すべてのおすすめ
{引用=
8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。
どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら
この夜のふかいとこにきみがいて ....
春休み
きみをみつけて
魚釣り
偶然はもう
運命じゃない?
教室に
きみがいなくて
どうすれば
これからずっと
生きていけるの?
春なのに 指先凍え 泣いていた ため息の花 部屋に溢れる
柔らかな あなたの文字に 愛溢れ 「元気ですか?」に 返事を書けず
棘のある野薔薇にそっと口づけるようにお酒を飲みなよ、きみは
お星様 えいえい力込めましょう 割れたら海に 捨てておきます
エメラルドグリーンのバッズ 煤焼けた肺に早蕨芽吹き、噎せる
....
しゃららんと空のなる音 見上げれば28個の月の語らい
きみの落
した夕闇に
は誰かの
為にあけられ
たすきまがある
こわすわけではなくただもとからこわれているからことばは漏れて。
びしょうびしょうに寝しょうべんみたいに漏れたことばあたまのスポンジで。
ココハドコ? ....
死にかけた
山で吹雪の
向こうには
斉藤の部屋
の灯りがある
春かすみ藍色の水鳥が舞う湖の架け橋渡りけるかも
枯れ葦の水辺たわむる鴨の群れ飛び立つ音に心騒げり
浅みどり新芽つけたる木々を見つ心新し空を仰ぎて
黄みどりの芽と花が合い桜咲きける ....
あこがれのバニーガールを追いかけて月まで行った行方知れずの
稲妻がいつまでたっても落ちてこないとぐろ巻いてる 「春なの? バカなの?」
あたらしいスライムを素手で殴りたいきみのしっぽにかじ ....
軒下の
お地蔵さまと
道ばたで
遊んだような
転んだような
天秤が上下に揺れる様子見て火星の重さ勝手に測る
SFの小説読んで夜空見る広い宇宙は嘘の塊
苦しみを和らげようとする笑顔恋に仕事に拘束される
欲しかった望遠鏡を手に入れて覗けば見える前 ....
水蜘蛛が
枯れ葉の下で
眠るのは
弟のため
妹のため
夕闇のインターチェンジを降りたとき「空」のランプに誘われたり
仄あをき灯りの部屋に二人きり黙り込むとき深海になる
おそらくは1969年よりビールを切らした冷蔵庫唸る
忘れるために抱き ....
新しい
ピアスをきみは
くれるけど
あけてないから
つけられないよ
人を好く けど愛せない愛せなさゆえ愛されてない 人を好く
人をただ憂うのだから優しさは優しさゆえにやぼに沁みてく
ふた駅の遠さを確認するために虚ろにたるむコードをたぐる
醜美さえ ....
魚には
冷凍船の
眩しさが
遠い海鳴り
故郷のひかり
優しく包む
花吹雪
風のかたち
表し
何を伝える
今はもういないあなたの席すわり苺みるくのストローをかむ
草のなか
ネコをみつけた
ぼくたちは
エサをさがして
友だちになった
水彩の
色鉛筆は
ありますか?
さあお嬢さん
こちらをどうぞ
{引用=
雨だけが窓をたたきにやってきて 爪をたてて。とうずく腰骨
舌裏の孤独なすじをなぞる朝 きすの終わりはどこにあるの。
羽なんかなくてよかった きみ ....
環境が変われ人も変化する無意識のまま光る現実
最後まで使い切れない鉛筆の孤独な叫び孤独な命
まん丸い地球に暮らす生命体近くて遠い月に恋する
夕暮れが洗濯物を染め上げて「闇が近い」と色 ....
電柱に
カラスの親子が
とまってて
海の向こうを
眺めてました
メール返さず
着信履歴も
あり
あぁ私
彼女みたいじゃない?
∞
「おはよう」と
きみが言うから
朝になる
わたしの夜明け
きみが差し出す ....
指先に
約束された
風景は
ずっとあなたを
待ち続けてる
肌やきもちが敏感になって あしたにはきえてしまいそうな夜
{引用=
なぁぼくは受話器で泣いてるきみを抱けん。その泣き声さえも「ほんもん」ちゃうんや。
気の強いきみの受話器が黙るんは なんでかわかるよ、ぼくにはわかる。
....
春風は あの子のスカート ひらりとめくる 甘酸っぱい僕の日々
かっこつけてクールを装い 隠してるんです ポケットの中身を
たまには不真面目を演じてみたい 僕にそんな勇気があ ....
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