すべてのおすすめ
まっさらな光の空間でも 輝きたい

対極の色彩に支えられるのではなく

白の中でも 極める白さを放ちたい

特殊カメラでも拾えない 光 眩しさを
可能な限り 歯を喰いしばり
結び目まで ....
 
 
平泳ぎが得意で
早退した
陽の光はまだ幼く
犬の背中も
温かく照らした
国鉄の線路は
歪んだ円を描き
わたしは
父の利き手を
思い出すのだった
その作業と
役割につい ....
少し遠くにいるあなたへ言葉を投げかける

言葉はメロディのように滑らかに

空中を軽やかにステップするでなく

少し自信なさげに

ひらがなは途中でぽろりぽろりと落ちていき

漢字 ....
あのね
今年の誕生日は
くまのぬいぐるみがほしい

そんなこと言ったら
君は笑うかな

だって
ほんとだもん

ぬいぐるみがほしい
ただのぬいぐるみじゃダメだよ!
くま ....
誰もいない

誰も知らない

みずうみに

さっきまで見つめていた月が

浮かんでいる

そのまぼろしは


自転車で

街道にあらわれた

あなただ


誰も ....
 
 
休日のオフィスでひとり
コピーをとってる
何度とり直しても
文字や記号は
羽をはやし逃げてしまうから
白い紙だけが高く積まれていく
明日までに終えなければ、
と思う
明日が ....
つまらぬことで口げんかをして 
下の階にいた嫁さん・子供を呼んできて 
布団の上に座らせて 
ごめん、ごめん、と育児にこった肩をゆっくり揉んだ 

布団の上にひとりあぐらをかいて腕を組む、午 ....
上り坂が続く

坂道が
「ごめんね、坂道で」
という

ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
 ....
ある日ふっと気づいた
言わなくなった言葉がある
忘れてしまった言葉がある

『おはよう』
『いってきます』
『ただいま』
『いただきます』
『ごちそうさま』
『おやすみなさい』

 ....
やってこなかった希望も
待てなかった想いも
諦めなかった夢も
綺麗な青春のように留められたなら良かった

公園のベンチから眺めた子供達のように
サンタクロースを信じたあの頃のように

 ....
インターホンの向こう
奥さんの返答が聞き取れなくなる
営業妨害の嫌なサイレンだ
気がつけば風にのって煙の臭いが満ちてくる
ますますサイレンが近づいて来た

    火事だ!

道路向か ....
  くらい魚が一匹
  つめたい壁をおよいでゆく



  誰かが忘れていった
  後ろめたいつくりごとが
  ライターの灯りに揺らめく
  髪の長い日暮れ
 
 
椅子に座ると
海が見える
水平線の向こうでは
犬が笑っている
知らない異国の言葉で

信号が変わり
スクランブル交差点が
背丈の違う人々で
溢れかえる
皆、舗装を痛めな ....
大人になって
出来なくなった

逆上がり

夕暮れのポストに
転送されてきた

手紙

差出人は
さかさまになった

世界

天をけりあげて
ポケットから落ちた

 ....
何も浮かばない
雲も
どこかへ流されたようで
わたしは
ひとり影をおくる

ことばを
知らないから
と屈託なくわらう
君のあいさつは不器用なほど
まぶしい

出会った海辺を
 ....
彼女の頭の上には小さな水溜りがあって

そこには綺麗な魚が棲んでいる



僕の額には小さな木が生えていて

その枝に、時々、小鳥が止まったりする





とかな ....
アマゾンという
喫茶店の水槽で泳いでいる
あの魚はピラニアだと
まことしやかに
客の間では
ささやかれていた

根拠といえば
そこに
張り紙がしてあった
「指を入れないでください」 ....
ぼくは杖など必要ないと
想って生きてきた

杖を欲しがる奴は
弱い人間だと見下してきた

でも何故なんだろう
ぼくはいま杖を必要としている

杖を欲しがる奴には
絶対なるまいと決め ....
床屋さんで伸びた髪を 
ぱさぱさ、切った 

エプロンの上に 
切り落とされる髪は 
いつのまにか 
白髪交じりになっていた 

青年と呼ばれた頃よりも 
白い髪が増えた分 
ここ ....
僕の前に、一つの丸い窓がある。 

春の嵐にずぶ濡れて 
身を{ルビ撓=しな}らせながら、葉をきらめかせ 
必死の思いで立っている 
ひとりの木 

それは今夜も 
世界の何処かで{ル ....
の、のび男さん!
あなた、ナニしてるのっ?

しっ、しずこちゃん・・・
ぼ、ぼく、もう我慢できないんだ

キャーッ、へんたーい、変態よーっ!

待って、しずこちゃん!
待ってーっ!
 ....
病院のベッドに三日間泊まった
聖なる牢獄に三日間も居たんだぜ
すごいことさ

可愛い看護師さんは小首を傾げて言った
何処に居たってあなたの生きる不安は同じでしょ
そう彼女はとても魅力的でセ ....
     四月  灰色の午後
    
     湿った雪が舞っている


    人生で何度目のことだろう
   
     心は鉛の錨となり

    失望の海に深く下ろされてい ....
とうとうきみは声を出してくれなくなったね
ぼくが死ぬまで一緒に声を聴かせてくれるかと
想っていたけれどやはり来る日は来るんだね

きみはきみの生んだ会社の
50周年を記念して誕生したものだっ ....
  朝、目を覚ますと
  部屋の天井に
  吊革がずらりと並んでいて
  風もないのに
  微かに揺れていた



  隣家からはテレビの
  ごみごみした音声が響いてくる
 ....
職業を問われたら
いずれ星になることだ
と答えるような気障な男だった

宇宙飛行士といえば聞こえはいいが
今の時代そんな奴はごまんといる
宇宙産業が国営だった頃ならまだしも
小さな町工場 ....
君愛し
浸す月觀
満ち足りし渦
儚き望郷
払いのけては
不徳に興ずる
闇耽し
日傘の下
愛描の舌
妬かれては
募りし吐息
僕たちはDNAの命じるままに歴史を漂流し拡散してきた

朝露に濡れた森の匂いに

木漏れ日の暖かさに

まっすぐ空に突き刺さるメタセコイアの高みに
想いを託してきた


僕 ....
研いだペン先 手首を切り裂き
赤い言葉が流れ出す

真夜中のキッチン
冷たい蛍光灯
君の目は
糸を引く赤い流れを
舐めるように追いかける

冷や汗

白い寝巻のワンピース
今年 ....
夢見ることが

ちょっと億劫なのです


ピアノをポロんと弾くように

言葉がこぼれます


僕を待っているものがなんであろうと

きっと仲良くなれます


暦の明日に色 ....
石田とわさんの自由詩おすすめリスト(1345)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
接吻- 朝焼彩茜 ...自由詩8+*12-4-20
利き手- たもつ自由詩612-4-20
かたちのあることば- 灰泥軽茶自由詩12*12-4-20
誕生日はくまのぬいぐるみがほしい- ジュリエ ...自由詩6*12-4-19
月のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩212-4-18
背伸び- たもつ自由詩1012-4-18
川になる_- 服部 剛自由詩312-4-18
自転車でいこう!- そらの珊 ...自由詩23*12-4-18
忘れ言葉- HAL自由詩10*12-4-18
約束- Schr&oum ...自由詩212-4-16
その笑顔が忘れられなくて- ただのみ ...自由詩14*12-4-16
くらい魚- 草野春心自由詩8*12-4-15
水平線の犬- たもつ自由詩1012-4-15
返信- そらの珊 ...自由詩16*12-4-15
いっしょに歩こう- かんな自由詩6*12-4-14
ポエム- 自由詩13*12-4-14
ピラニア- そらの珊 ...自由詩20*12-4-14
- HAL自由詩7*12-4-13
1ピース_- 服部 剛自由詩312-4-12
ひとりの木_- 服部 剛自由詩512-4-9
オナえもん_第一話「どこでもオナニー」- 花形新次自由詩112-4-9
自由或いは生きる意味- 梅昆布茶自由詩2212-4-8
__尽きぬ恵み- ただのみ ...自由詩20*12-4-7
親愛なる声- HAL自由詩9*12-4-6
吊革- 草野春心自由詩6*12-3-31
星になる君とさいごの夜にいる舌の氷の溶けおわるまで- 木屋 亞 ...自由詩6+*12-3-30
氷雨- 自由詩112-3-20
DNAの息子- 梅昆布茶自由詩10+12-3-18
赤い言葉- まーつん自由詩6*12-3-16
中途半端な夜に- 梅昆布茶自由詩1312-3-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45