すべてのおすすめ
漫画の登場人物のようには成れないよ彼らにはみんな全員全員全員夢があるから



何かを極めること何かに責任を持つこと僕らには分からない言語を使うこと



どの能力も平均程度にあること ....
冷蔵庫のモーター音と十三夜 鮮度をたもつ死にたての肉



振り下ろしゴトリと落ちたカマ、頭 あなたと絞めた女の眼に似て





パーティは終了しました 台拭きが反芻してる二つの ....
乾かないTシャツ残して出かけたら今日はいちども猫に逢えない



セーターの襟首ざっと引き上げて毛糸の匂いの世界にいるよ



パジャマから追い出されてる春だからはだかんぼうで抱き ....
 今ここに僕がこうして生きるのは垂れ流された奇跡のせいだ



 玄関に白熱燈が灯ってる家のつもりで待ちます君を



 苦しさを必死に証明してるのは強くなるのをサボりたいから

 ....
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった


しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜


爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
 ....
         トンネ            暇 
       では   ル内      渋  余    
      会       で    滞  の  
     都        も ....
 
管制官、飛びます、どうぞ。---------------そう残し春のブルーと着床をした



「あー、ごめん。2008年マイドラマ第一話で君、もう死んでるから」



寂しげな水 ....
 
使い切ることなく無くす消しゴムのように見失った第一話




赤、明滅、遅れて届くサイレンに共鳴をする喉笛の穴




干上がった水たまりは遺跡に似て踏みつけられず進めぬ真昼 ....
幾度かの春を迎えてみたもののリセットした振りまだ知らん振り


あの晴れた日の出来事が第一話なら明日の朝は何話目かしら


手を引かれ新たなホームへたどり着くそれすら何度も忘れぬように
 ....
 さようなら  将来に死に装束を着せたすべての心臓たちよ



 他人から見れば大したこともなく第一話ばかり毎週流す



 分岐点で失敗→リセット…そういえばセーブした場所なんて ....
遠ざかる夏の約束今さらに水たまりに咲く蓮の鳴き声




失ったものなどひとつもないような ちいさな津波のあとのリセット




くちづけで透明なピリオドを打つ始まらないままの第一 ....
重なった指、ブラインドから漏れた光、第一話、春、終わりの始まり、


さようならカシオのG−SHOCKカシオ以外のG−SHOCK君以外の僕


着席のベルは空襲警報みたい、みんな笑って ....
一年生手を挙げるクルブシだけが覚えてるハーメルンの笛


前髪をピキンピキン切ってゆくハサミ歩き出す水たまり春


球体関節人魚のたましい夜中タマゴはつるりと剥ける ....
人生のリセットボタンがあったって押した誰もが覚えてなくて


しっかりと波を作れよ第一話、波乱もないまま終わらぬように


終点に行き着いた彼女バス降りてドラマは遠く走り出してる


 ....
春はそう、不誠実にも始まってリセットボタンに手が出る日曜

不意に鳴る着信音は君からで、春が終われば設定消さなきゃ

口笛をエプリルフールに吹いてみる、嘘としておくひとつの別れ

さよ ....
たましいを明け渡す日が近づいて焼き尽くしてる悲しみぜんぶ


彼死んであなたも死んでわたし死ぬ繰り返そうよ全滅リセット


さようなら踊りあかして汗まみれくたびれたけど休んで次 ....
瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ



水仙を手折った君の指先が夕陽で赤くて綺麗で恐くて



ぬるいよる鏡の自分と目が合ってさびしそうだねって笑ってあげたの ....
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ....
{引用=


水底で送受信を繰り返すようなあなたのさびしさが好き



水道水注いだグラスを一度きり鳴らして僕らは夜へと、流れて



満月の灼熱のようなかなしみに入水してゆ ....
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す発情都市への宣戦布告
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す蜂の巣になる君が好きでした
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放すたやすく好きとかいうなばかもの
 ....
コンパスは曲がっていびつな丸だけど繋ぎあえたね みぎてとひだりて


荒野から帰れない人の手を引いて一緒に迷える勇気をください


空も海もポストも電車も燃えていて誘爆するまであと1回のキ ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
こめかみにあてたガラスのピストルの引き金を君に引いてほしいの


さびしさに湿った獣を飼っている、解かれた鎖、と投げ出した足、


両親の祖父母の曾祖父母の骨でできたリコーダーを吹く小学生 ....
{引用=タイトルが半分くらい省略されてしまった。


日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話をしていると、それが積み重なって、「いつも控えめにだけどよく笑っている、感じのい ....
列車から{ルビ放=はな}った鮮花は孤児だから一枚一枚懐柔していく



長針の長さか短針の長さかと午前午後とも振り切れてなお



隣家の瓦のいろを確認する軋む板間にうぶ着の陽光
 ....
おだやかな雨のすきまのファンタジア、合わせ鏡に時計を捨てて




お逃げなさい、鳥のかたちの切なさよ翼が翼を捨て去るまえに




細々と千切れて可憐な嘘ばかり燃やせやしない夕暮 ....
抱く、抱けない、花占いの吐瀉物をすくいあげ我の濁流を知る


注がれることは満たされることとは別の話だとわかっていました


不純物が混じっていたのか培養液 自滅という名の細胞分裂

 ....
目に見えるものには私が見えている 見えないものに見られていたい



夢の中で君が泣きやまないことを遅刻の言い訳にした月曜日



大吉の籤に埋もれて死んでみる あ なん だやっぱり生 ....
傷ついた黒板にチョークでキキキと悲鳴を書いた聴こえてますか?。


感情が通ります白線の内側までお下がりください「バカ!。」




口数の少ない入り口 ....
ここまでが皮膚ここからは粘膜と褥にて解剖学の夜

ゆらゆらと灯籠廻るわたくしと死者とを分かつべく廻りたり

世界中で僕が一人になるまでは椅子取ゲームの音楽はやまない

眠りたるをんなを残 ....
本木はじめさんの短歌おすすめリスト(318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死因は五月病- ピッピ短歌608-5-17
キッチン/ミッドナイト- 石畑由紀 ...短歌208-5-12
snap- westneri短歌3+08-4-26
垂れ流された奇跡- 河原いさ ...短歌4*08-4-21
ながれたそうめんあつめていった- こもん短歌9*08-4-12
都会_四首- ピッピ短歌808-3-28
春のブルーと着床- 石畑由紀 ...短歌6*08-3-26
【短歌祭参加作品】十秒後の世界- 石畑由紀 ...短歌1008-3-21
【短歌祭参加作品】結局なんら変わらない日々- 容子短歌408-3-20
【短歌祭参加作品】メジャリカ・マジョルカ- ピッピ短歌1908-3-19
【短歌祭参加作品】かげろふの、むこう- 望月 ゆ ...短歌22*08-3-18
【短歌祭参加作品】肺病み- しろいろ短歌14*08-3-17
【短歌祭参加作品】「歌を忘れりゃ新品ってコト♪」- ふるる短歌11*08-3-15
【短歌祭参加作品】序盤に郷愁ボタン押したら戻し方わからなくな ...- 木屋 亞 ...短歌8*08-3-14
【短歌祭参加作品】春は不誠実にも始まって- たにがわ ...短歌1208-3-12
【短歌祭参加作品】一度しかないからあきらめでも新しい- こもん短歌808-3-9
青色遊戯- しろいろ短歌1208-3-4
ラララ- しろいろ短歌908-2-25
夜の進水式/車輪- しろいろ短歌11*08-2-16
チョコレイトマシンガン- しろいろ短歌16+*08-2-14
片道切符- しろいろ短歌5*08-2-13
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
あれは春じゃない- しろいろ短歌5*08-2-5
日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話 ...- ピッピ短歌2108-2-1
初夜- 簑田伶子短歌14*08-1-29
◆幻想連鎖- 千波 一 ...短歌5*08-1-27
『感』だけが- 石畑由紀 ...短歌7*08-1-21
中指を立てて待っているのに- ピッピ短歌808-1-13
「_キキキ。_」- PULL.短歌5*08-1-13
なくしたものを雑詠- 山田せば ...短歌308-1-12

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