すべてのおすすめ
そこには夜のみだらな狼藉もなく
煌々と一個の卵が一個の月に向かっている
「静物」より
吉岡実(よしおか みのる)の詩集『静物 ....
二つの日のあいだのある一日、そしていつものように、星のない夜という夜はなく、女の長い腹が、それは小石だ、ただ眼にうつるもの、ただ真実なものが、瀑布のなかをのぼってくる。
....
首相も、都知事もよくは知らない在日米軍の「抑止力」。ジャーナリストの高野孟がニュースサイトの「Infoseek 内憂外患」に『“抑止力論の罠”に絡め取られた鳩山首相 ── これでは普天間問題は解決し ....
「えーっと、どれどれ……。……お、あったあった。………これやがなこれやがな。えぇ。今週号が出るんを一体どれほど待ったか。えぇ。ウン、…マァ、どれほど待ったて、二週間待っただけなんやけどな。お、ちゃーん ....
実話です。
僕は三十歳の男性サラリーマンですが、どうにもこうにも行き場が無いので投稿してみました。
気が向いた人は『いや、それは違うよ』とか『そう!それで正解!あんたは間違ってない!』とか無 ....
「書斎に於ける詩人」
それゆえに・・・・・
儂(わし)は雪の振る日の午下(ひるさが)り
水晶のやうに明るい牕(まど)ぎはの長椅子でこれを誦(よ)む
嗚呼(ああ) 書籍よ
爾 ....
凝縮された思いが風船のように膨張して、弾けた飛沫が言葉になった。
そんな鮮烈なイメージが浮かんだ。それほど思わぬ角度から言葉が繰り出してくる。
凡庸に収まらない突き抜けた斬新さが、この詩集の魅力だ ....
「雨」
南風は柔らかい女神をもたらした
青銅をぬらした 噴水をぬらした
ツバメの羽と黄金の毛をぬらした
潮をぬらし 砂をぬらし 魚をぬらした
静かに寺院と風呂場と劇場をぬらした
この静 ....
「春」
てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を渡って行った。
「春」という一行詩です。
作者は安西冬衛(あんざい ふゆえ)。僕の最も好きな詩人のひとりなのです。
安西冬衛の詩との ....
この季節はシャツの白色がやけに目につく。ころもがえ、おろしたてみたいな青い白や、あせばんだうなじの学生。来る暑さに女の子たちは胸元や腿をあるだけさらけ出すから、肌色が急に増えるのもこの季節。
緑 ....
「ほら、パパもこっちへおいで。翔ちゃんこんなことできるもんね〜」
片言をようやく脱した翔は、生意気なことばを言いながら動き回っている。
ここ2、3日で急に寒波が来て今にも雨からみぞれに変わりそう ....
つまらぬやり取りにエネルギーが流れすぎたかも、という反省からこの際自分のセンスというものを再点検してみようかなと思い立った。
現在、このサイトでの私の「おすすめ」作品が671ある中で、1ポイント ....
ある晩、友人を呼んで、呑ン方をした。
小鉢をいくらかと、おでんも拵えて良い気分で酔っ払う。
私は、飲むのは好きだが酒には弱い。
その晩も、夜半が見えれば愈々眠たくなってきて、座椅子で眠っていたこ ....
嫌な品物、「ゴルフバック」だ。夫の秀太郎が、いつもゴルフ場から送ってくるのだ、この15年で何回受け取っただろう。ミサキは嫌々印鑑を押す。
奥のクローゼットまで引きずるように、持っていくのも一苦労だ ....
仕事を1週間休み、家族の理解を得、
接心(座禅の修行)に行ってきました。
場所は朽木にあります。
僧ではなく、珍しい民間の老師様で、
小浜に熱心に参禅されながら見性された方です。
....
青い顔をした老人は路地裏を杖をついて歩いていた。どこからか漏れてきた白い蒸気が路地全体を雨上がりの草叢のように湿らせている。
白と茶のまだら猫が前を駆け抜けていった。人の気配はない。この辺りにも ....
『在沖縄海兵隊グアム全移転』という議論(英語訳された記事『官僚が隠す沖縄海兵隊グアム全移転』をめぐってhttp://po-m.com/forum/myframe.php?hid=3387)については ....
晴れた日には私自身、釣りによく出かける。釣りに出かけたとしても特に魚など釣れはしないのだけれど、以前バスプロについてのことをフォーラムに書きこんでしまったことを深く反省している。そんなふうに昔は最近の ....
「お兄ちゃんなに書いてんの?」
「小説」
凛が俺の肩に体重をかけてパソコンを覗き込む。凛は小学6年生の高野山生まれの少年だ。
「これ、どういう意味?」
青春を肌に感じ ....
{画像=100421224443.jpg}
高尾へと向かう中央線の車窓から、シャッターを切った。
翌日、自室で現像したネガを、ライトボックスでチェックした。
テニスコートを撮影したコマが面 ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」
ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
【7.25 晴れ】
am7:00 起床。
よく眠れたおかげで体が軽い。
共同サロンで朝食のヨーグルトに蜂蜜を入れてかき混ぜながらル・モンドを広げていると、昨日の学生グループが揃ってやってきた ....
【7.24 快晴】
am12:00 タイのバンコクに到着。
空港の有料トイレを使用。
いつも思うのだが、排泄にお金を払うのは人間として納得いかない。
再びルフトハンザ機に乗り込み次の中継地 ....
御陵原萌美(めんどくせえ、一発変換できないハンドルネームって好きじゃないんだよなあ、どうせころっころころっころ変更するのわかってるから単語登録しても無駄なのわかってるし)氏の公開書簡http://po ....
{引用=
(あの時こうしていればよかったなんて思っても、本当に戻れたら、きっと同じことをするに違いないのに)
}
【7.23 快晴】
am6:00、起床。
モーニングアラームをセット ....
寒い
だから余計目は開かない
遠くの方から誰かが僕を呼んでいる
そっと
頬を叩いている
猫が空を飛んでいる
1匹じゃない
何匹もの猫が
鳥が飛ぶ代わりに猫が飛んでいる
僕は喉を鳴 ....
詩を書き始めてから四半世紀以上になるが、いまだにこうすれば詩が書けるという方法論を持たない。そのくせ、詩を書きたい、書かなければならないという、妙な切迫感のようなものにずっと追い立てられている。そし ....
スニーカーは高いし、デザインも良くなかったので買わなかった。冷蔵庫には買ってきたばかりのコーラが入っている。 そんな気がする。海外で開発されたやりかたで、休みもなく会社に閉じこめられていたのはいつだっ ....
隠す理由もない、あらゆるすべては、大学時代の僕がどうなっていたのかは。一日中家にそのままだったりしていた、そんなふうに僕自身を拒むのだった。サッカーなどの試合となると、周りは血気盛んになって怖かったか ....
「代打屋」という競馬用語が使われなくなって久しいが、
先日引退した菊沢隆徳騎手は腕のいい代打屋だった、といっても過言ではないだろう。
重賞10勝のうち、テン乗りで4勝。特別戦になると枚挙に暇がない ....
salcoさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(94)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
大好きな詩人を紹介してみます__「吉岡実」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-6-4
大好きな詩人を紹介してみます_『処女懐胎』ブルトン—エリュア ...
-
非在の虹
散文(批評 ...
3*
10-6-1
抑止力というイメージ
-
A-29
散文(批評 ...
2*
10-5-31
コンビニ
-
捨て彦
散文(批評 ...
2
10-5-31
いつまでたっても
-
TAT
散文(批評 ...
3+*
10-5-30
大好きな詩人を紹介してみます__「日夏耿之介」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-5-29
ブリングル御田詩集『次_曲がります』
-
渡 ひろ ...
散文(批評 ...
6*
10-5-28
大好きな詩人を紹介してみます__「西脇順三郎」
-
非在の虹
散文(批評 ...
6*
10-5-26
大好きな詩人を紹介してみます__「安西冬衛」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-5-23
薔薇のこと
-
はるな
散文(批評 ...
2
10-5-22
手
-
森の猫
散文(批評 ...
2*
10-5-19
1ポイントの至福
-
まどろむ ...
散文(批評 ...
13+*
10-5-18
猫
-
アマメ庵
散文(批評 ...
3+*
10-5-13
ゴルフバック
-
森の猫
散文(批評 ...
2*
10-5-7
修行ウィークなのだ。
-
八男(は ...
散文(批評 ...
2
10-5-6
薄暮
-
within
散文(批評 ...
3*
10-5-6
『在沖縄海兵隊グアム全移転』の白黒について
-
A-29
散文(批評 ...
3*
10-5-1
円盤の空
-
番田
散文(批評 ...
1
10-4-30
彼らの時代
-
済谷川蛍
散文(批評 ...
3
10-4-22
影
-
「Y」
散文(批評 ...
1*
10-4-21
詩歴について。
-
いとう
散文(批評 ...
32*
10-4-20
FREE_HUGS・Ⅲ
-
高梁サト ...
散文(批評 ...
6*
10-4-14
FREE_HUGS・Ⅱ
-
高梁サト ...
散文(批評 ...
8*
10-4-11
基本的な食い違いについて
-
山田せば ...
散文(批評 ...
4
10-4-10
FREE_HUGS・Ⅰ
-
高梁サト ...
散文(批評 ...
5*
10-4-10
Flying_Cats
-
Oz
散文(批評 ...
4
10-4-8
詩の書き方を求めて
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
2+
10-4-5
アシックスだったスニーカー
-
番田
散文(批評 ...
3
10-4-3
晴れた夜の日の中で
-
番田
散文(批評 ...
1
10-3-23
「名」馬列伝(17)_エイダイクイン
-
角田寿星
散文(批評 ...
4*
10-3-18
1
2
3
4