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私を「お姉さん」と呼ぶ

妹が

電話で「離婚する」と言った

妹は

あの親の魂に

しきずられているのだろうと思う

ここまでの妹の顛末は

自己愛からなるあ ....
子供たちの手はあまりに小さく
死を乗せるには頼りない
持て余された欠片は
静謐な砂漠の砂のように
足元に溢れ
踏み潰され

「見た? 見えた?」と誰かが囁いている
「アレかな? よく見 ....
向き合わないために

負ぶっていた


義務のペディ


両手は

私のものであるために
そのころの空は

むくむくと湧いた腸色だった


こころを鎌で斬られた

記憶の底に眠らせたはずの痛み

なぞればまだ

鈍く疼く気がする


体内に残る鉄片が

いつ ....
a loop is a loop is a loop is a loop is a loop is a loop is a loop is .............

<和訳>
わはわはわはわ ....
風のルアーを投げる 冬に連れるのは地吹雪ばかりだ
捕まえても逃がすよ 大丈夫
「キャッチ アンド リリース」が信念だから
俺は俺を他人によって証明する。

逃げる男

全てから逃げてきました。

学業から逃げてきました。
音楽から逃げてきました。
詩作から逃げてきました。
労働から逃げてきました。

 ....
びすけっと

月の形のがすき

ブランコ

真夜中にブランコ

びすけっと


お前を

食ってやりたい



お前を

食ってやりたい


三日月にして ....
闇蔓 

白肌の君の胸
あれは夏の昼の 
湿りを帯びた触覚
儚い情事の床

柔らかい君の喘ぎと
裏腹の薄暗い罪悪の灯火
吹き溜まりホテル
しだいに蔓が巻き覆う


また夏が廻 ....
あと1時間できょうの私は死ぬ

瞼が緞帳のように落ちてしまったら

もう死ぬしかない

そう思うと

込み上げる哀しさは

あした生まれると知っていても

今を

まだ生き ....
温泉のあと
湯気もほやほやで
畳椅子に座り
ビン牛乳を
ゴクゴクゴクッ 
と飲み干す
至福を

死ぬ間際に
嗚呼..
したかったなぁ
などと
後悔しないために
今度の休日
 ....
豪雪地四人一家小旅行

運転中突然吹雪急停車

道迷親父冗談皆沈黙

宿発見客皆双子薄笑

何故夜中兄弟強引宿探検

覗穴人間細胞分裂中

捕獲済兄弟隙見脱走劇

大騒動一 ....
背中合わせに君の奏でる音を伝う
絡めるのは小指だけで構わない
僕を歌って
最高の褒め言葉をくれる人がいるそうだ

タダで


広告料でも入っているんだろうか

いや

実はすごく自意識過剰なんだろう


世の人は

自分に利益のないことは

 ....
俺の十字架のような運河が
暴風雨のなかで俺を突き抜ける
透明な脳髄の音楽は花崗岩と衝突し
恐ろしい火花を撒き散らしている
あおじろい疼きの樹木さえ
脱出する未来から吹いてくる風だ
慟哭する ....
   喜びは天まで昇り
   はじけて消えた

   哀しみは砂漠の水を
   補給できずに

   怒りは津波を起こし
   人身家屋をうばった

   楽しみはいま文字がつづれる ....
ひとつの場面をたどっていると

ときどき自分が

何処にいるのかわからなくなる

重なる二つの世界をずらせて

やっと戻ったとき

この場所の私の現実が

重たくて虚しい

 ....
{ルビ消色=けしき}


白磁器に付着した口紅を懸命に右手の親指で拭き取る。

すべて消え去った氷の冷めないグラスの紅を拭う。

ガラスのわき道で電波を待ちながら鏡越しにグロスを見つめて ....
   
   とどのように寝返りを打つ
   からだが痛い
 
   とどのように寝返りを打つ
   一睡もできずに横になっているからだ
 
   不眠症のぼくは4時に起きる
   強 ....
雪が降っている




ああ


いい雪だ






風がない



自分の重さで降っている



自分の軽さで落ちている



大きくなれば
 ....
  そうしていいこともあった
  悪いことがほとんどなのに
  
  大志をいだきすぎたために
  ついへこんでしまう暗渠が

  ぼくの大陸棚を転げ落ちて
  ゆく 

   ....
人形の埋め込まれた眼を

じっと 見ていたら

触ってしまった


いや

爪で引っ掻いてた

まばたき しやしないかと



ごめん
蒼い花がすきだよ

キャラウェイ

猫の名前

大きな星が一人いるよ空に

一匹の犬が

死にそうだよ

誰か

聞いている?

わたしの見えない声

蒼い花がすき ....
土曜日も学校があった頃の話

お弁当だった

わたしはよくお弁当を忘れた

作ってもらえなかったのではなく

わたしが忘れて学校に行くのだ

姉はちゃんと持っていく

姉はおか ....
詩を書く人たちの集うテーマパークで
さようならを言わずに
扉をちゃんと閉めずに出てきてしまった

わたしは
もう一度入ろうとしているのか

それとも
その扉を閉めに戻るのか

立ち ....
あなたの自転車の
前輪ホイールの中に
くたばったハムスターみたいな




鍵をかける
指のやわらかさ
にすら蓋をする
ないことになっている
あたしのこのこい
 ....
しゃーっきんを 元にもどーしてえーーー
と言う虎屋の八にぃ
キンキンキーン キキンキーン


ドッキリドッキリドッキリ
ドッキリドッキリドッキリ
キッチャイナーキッチャイナー
ア  ....
「いらない」と言われた私は

人でありながら物だった

女でありながら

物として

「いる」とか 「いらない」の扱いをされる

その程度の存在だった

あなたの世界では罷り通 ....
歩調と心拍音が 寄り添う時には

すこし たちどまり 違う事をかんがえると


いいよ


ワイパーが ガリガリ と いやな音を立てている。

煙突から ぼこぼこと 白い雲
 ....
野茂がいなけりゃ、イチローだってICHIROにゃなれなかったんだ。
忘れてんだろ、そこんとこ。頭おかしいぜ、てめぇら。

でも野茂が行かなくても、新庄はメジャーに行った気がする。
誕生日が同じ ....
石川和広さんの未詩・独白おすすめリスト(194)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 蒼木りん未詩・独白1*05-2-15
さよならの挨拶を- いとう未詩・独白7*05-2-15
背中の温もり- 蒼木りん未詩・独白2*05-2-14
白眼- 蒼木りん未詩・独白2*05-2-9
るーぷ- がらんど ...未詩・独白105-2-8
釣り- ふく未詩・独白1*05-2-7
G*4No.2- 或本仲一 ...未詩・独白105-2-7
ビスケット- 蒼木りん未詩・独白2*05-2-7
あんまん- 蒼木りん未詩・独白2*05-2-7
ゴム風船- 蒼木りん未詩・独白1*05-2-5
あー_ゆ_おけ?- 蒼木りん未詩・独白2*05-2-4
恐怖旅行- ふるる未詩・独白3*05-2-3
背狭- 未詩・独白705-2-2
ホメオスタシス- 蒼木りん未詩・独白3*05-2-1
慟哭なのだ- 青色銀河 ...未詩・独白205-1-31
生きるということ- 天野茂典未詩・独白605-1-31
此処にいる- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-31
消色- 未詩・独白3*05-1-27
とどのようにじっとしていられない- 天野茂典未詩・独白205-1-27
- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-26
ジャケットの間からつめたい風が訪れてきた- 天野茂典未詩・独白405-1-25
- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-23
キャラウェイ- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-23
「先生_お弁当わすれました。」- 蒼木りん未詩・独白7*05-1-23
自由- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-22
冬のあなた- フユナ未詩・独白3*05-1-22
歌ってみてください- 山内緋呂 ...未詩・独白505-1-21
落度- 蒼木りん未詩・独白1*05-1-21
smoke- GGP未詩・独白105-1-21
完全なる独り言- 虹村 凌未詩・独白3*05-1-21

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