れることも許されず
土に還る ....
ふらふらする三月を歩きぬいて始まりへ。海の色は裏返って安寧。わたしの思いえがく神さまは、いつもわたしとよく似た顔で笑っている。
1、1、1、1、1…
まだ数えている。たどり着くためにはじめたものた ....
ピピピピピ―――

心のアラームが鳴りだした

頭の中で
コトバたちが
跳ねまわっている

このムズムズ感は
脱皮の前の予兆なのかな

 Are you ready?

変化 ....
もうずいぶんひとにに押されていきてきたようなきがする

妻や子供にもめいわくをかけた

でもいっぽん筋を通そうと思った

この年で


せめて残りの時間を拡散しない正しいもの ....
  連なっている
 ひとつひとつは
いびつななりであったとしても
 連なることによって
  ハルモニアを産んだ

   重なり合っている
  響き合っている
 ひしめき合っている
峰 ....
消えちゃいたい
消えちゃいたい

融ける雪みたいに
はらはら降る桜のように

誰にも迷惑をかけず
誰も悲しませず
消えてしまいたい

そんな夜もある

だけどわたしは人間で
 ....
骨壷抱きしめ寝落ちるまで酒飲んで泣いている 雨ニモ灼熱ニモ

寒イ風ニモ地震ニモ揺ラガナイ

ヒトニハ依存セズ

アア、ボクモソウナリタカッタンダア、

ヒトヘノ嫉妬ハソウ受ケ入レ

裏切リニハ同情デ対処シ

 ....
 
 
昼休み、お弁当を開けると
中には凪いだ海があった
これはどうしたことだろう、
と電話をしても妻は出ない
それどころか、
海の中から聞き慣れた着信音がする
海が見たい、と言ってい ....
何が面白くて
大の男が
キャッチボールなんてやるのだろう

君と僕は
公園の片隅にある鳥篭の中で
黙りこくったまま
ひたすらボールを投げ
ひたすらボールを捕った

君の直球は
 ....
あらゆる存在から独立した
わたしのたましいが
社会とよばれる
もやもやしたかたまりを抜けるあいだ
わたし自身は
ずっとこの部屋で
ゆかの埃などをかぞえていました

それはほんとうに ....
  筏を組み上げて
  稲穂の海へと浮かべる
  あなたの両眼にはいつも
  息をのむほど静かな炎が灯っている
  風が吹いて黄金の波が揺れる
  考えていたことを忘れてしまう
  ....
 
あかん日もある

そんな日もある

けど、そやない日もある




 
 
 
人が眠っている
僕の夢の中で

たぶん僕は眠っている
その人の夢の中で

無人の乳母車を押しながら
桜並木の下を歩く人がいる
置き去りにされた赤ん坊が
何も無い春に泣いて ....
わたしのやる気が逃げて行った
元気や根気も一緒のようだ
荷物をまとめ
手に手を取って
わたしのやる気が逃げて行った
追いかけることなどできはしない
途方に暮れて
薄闇の
終わりとも ....
こどもが笑って生きている国は
幸福な国だということだ

ぼくらの国は果たしてどうだろうか
こどもたちが笑っている国だろうか

きょう ぼくはなんにんの
笑っているこどもをみただろうか
 ....
日曜日の朝風呂は
どこか わくわくとして後ろめたい
隣のおばさんがそろそろパクチー(犬です)を
散歩させる時間
湯気でくもっている気配の浴室の窓をちらり見て
一体誰が入っているのかしらんと思 ....
渋谷の公衆便所に入ったら 
「ほらおとっつぁん、チャックを閉めて」と 
初老の息子は傾く体の親父を支えて、言った。 

なんとか息子に支えられ 
よたつく親父の背中には 
(いたる)と3文 ....
二等辺三角形をすべり降りるとき
君はまよわず左を選ぶだろう
ひと息つくときにはかならず右肩をもたせ掛けるくせがあるから

そうとは気づいていないかもしれないけれど
すでに君とは出会っている
 ....
喫茶店が次々に店を閉じたというのに
この店だけは流行っています
屋根すらない喫茶なのです
白木蓮を囲んで 簡単な椅子が置かれています
清水から作った ささやかな飲み物があるだけの店です ....
今日きみは61歳になった
お袋さんの年齢を追い越してしまったね
でもお袋さんはきっと喜んでいると想うよ

50歳の頃こんな歳で
“誕生日おめでとう”なんてと
想っていたきみ

幾つにな ....
きちんと一センチ伸びた白髪が
またもや月が巡ったことを
立ち尽くす私に伝える
捲り忘れたカレンダーよりも
ずっと着実に
ずっと正確に

遠い故郷で
私がその顔を拝む前に
燃やされてし ....
みあげるとさかさまのさかなたちが
季節をひらべったく塗りたくっている
きみの手はつめたい
永遠になんども触れたよう
わずかずつの永遠をつみかさねて
一瞬へむかう魚たちのよう
春がやさしく微笑むと 
白く積もった嘘が融け
ぬかるんだわたしの心を
悲しい泥水となって流れ下る

ひび割れたアスファルトの肋骨
空に頭を踏まれたままの道あるいは時間か
仰向けに開いた記 ....
瞼を閉じるのだって ちからは要る  「お出かけですか?」

 なぜわたしは
 立ち止まってしまったのでしょう
 ご自宅前を掃除しながら
 道行く人だれもへの
 いつもと同じ問いかけに

 下の坊やを実家にあずけ ....
戻れないこの道
君が手を降ったまま遠ざかってゆく
ちょっと哀しい眼をしていた
それは夕暮れだったからかもしれない

帰れない明日へ微笑みながら去っていったひと
風を抱いて走るよ何かの方 ....
石田とわさんの自由詩おすすめリスト(1345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
辛いこと貯めこんで利子がつく- 北大路京 ...自由詩1613-3-29
陽がさして思い出に帰る- 北大路京 ...自由詩613-3-29
出来れば四月一日に死にたいという男の話- ……とあ ...自由詩12*13-3-29
造花の詩- ただのみ ...自由詩24*13-3-28
永遠- はるな自由詩413-3-28
【_Are_you_ready?_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-3-28
流れながら- 梅昆布茶自由詩1713-3-27
文脈- そらの珊 ...自由詩17*13-3-27
消えちゃいたい- 凪 ちひ ...自由詩913-3-27
骨壷抱きしめ寝落ちるまで酒飲んで泣いている- 北大路京 ...自由詩313-3-26
ボクハ強インダ- 吉岡ペペ ...自由詩1213-3-26
海弁- たもつ自由詩1713-3-26
キャッチボール- nonya自由詩16*13-3-26
ゆかの埃- はるな自由詩613-3-25
- 草野春心自由詩513-3-25
けど- 殿上 童自由詩21*13-3-24
春に見る夢- たもつ自由詩413-3-24
- ただのみ ...自由詩18*13-3-24
こどもは笑っているか- HAL自由詩3*13-3-23
準急列車が出発します- そらの珊 ...自由詩19*13-3-23
渋谷の公衆便所にて_- 服部 剛自由詩613-3-22
鋭角- はるな自由詩913-3-22
朗読喫茶- るるりら自由詩18*13-3-22
祝福の歌- HAL自由詩10*13-3-22
白髪を染める- 夏美かを ...自由詩26*13-3-22
さかさま- はるな自由詩813-3-21
この春を何と呼ぼうか- ただのみ ...自由詩28*13-3-21
ちから- HAL自由詩10*13-3-20
告白貞淑妻昼下がりのわななき- 平瀬たか ...自由詩10*13-3-20
分かれ道を- 梅昆布茶自由詩913-3-20

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