すべてのおすすめ
(RT会議室Aでの出来事)



暗い部屋AC機器のランプだけあたしじゃなくて窓を開けたの


新しい部屋は2人も入らないよ1.5人入れば充分


泣くだけのお部屋があるの地下五階 ....
もう大人になった気がして二本足で立つことにした誕生日


「生命線を持って生まれたかった」スクラップされていくロボット


大福だと思って食べたら素甘だったという悲しみを背負う
 ....
漆黒の派手な呪文を唱えたらポップコーンは胸にぽろぽろ



あかきいろきみどりみどりあおぐんじょうお目目ぱちくりコズミックガール



遊園地ポケットティッシュピンク色ガールスカウト整 ....
ガソリンスタンドで働く父のために埠頭で釣りをする母


サンドウィッチにはさまれたクラゲがただ干からびていくのを待ってる


ヒツジの皮を被ったケダモノだが牙はすでに抜かれてし ....
  暮れていく夏空に似た恋をして大人になったつもりでいたの


  言わないでほんとはもうね気付いてるあなたは優しいだから辛い


  どうしても言えない言葉を胸に抱きあなたとわた ....
  暖かな雨に追われて迷い込み君と出会った六月の町


  徒に花びら数え占った恋の行方を君も知らない


  花は花やがて綻び散るものの定めの前に花鋏有り


  裏庭でか ....
東京より来たる夫のたこ焼きを返す手つきもあざやかになり


年少の子の足下に犬伏せる晩飯時の特等席なり


形だけの詫びにと届くふた箱のいちごが黒くなってく野菜庫


さっき ....
「男なんて男なんて男なんて」スカートに泥跳ねてるオンナ

「メロンってあるラインから不味いよな」あるラインから男になる筈

安っぽいライトを浴びて身体売る僕んちへおいで夜店の金魚

久々の ....
筍が好物だったじいちゃんのお墓は竹に隠れて見えない

ぷにゅっと踏んだよウミウシを去りがたい海に別れを告げるため

ご先祖の霊はゲームをセーブして茄子に乗っかりゆっくり帰る

来年もここの ....
数式で埋め尽くされている短歌学習帳 静かな生活

繁華街首を絞めあう帰り道一人で買った大学ノート

地下鉄に紙を破って貼り付ける立てないくらい花の色です

すれ違う君が脱いでるスカートのほ ....
筍の感情 同じ夜ばかり見ているはずの違う自分が


ウミウシを夕餉に出される漢字では書けないような場所に来ている


飛行機が墜落してる茄子を買う少女のようなまなじりをして


 ....
手を結び子どもの顔して軽々と瓦礫の丘を越えるものらよ


君が見るわすれな草のみずいろが欠けたる空の隙間を埋める


散りさくらアスファルトの上なお走り側溝に飛び込みようよう息絶う
 ....
またひとつ橋が作られ繋がれど私はどこにも繋がらずにいる




階段の踊り場の窓すぎるうた渡り鳥の声かぞえゆくうた




道ばたの雪のかたちに触れるたび光ふちどる ....
中庭に緑の影を落とすのは独りのために建てられた家



階段と蔦からむ窓ゆらす音めぐりめぐる手すがた持たぬ手



門と門くぐる者なき中庭に降る雨のよな鳥たちの影


 ....
原に舞う少女の肩に髪の毛に見えない蛇がうずくまる午後



くずおれた樹と鉄塔は野に沈み過ぎゆくものの夢をみている



花ひとつ口に含んでまた戻し蛇と少女の無言のくち ....
フラッシュが焚かれて君は三歳じゃ作れなかった微笑みをする


「帰ろうって決めたのはいつ?」「おとといの君の電話が二度鳴った時」


空なんて仰がなくたって小銭入れの中に銀色の桜ひ ....
雪のないアスファルト踏む嬉しさに駆け出して跳躍 春が好き


こりこりと先のほうから順番にリズムとられる 竹の子が好き


{ルビ冷酒=ひやざけ}と桜とおにぎりがあればふわりと楽しい 御花 ....
君と手をつないで見てる赤い空 春の毒皿どこまで喰らおか


満ちてゆく月を恨みつその日まで素知らぬふりで花摘む逢瀬


かの人を心で百度斬ったとて力なき手は髪を梳くだけ


つい ....
風呂上りの一杯がうまいと言った父は二度と出てこなかった


キリンが大量発生した日は知らないものに名前を書いてた


「呆気なく過ぎ去っていく春」と落書きされた犬が可哀想に

 ....
不安げに緑を歩む鳩の目がふと振り返り鴉になるとき



手のなかの鳥の器に降る震えこぼれゆくままこぼれゆくまま



いつわりの光の模様の窓をゆく姿を持たない鳥たちの列
 ....
自転車をこぐと水車の音がする流れを馳せる冬と春の背



午後の陽の光と音のお手玉が言葉に変わる冬と春の手



こぼれゆく言葉は道にかがやいて見つめつづける冬と春の目 ....
{引用=001:声}
なかゆびで喉の尖りをころがして昨日の声の輪郭は何処


{引用=002:色}
風色の蝶つかまえてくれるなら、と少女の瞳にじむ雨音


{引用=003:つぼみ}
 ....
大声で花粉症の話をするおとなになどなりたくなかった


雑踏でふと耳をすます。どれが僕の足音かわからなくなる。


工事の人が標識と同じ格好になった。さっき一瞬。


ゾ ....
{引用=1:声}
暴ければ骨がみえるようつくしい燃ゆる緋色の声みえずとも

{引用=2:色}
郷愁もあざけってくれ雨粒に色などないと笑う君なら

{引用=3:つぼみ}
花つけず逝ってしま ....
いつまでも星の見えない東京をピンクに塗った兄貴を和姦



声優の違うのび太は土曜日の昼ドラなんかに癒されている



ジーパンのチャックを開けてメギラマと唱える男子トイレの隅 ....
楽しいショーの始まりだ!と言いながら僕らは産まれてきたはずだ


僕に名前が無かったころ、魂は行き先を欲してなかった


たくさんの人、たくさんの名前、溺れそうになって君の名を呼ぶ ....
{引用=
Re:詩歌
http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=29702

本木はじめ「優しいひとへ」
http://po-m.com/forum/ ....
表情を知らないつぼみを唇ではさむ昼下がりの空のした

唇に花びらの裏の淡い色ついたと騒ぐ君が剥がれて

太陽を閉じたつぼみで隠すとき熱がしとしと茎に滴る 

置いてきたひかり、はるかな百合 ....
この道は誰が奏でる笛なのかさみしいばかりかなしいばかり



雲のない空を見上げて歩きゆく光を知らぬ光の穂の道



はたはたと星をつかんだ曲がりかど野をわたる声ふりかえ ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声

親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた

表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」

四文字のあ ....
本木はじめさんの短歌おすすめリスト(318)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
部屋- ピッピ短歌605-5-20
二足歩行- バカ男短歌1605-5-18
ながしそうめんリフレイン・(色や絵/その他)- ふるる短歌10*05-5-17
飛翔- バカ男短歌11*05-5-16
夏空のオペラ- 嘉野千尋短歌8*05-5-14
紫陽花ヶ丘- 嘉野千尋短歌16*05-5-12
【短歌祭参加作品】家族譚- 紫野短歌4*05-5-12
好きってどういうことなんだっけ- ふるる短歌5*05-5-11
さようなら- ふるる短歌3*05-5-10
短歌学習帳- りっと( ...短歌305-5-7
【短歌祭参加作品】沖縄にて- ピッピ短歌4*05-5-4
- 紫野短歌305-4-22
仮歌(かりうた)- 木立 悟短歌205-4-22
廃園- 木立 悟短歌605-4-18
ノート(姫と蛇)- 木立 悟短歌705-4-15
わかってる- ピッピ短歌705-4-11
春が好き- ヤギ短歌7*05-4-10
暁待花- 紫野短歌10*05-4-7
ファミリー- バカ男短歌11*05-4-5
ノート(鳥)- 木立 悟短歌705-4-5
冬と春- 木立 悟短歌5*05-4-5
題詠マラソン2005_001-010- 汐見ハル短歌405-4-3
春と呼ぶにはまだ早い日- バカ男短歌9*05-3-30
題詠マラソン伴走_001-010- 待針夢子短歌3*05-3-29
eternity- ピッピ短歌8*05-3-26
誕生- バカ男短歌23*05-3-25
幸せが続けばいい- ピッピ短歌605-3-24
指で色づき始めたつぼみを撫でながら詠むうた- 短歌4*05-3-23
ノート(道)- 木立 悟短歌805-3-21
アポロで弧を描きながら詠むうた- 短歌5*05-3-21

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