交通事故で皮膚をなくし
隠れていたヘドロが
全身にあらわれた患者が
急いで運ばれてきた
口の中にも及んでいて
のどまで通った管で
かろうじて息をしていた
時間は一刻も無駄にできず
....
やっと年に一回の
大江戸花火大会が
はじまった
花が咲き乱れきった後
最後の一発があがった
花火職人の与作は
世間から
つまはじきにされていた
よく肩をふるわせながら
顔を洗って ....
ちょっと 運転手さん
運転手さんって
あのね
なに? この どこまでも変わらない景色は、なに?
どこの国なの?
どこを走ってるの?
たしかにね サンタさんに ....
ここから先は
明かりを消してください
この洞窟の中に
外の光は危険なんです
進む方向に困ったら
薄い青い模様が
より目に浮かぶ方に
歩いてください
そうすれば
そこにたどり着きます ....
防砂林ごしに轟音がしていた
飛行機の離発着のような音だった
愛人と犯罪を完遂したあと
手をつないで夜の海岸に出た
防砂林をぬけると
轟音の正体はやはり海だった
死ぬ ....
{引用=
クリスマスイブの夜、
京介くん(以下K)は部屋にひとり、ベットで、うとうと。
サンタクロースを待ちながら眠い眼をこする。
サンタさんが来るまで起きていたい、そんな子供。
}
....
家に帰っても会社員の彼は
パソコンを叩きながら
テレビを見ていた
番組では
「本邦初公開
自分を捜しまわる日本人形」と
画面の端に銘うってあった
スタジオに
日本人形の入った ....
今宵にみる月は
夕暮れに傾いてゆき
三日月ゆらゆら
縄をかけて揺れていよう
マティーニをかたむけ
かりりと齧るオリーブ
あ酔っちゃった
こぼれていく輝く液体
おぼれていく私
....
「おじいさん こんにちは
また会いましたね」
おや あんたかい
また会ったね
「こんな坂道で
今度は何を拾ってるんですか」
おったまげたねぇ
分かるかい
....
お母さんのこと嫌いなの?
携帯電話でのやり取りを気にされたのか
調布駅の改札抜けたところで、由紀さんが心配そうに尋ねてきた
母のことかぁ、どうなんだろうねぇ
好きとか嫌いとかそんな物差 ....
僕の小さな心臓の鼓動は
聞こえなかったから
イヤホンのプラグを差して
僅かに動く鼓動を確認した
綺麗な顔をした長身の
神男と今にも死にそうな
塵男を比べる
僕 ....
…先生 私は本当に分からないんです
今まで私は何をしてきたのか
何であんなことをしたのか(泣く)
この人は楽器屋の主人で
まず店を持ったときの話をした
…手作りの木造のよ ....
永遠なんて存在しない
全てはいつか消えて無くなる。
変わるのが時間
時間は戻らない。
慰めなんていらない。
信じるものを離さずに
負けない。諦めない。
流されない。
人間である ....
シャボンが ぷ・か・り
ぷ・か・り
洗濯物きれいに
乾いて、乾いて
昼まのお月さん
こんにちは
お嬢さまハンカチの落し物
蜂の大群の大移動
....
憲法9条にしろ、北朝鮮核問題にしろ、飲酒運転ひき逃げ事件にしろ、
浮気にしろ、結局は自分の生き方である。
常に真面目に生きるべきであると思う。
完璧な法は無い。抜け道はいくらでもある。
真実は ....
ここだけの話
寂しそうな家の前を通ると
文字のない手紙をポストに入れる
いつも笑顔の少年が
この町にいるという
行く先々で配る手紙で
肩からかけている袋は
いつも重い
どれくら ....
「満月に吠える」
夜中眠りに就いて初めて裸を曝す
歪んだ時系列を跳ね跳び
活きた清涼水を次から次へと浴びる
そして吠える
自分の闇に悲しく浮かぶ
黄色い満月に
「手紙」
....
昔から見た未来
つまり今のこと
海の暗がりで
7つ7色の火花が散ったとき
男がうまれた
湖のほとりで
百八つの火が消えたとき
女は立ち上がった
湖にうつった月の上で
2人 ....
目覚めると窓の外で
半月から黒い糸が遠くに降りていた
糸の先を追って家を飛び出すと
町から外れ 草原に一軒ある
家の煙突に続いていた
窓をのぞくと中から
「お入り」とおばあちゃんに言われた ....
明日、死のう
明日は必ず死のうと思って、今まで生きてきました。
ものごころついたときから、ずっと
ひたすら命を絶とうとしています。
戦争があり、革命があり、
結 ....
未来は光より早く進む
知識の海は今日も荒れていた
僕が死ぬ夢を見た
気が付いて目覚めたら帰りかたを忘れていた
約束の時間には間に合いそうになかった
想像は毎回期待していた ....
のどかな日の昼下がり
君を見かけるたびに
犬を思い出す。
甘えたがりで亜麻色の
毛をしたフサフサの体
太陽の匂う彩
麦畑のそよ風
目で追って見つけるその笑み
心はウキウキ♪ ....
父ちゃんどうして泣かないの
辛い時でも泣かないの?
泣いている時を見たことが無い。
いつも自分の思い道理なの?
僕たちの為に年老いて
メシ、風呂、寝るで
一日が終わる。
いつも新聞を ....
こうべを垂れて
風を避けるように流れ流れ
赤ん坊のように
そっと
土に抱かれる
黄緑色の葉
子指くらいの蕾の中で
水脈の子守唄を聞かされていたとき
僕は冬の海の枕木だった
....
結婚しないわたしへのあてつけなのかなと思った
今更ながらの大ぶりな段ボール箱の底
つややかな赤い実りをいたわるかのようにそれは敷かれていた
一見して母の達筆を思わせる簡潔な手紙には何一つ ....
フェンスの向こうで笑ってる
あの人が好きだった
とても高い所でも見てるような
目をして笑ってたんだ
だから
綺麗な帽子が風に飛ばされないように
祈ってた ....
わたしたちの手が
結びついて
新たな命に触れた
あたたかい
しあわせ
この手が
この手をとったことが
しあわせの
はじまりでした
フルフル雪が舞い降り
月明かりが
寂しい
歩いてゆく
傷ついた羽を広げ
暖を取る
また明日も飛び立つ
星が消える。
太陽にはなれないけど
明るく、楽しく、元気良く、
笑顔で ....
やめてください!
写メ撮るのやめてください!
ネットにアップなんかされたら、家族や友人に見られるかもしれんやろ。
めっちゃ恥ずかしわ。
ブログにアップとか 絶対やめてください って ....
そよ風さんさんのおすすめリスト
(917)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
パフェ・クリニック
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りょう
自由詩
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09-12-26
アスレチック・ベイビー
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りょう
自由詩
4*
09-12-25
聖なる朝はワゴンに揺られて
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北大路京 ...
自由詩
7*
09-12-24
朝をゆさぶる男
-
りょう
自由詩
4*
09-12-23
犯罪者は夜手をつなぐ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
10
09-12-23
サンタさんとサンタさんの間で
-
北大路京 ...
自由詩
7*
09-12-23
壊される人形の復活劇_ある会社員より愛を込めて
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りょう
自由詩
3*
09-12-23
『今宵の月は』連詩__白糸雅樹様&ペポパンプ作
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ペポパン ...
自由詩
5*
09-12-23
サイコロと坂道
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りょう
自由詩
9
09-12-23
知りすぎたひと
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恋月 ぴ ...
自由詩
15*
09-12-22
6面のサイコロじゃあ歯が立たないない訳で
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こめ
自由詩
9
09-12-22
あるカウンセリングの一場面
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りょう
自由詩
3
09-12-22
おらーいくぞー!
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ペポパン ...
自由詩
4*
09-12-21
人生楽楽ソンソン
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ペポパン ...
自由詩
5*
09-12-21
よもやま話
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ペポパン ...
散文(批評 ...
3*
09-12-21
知っていてほしいこと
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りょう
自由詩
8*
09-12-21
満月に吠える
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乱太郎
自由詩
15*
09-12-20
ミステリアスティック*_イリュージョン
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りょう
自由詩
2*
09-12-20
まぶたの裏色のセーター
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りょう
自由詩
4
09-12-19
明日、死にます。_(先延ばし)
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北大路京 ...
自由詩
8*
09-12-19
僕が死ぬ夢を見た
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こめ
自由詩
13
09-12-17
『初恋』(連詩)【チョコドー緊急企画】___愛心&ペポパンプ ...
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ペポパン ...
自由詩
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09-12-15
父ちゃん
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ペポパン ...
自由詩
5*
09-12-15
残り葉
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乱太郎
自由詩
12*
09-12-15
犬印のひと
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恋月 ぴ ...
自由詩
18*
09-12-15
憧憬
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牛
自由詩
4*
09-12-14
想撮空間「ぬくもり」____原点【後編】
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逢坂桜
携帯写真+ ...
5
09-12-14
想撮空間「ぬくもり」____原点【前編】
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逢坂桜
携帯写真+ ...
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09-12-14
仮面舞踏会
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ペポパン ...
自由詩
4*
09-12-11
千葉なのに東京という_あの場所で
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北大路京 ...
自由詩
19*
09-12-11
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