すべてのおすすめ
あたしにとっては
衝撃的な出会いだった
あたしのキモチは
反転し
燃えあがり
熱くなりすぎた
じれるような日々
会えないつらさ
つのる愛しさ
無機質でも
あたたかい ....
ま ず し さ と い う 物 質 良 な 乾 キ は こ こ ろ
し ず け さ が わ れ を 良 貨 し 物 ラ は 故 郷 と
ろ う 人 や め な る か と 問 い ....
融けてゆくチョコレート
アイスの口当たり
極上のとき
彼女は笑った
スネアドラムの音
今宵の月は三日月だ
リズムに乗って
肩を揺らす。
楽しいひと時
ずっと前から
思ってい ....
水溜りに
水滴が落ちました。
波紋が伝わり
終わりました。
人を幸せに導く
私達の世代の務めです。
よく考えよく行いよく笑う
人を許して、優しくしよう。
命の波紋を伝えて
皆 ....
ガーベラ
モッコク
ミモザ
ナデシコ
ツユクサ
ゼラニウム
アジサイ
コデマリ
パンジー
シラン
ユキノシタ
キバナコスモス
拍手の中
ピアノコンクールは
始まった。
絶対上がるまい
そう誓って舞台に出た
手が震える
汗をかく
頭が白くなる。
始めが出てこない
無我夢中で弾き始める。
いま ....
半径1キロは 眉だけちょいと描き
でかけてしまう
基本 ファンデーションは
嫌いだから
細かいピュアパウダーの
薄いファンデを
専用のブラシでくるくる
なぞる
ピンクのチークも ....
あんなに焦がれた貴女との花解き
たったの一度ことなるならば
一度だけが故それがこんなに苦しいならば
なければ良かった
そんなに恋しい訳ではなかったが
たった一度の花解き
男は忘れる ....
仲間の為に
命を捧げよう
自分を殺して
人の為に生きよう
いくら自分は
辛い思いをしても
人が一人笑顔になれば
それでいい。
少しでも良い思いを
させて上げたい。
苦しみを ....
わかりません
と、言った私の言うことが
わかりません、という顔を貴女がしていました。
貴女は、わかりません、を
私の胸から摘んで取り出しました。
私のわかりませんは、氷山の一角で
とりあえず、食卓に置 ....
新しいことをする時の
緊張感
背筋がゾクゾクして
顔面が赤くなる。
偉い人にお伺いを立て
人に頭を下げる。
半ば強引に押し通す
成功か失敗のばくちの様だ
根回しをしろと言うが
....
ふわふわの雲の上を
歩いて
ふわふわの心に
着地する。
くるくる風車は
回り
くるくる目玉は
回る。
欲しいものを1つ上げよう
と言われても
私のような者には
勿体無いお ....
1
妻は、朝起きられない私がニワトリになろうと決意するのをみて、包丁を研ぎ始めた。
2
ほんとだよ、を繰り返す恋人の話に、うそでしょ、と繰り返す彼女は、恋人が嘘になるよう、お祈りするのを欠かさない。 ....
学校の先生は
何でも知っている
顔をしているけれど
何一つ分かってない
だって世の中
分からない事の方が
多いんだもん。
本当だよ
分かっている事は
極僅かなんだよ
完璧な ....
世の中好転してきた。
毎日楽しい。
毎日疲れ果て眠る。
今日は特別な日
今日は楽しい日
今日は終わらない。
笑って
泣いて
叫んで
楽しんで
人のこと
考えないで
....
日曜の浜辺を少女が歩くと
海は境を失って
空気のすべてが海になる
宛先のないという名の手紙
インクが海に溶けだして
魚になって泳いでいった。
悲しそうにうつむいて
少女は機械に話します
「電波の届 ....
田舎の片隅にある小屋
道具が沢山置いてある。
子供達の基地になっていた。
間違えて柱にぶつかり
小屋が傾いてしまった。
大人達は驚いて直しに来た。
誰がやったとかは聞かれなかった。 ....
「other=M」
浜名湖畔に住む老人が、言葉を発しない
物語調に、省みた波が今日もM字を描く
潮干狩りにきて、指を挟んだカニのハサミが外れてしまう
僕のせいじゃない
骨を砕いたような雲が
大声で笑 ....
今日の空は青すぎて善人しか似合わない
大手をふって歩けそうにないから部屋にいる
閉じる部屋の
向こうにあなたはいるでしょう
きこえない
音を見ようと研ぎ澄ます
それでもまた
己のドア ....
たかい
たかい
あったかい
たかい
たかい
あったかい
だれかのうでに
だきあげられて
たかい
たかい
あったかい
あれから
なんじゅうねん
たかい
た ....
どの花瓶になるだろう
竹のはなが生けるのは
月の国から降り立って
娘は、衣を置いていく
静か揺らめく白い羽衣
薬の燃えた、白い灰煙
糸のようにすっと伸び
あなたの元に ....
その舗道の影は
拾えそうなくらいに黒いじゃないか
お前さんのチョコレートの髪は
このカンザスの太陽で溶けちまわないのか
荷物のなかに
傘がなくても平気か?
あっちはもうカンザス ....
顔を上げてホットチョコレートを
口にするたびに
きみは編み物の手をとめて
「おもしろい?」と微笑む
僕はうなずいて伸びをしながら
虹彩できみが姉の方だと気付く
100423
あまくだりの
やくいんの
ほうしゅうが
たかすぎる
洗い流せ
背中の
垢
小舟の中に堆積する悪習
さおを差すタイミン ....
遠い天体から
ひかりが届いている
それはぼくから見れば
永遠と
言ってしまいたくなる距離だった
そんなに離れていても
引力など働いているのだろうか
....
人間不信
貴方なんか嫌い
貴方なんて偉くない
貴方なんて尊敬していない
ただの大酒飲みの
肉体労働者さ
睡眠時間は3時間でいい
なんてバカじゃない?!
ヒトの彼女とりやがって
....
私に残されたものは
何もない。
全てを失った。
もう誰も信じない。
暗い暗い、暗闇の底
落ちてゆく
失望のあまり
地から落下してゆく
体から力が抜け
蝉の抜け殻となる。
絶 ....
パンと珈琲と絶妙な目玉焼き―
それだけで
眼差しと沈黙と即席の悪意―
それだけで
唇と両腕とベッドの上で呼ぶ名前―
それだけで
朝と昼と自分だけの夜―
それだけで、十分だなん ....
降りているのか
上がっているのか
分からなかった
肩を並べてなのか
今からすれ違うのか
降りているのか
上がっているのか
分からなかった
幻なのか
悲しみなのか
降 ....
甘い夢
白くて冷たい手の
泣きたかったよ
悲しくて
片目は自然と閉じてしまうから
何となく
あなたが羨ましい ....
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