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北山通の並木かなしむ夕暮れの色はほんのり青さをもって


少年が息をひそめていたわけは蛍でしょうか哲学のみち


宇治川を背に立つ君の少しだけ歴史を知っていることが ....
朝の風気持ちよく吹き庭に在り妻のことを考えている

光満ち彩りの良き花々を眺めて今朝は過ぎてゆきつつ

頬にふる光とかぜの圧力に春が夏へと向かうを知れり

微かなる鳥の声して風そよ ....
後悔を/森の奥へと歴史学のような眼差しで引いていく人

スコップを置き去りにした砂場から カイワレの芽が伸びてきました。

透ける陽のメトロノームを記録して/耳鳴りの止まぬ夜を綴じ込む//
 ....
緑濃き妻の花壇のアジサイは蕾ひらきて咲き出でむとす

チャイコフスキー?悲愴?響きて朝の花壇は潤いており

春風に風鈴が鳴る朝日さす椅子に坐しておもいはおおし

妻が植え吾は運びて共になす ....
傷を負いそれでも2本の足で立つ ただそれだけで神様みたい 肩を寄せ合う店先 雨に濡れた君は太陽のように笑う



しとしとと 雨は全てを 濡らしてる てるてる坊主 願いよ届け



湿気を含んだ空気に 母の胎内を重ね 丸まって眠る
冷蔵庫ゆっくり冷えていくものが光のような気がしてならない



やっと今一人で立てた足元にいろんなものが這いのぼってくる



ゴミ置き場月光に散る貝殻が泣いてるまぶたに見えなくもない ....
屠殺場の露が光を求めても闇へと落とす太陽の塔

丸眼鏡 カーキ色した執事たち 乙女の道でお出迎えする

ミキサーに入れた私のほうるもん どうぞ召しませお客様方
{引用=

お互いの手首に傷をつけあって きみより深い線がしあわせ。


剃刀をあてる瞬間、瞳孔が はじけそうなきみが大好き


誰よりもやさしいきみが溶く赤は 酸素に触れてよごれてい ....
こころにもないことを云うあの人の こころはいったいどこにあるのか あこがれる すなおなうたをうたうこと 花や草木や鳥のことなど

桜の木 春爛漫と咲き乱れ何も感じぬ自分の怖さ

花見上げ微笑む笑顔あざ笑い強くなりゆく折れんばかりに

逃げまどう人をテレビ ....
一人では 広すぎるベッドの上で 孤独を隠し 丸まって寝る



眠る前に本を開けば 私のベッドは 物語りで溢れて



夜空の星を 一つずつ解いて 僕は見知らぬ場所へ旅に出る


 ....
花はいつかしおれることを悟った日 ダンサー 華を舞台で咲かせ

肩紐を外して「して」と股開く まだ知らぬこと悟られぬよう

お客さん あなたが誉める女優はね 昔デブスと呼んだサチ子よ

駆 ....
風すこしあかるい街の片隅で Cover me またつぶやく春を


なみだ涙こぼれてもいい胸濡らしそこにたまれば空を映そう


雨の朝、こぼれる雫受けかねてただごめんねと呟いてみる

 ....
つつじから蜜を吸いとる口元が こぼれるようにあまく光った

胸もとはこぼれる花弁の花水木 火照る頬には蝶々が咲く

風が光れば花たちは咲き笑い きみが笑えば空が高まる

日ごと濃くなる ....
どうすれば良かったの? 君との日々は 砂のように溢れ落ちていく



さようなら 君の合図に 気づけずに 日々の隙間に 涙を隠す
くちべにをままにかくれてひとりひく そのよおとめはおとなにかわる

名前聞き振り向いたけど人違い 慌てて逃げる 名前言いつつ

全部ぜんぶ好きになってくれるかな 私から出た赤い色まで
真夜中にアンモナイトは目を覚まし月の光をたべてまた寝る 女王蟻みたいに言葉を産んで君、なにがかなしい?なにがかなしい?

しゃぶられたペニスの先に非常灯 回る回るよ 世界は回る

キャタピラの外れた人がキャタピラの人の波間に漂っている

望 ....
捨てたんだ

俺はお前を

捨てたんだ

なら幸せに

なっちゃダメだろ
くじびきで誰の子供か決められる 欠陥品でごめんね母さん ヒロインの色目に惹かれ抱き寄せる 昨日別れたばかりだけれど

お芝居のキスはやっぱりつまらない お客の前で 舌も入れちゃえ

彼氏くん 好いたあの子ともつれあうステージ そこはあたしの手の ....
観覧車密室の空虚が心地よくひと時忘れるこの恐怖

遠足の山でふわりと風が吹くときに感じるこの恐怖

真下へと落ちる夢さえ起きた時からだが震えるこの恐怖
放しても
飛ばず撫でると
目を閉じて
ささやく声で
甘えて鳴く
     Email 
され過ぎ  シカト
   したくなる
カレの気持ちが いまは分かるの



干渉を
 し過ぎる 親と
   同じこと
してる ジブンに 汗アセ焦
迷ってて
あなたがさきに
言ったから
心がひとつ
コトリと消える
エナメルで拙く染めたら指先が赤くたわわにはじけていった



別離なんてこわくもなんともない昨日耳を小さくちぎって食べた



あなたに告げられた一声で包丁だけがぼうと明るかっ ....
あのひとのことのはひとつひとつにもあのひとがゐてわれをまどはす

***

からっぽであるということ殻ですらないということそれでも私

眠れないまま待っている夜明け前祟るってえならとっとと ....
深海の
砂一粒が
目を閉じて
魚の夢を
透明にする
この町は
砂漠に飲まれ
閉ざされた
衛星からも
とどかない場所
ハイドパークさんの短歌おすすめリスト(219)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
京都慕歌- Rin.短歌28*10-5-28
夏へと向かう- 生田 稔短歌3*10-5-28
木漏れ日カメラ- ことこ短歌20*10-5-27
朝はすがしき- 生田 稔短歌6*10-5-27
神様- Dock短歌3*10-5-26
あめ- ミツバチ短歌3*10-5-23
さみしさで貧血- ふるる短歌26*10-5-21
池袋- 紅林短歌4*10-5-20
かーにばる- あぐり短歌4*10-5-19
さがしもの。- あぐり短歌5*10-5-18
あこがれ- Dock短歌6*10-5-17
ベッド- ミツバチ短歌5*10-5-16
女優- 紅林短歌1*10-5-13
つぶやく春を- 石瀬琳々短歌8*10-5-13
初夏、慕情- はるな短歌710-5-13
どうすれば- ミツバチ短歌5*10-5-12
こい・のぼり- 紅林短歌110-5-11
めざめ- sh短歌6*10-5-11
島を目指して×16- ぽこぽこ ...短歌6*10-5-11
当たり前の話- TAT短歌4+*10-5-9
アンドロイド- 朱印短歌4*10-5-9
小劇場- 紅林短歌3*10-5-9
acrophobia- 梨玖短歌3*10-5-8
penguin-sparrow- mizunomadoka短歌410-5-8
カノジョ- 佐和短歌410-5-7
No.2- mizunomadoka短歌410-5-6
耳を食べる。- f.luna短歌910-5-4
ホルマリン- 佐々宝砂短歌6*10-5-2
aquamarine- mizunomadoka短歌610-4-27
last_one- mizunomadoka短歌310-4-25

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