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パセリってなんであんなに残すひとが
多いんでっしゃろな
れっきとした野菜でっし栄養だって
野菜のなかでもトップクラスなんでっせ

嫌いでっか
飾りもんと勘違いしてはりまへんか
もしかして ....
久しぶりにその眼に出逢ったのは
スーパーへ出かけビニール袋を両手に下げて帰ろうとしていたときだった

歩道の隅で停まったままの車椅子に乗っているひとがいた
その老いたひととぼくの眼が遇った
 ....
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
 ....
きみはなぜ生まれたときに
あれほど大きな泣き声を挙げたのだろうか

この厳しくやさしくない世界を
きみはすでに知っていたからだろうか

それとも笑うことは難しいから
その代わりとして泣き ....
逃げるために酒を飲んでる訣じゃない
逃げるために仕事に没頭してる訣じゃない
酒に酔って仕事に夢中になって
忘れられる程ひとの頭は
少なくてもぼくの頭は単純ではない

いつも打ち合わせをして ....
陽はいつも温かくきみから射してくる
風はいつも穏やかにきみから吹いてくる

それは いつも答えだった
それは いつもYESだった

雨はいつも柔らかくきみから降ってくる
鳥はいつも囀りな ....
開高健の《輝ける闇》について三島はこう批評している
“ただ在ったことを見たものを書いただけじゃないか”と

もちろん言っておくが
三島文学を否定しない
開高文学を否定しない

三島も愛す ....
小3の時お袋が内職の金で
買ってくれた少年向きの一冊の本
読み始めたら辞められなくなった本

高校性になってからそれが
コーネル・ウールリッチの
《黒衣の花嫁》だと知る

お袋は僕のい ....
人生って奴は
いつでも だれにとっても
脚本もなくリハーサルもない
ぶっつけ本番なんだ
ぼくは30代の頃
浴びるように酒を呑んでいたが
二日酔いになったことがない

ぼくは良くお袋の肩を揉んだが
肩こりを経験したことがない

ぼくは殴り合いの喧嘩もしたが
一度として骨折を ....
こどもが笑って生きている国は
幸福な国だということだ

ぼくらの国は果たしてどうだろうか
こどもたちが笑っている国だろうか

きょう ぼくはなんにんの
笑っているこどもをみただろうか
 ....
今日きみは61歳になった
お袋さんの年齢を追い越してしまったね
でもお袋さんはきっと喜んでいると想うよ

50歳の頃こんな歳で
“誕生日おめでとう”なんてと
想っていたきみ

幾つにな ....
瞼を閉じるのだって ちからは要る あなたはぼくが広告界に入ったときに
すでに殿上人かのような女性でした

しかしあなたが階段を昇られる時代は
男性が重で女性が軽のときのはずでした

でもあなたはその類い稀なる才能と努力で
 ....
あなたのそんなところがうんざりするのよ
最近きみが言うのはそればっかりだ
【最初はそこが大好きだと言ったじゃないか】

だって あなたはいつもだれにでもやさしい
でもぼくが大切にしているのは ....
無傷なままで生きているひとなど
世界中さがしてもだれひとりいない
人生は悲しみと擦れ違いの連続だ
ただ時折その隙間にしあわせが隠れていることもある

また同様に戦争と戦争の
隙間にしか平和は存在していないんだけれど

だからひとはそれをこころのどこかで信 ....
だらだらと生きている
のうのうと生きている
うだうだと生きている
世間を欺き生きている

自分を騙して生きている
笑いをつくり生きている
怒りを見つけ生きている
元気にみせて生きている ....
あの頃 ぼくらは貧しかった
ラジオはあったけどTVはなかった

電話はよっぽど裕福なひとしか持ってなかった
ぼくに電話が掛かってきたら
電話のあるお隣さんが呼びにきてくれた

餓鬼だった ....
きみは阿片を吸ったことはある?
もちろんないよね当たり前だよね

ぼく?
答える必要はある?
答えて欲しい眼だね
香港でね一度だけ

でも阿片窟に辿り着くまでは
大変だったしお金も遣 ....
ぼくには、ない
その欠片すら、ない
それが不幸なのか
幸福なのかも分からない

あなたにはあるだろうか
なにかに殉じるものが
あなたにはあるだろうか
もしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとはひとを殺したいという
本能を持っているのかもしれない

でもこれももしかしたらだけれど
ほんとうにもしかしたらだけれど
ひとは ....
赤十字の理念は紛争や戦争の前線に於いても
独立と中立の姿勢を貫き助けを求める人を
平等に支援することだとされる

それは敵味方に別け隔たることはなく
傷ついた兵士も助けることだとも言う

 ....
「いってきます」とあなたが私に告げてから
もうどのくらいの水が橋の下を流れたのでしょう

おんなの直感でしょうか
もうあなたは私の元へは帰らないと
私はそう想ってあなたを見送りました

 ....
海外で活躍するメジャーリーガーや
サッカー選手たちはいつも大きな注目を浴びる
でも それをまず為したのは 
商社を始めとする無名のサラリーマン諸兄だ

メディアはニュース・バリューがないので ....
言葉は形容詞から腐ると
教えてくれた小説家がいた
祈りであるのかもしれない 四人で卓を囲む麻雀には
勝利の女神がいかに気紛れかも分かるし
隠されていたそのひとそれぞれのひと柄が出る

石橋を叩いて割れてしまっても渡らない
慎重そのものだと想っていたひとが
意外なと ....
死ぬ気でやっても
報われないことは数多くある

だからといって
死ぬ気でやるのを辞めたら

それは敗北を認めるばかりか
敵前逃亡との軽蔑すら受ける

だから自分が大事だと想ったことは ....
あなたが何故肩も背中も震わせて
歯を食いしばって泣いていらっしゃるかは
ぼくには解りませんでした

しかし あなたの嗚咽を殺すかのように
スクリーンでは人々が歓喜の真只中で
“インターナシ ....
石田とわさんのHALさんおすすめリスト(45)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それって_あきまへんで- HAL自由詩15*14-7-26
眼差し- HAL自由詩9*13-11-2
やさしさと呼ぶもの- HAL自由詩8*13-10-18
誕生賛歌- HAL自由詩7*13-8-18
或る命について- HAL自由詩7*13-8-11
Answer- HAL自由詩11*13-7-26
- HAL自由詩3*13-7-3
マザコン- HAL自由詩8*13-5-24
ぶっつけ本番- HAL自由詩7*13-4-25
ひとつの悲しみ- HAL自由詩8*13-3-30
こどもは笑っているか- HAL自由詩3*13-3-23
祝福の歌- HAL自由詩10*13-3-22
ちから- HAL自由詩10*13-3-20
遅れし弔辞- HAL自由詩4*13-3-19
本心- HAL自由詩7*13-3-18
傷なきひと- HAL自由詩9*13-3-15
隙間- HAL自由詩5*13-3-14
ぼくの日常生活- HAL自由詩5*13-3-11
ぼくらは貧しかったのだろうか- HAL自由詩9*13-3-8
純潔な眠り- HAL自由詩5*13-2-25
ぼくには、ない- HAL自由詩7*13-2-24
本能と遺伝子- HAL自由詩10*13-2-19
どうしても、ぼくには分からない- HAL自由詩10+*13-2-17
待つひと_待つこと- HAL自由詩10*13-2-16
いつか忘れ去られるひと- HAL自由詩7*13-1-22
ある教え- HAL自由詩7*13-1-19
愛はもしかしたら- HAL自由詩7*13-1-9
勝利の女神- HAL自由詩2*13-1-6
決意初め- HAL自由詩6*13-1-5
昔、映画館にて。- HAL自由詩5*13-1-2

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