からみあう唇の
なじるように
押し込めてしまいたい、それ
ぼくの歩いてきた日々のワガママのクルミ

こんなことを続けて
気持ちいい
後には
何も進まない
つながりを確かに
したい
 ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
わたしは柱があるとぐるぐる回る 倒すと橋になるが渡らない 担ぐと重たい 渡るべき川など存在しない 柱を引きずることは法律で禁止されているようだ もとから切り離さない チェーンソーがあれば刃先を土に埋め .... ビラビラの花内部は空想の迷路
瞬時に変化する明滅色のコビトタクシー模様
遙か北部の山岳地帯にある自殺者の頭脳を
ブロック崩し的色彩で抱き留めるピン留めの肉体

丘の滑り台から
春の雪解 ....
『白い部屋が白くないとき
 人はたいてい
 寝ているか 
 たそがれているか
 死んでいるかです』

『ふやけた指が
 その婦人を苦しめるのは
 しだいに歳をとっていくことを
 思い ....
自閉症って
変わったなまえだな

でも、そう呼ばれて毎日。
病名とは関係のない、ある?家族はどんな気持ち?
わかるなんて、ウソなんだ
けど、偏見持ったままでも、顔が浮かぶよ。仲イイと僕が思 ....
暗い夜を
しのぐには
必要なものがある

そは

またね

(またね)


耳の草原へ小さくともる冬花火

布団にくるまり
明日へと
焼かれる
×の立つ地が孤島になる
×の抒情は盗品の骨董品
鬼よ!私を刻む線よ!
赤ed空tic-Lは幾枚もの殻
浮かぶa Cardは不夜嬢を落とす
lipの一手、我々を分かつ焦燥よ!
炭酸に沈むギタ ....
 チューインガムが巨大過ぎて
 おれは駐車場に車を停めることができなかった
 とにかく巨大だった
 このチューインガムは巨大だった
 噛まれることを拒否するチューインガムだ ....
   




 呼び鈴を押さずに聞こえたドアの向こうの声を辿って私
 水槽のある風景に赤いインクを落としました
 この世に存在するすべての平行線が美しい、と
 ずいぶん暮らした街から ....
 時計の針がなくて困っていた
 数字が並んでいた過去を溶かして
 花咲いた空洞の黒蜜に
 楽しみにしていたパイと
 ビスケットで調和を取った
 残りあと数秒ということ
 それが ....
                    114時 @ハト通信

ノートの
どのページをめくっても
もういいや
ってかいてあって
そのうえから
ぐりぐり ぐりぐり
ぬりつぶしてある
 ....
〔3月の風〕
風上に向い口を開ける
口の中を短い鼓動で回流する風は
粘膜を乾かすことをやめようとしない

〔幼少の頃、〕
「この子は他の子より唾液が多いみたいで」
母は決まっ ....
覚悟が
さざめく朝陽のまえの胸のシメツケから
僕の喉元に
つきあげている

愛している

コンビニの尽きること無い、
子供の頃には
なかった
変な灯り

愛している

歩く ....
 1
精液まみれの手をアスファルトの水たまりで
そそいでいる時に視える風景の優しさ
トリアゾラムの溶け込んだ血液が通った
指先がかじかんでいく、温かさ
恋人に貰ったポケットの煙草は
両手の ....
                    132時 @ハト通信

とてもねむかったので
ぐっすりねむった
おなかがすいたので
おなかいっぱいたべた
なにか
しなければいけないことがあっ ....
 1
さすらう蜂の麦酒は
回転する樹の実三つの罪状
シガーで字がA!
反転する自慰-ラビのティースプーン
重力の降ルート10のsin緑の草の芯が
Re:した肺臓に夢魔を結わう
Uは兎を匿 ....
 少しだけのしあわせなら正解です
 屋上の端っこで見上げる夜空の月は
 名もなき白い花の花弁がめくれるほど
 唐突にこわいのです
 こわさの延長線上にすでに伏せ字になって
 しま ....
丸眼の天套が見守る6角形サーカスの宙還り
PaxSaxSarax!と逸れた矢は夜を引き連れていった
三千世界のセーターの燃焼 老いる春リッター
転倒したテントにパントな陽の雨 夢魔忌む
白昼に ....
                    124時 @ハト通信

だあれも
とおらないみちを
ひとばんじゅう
てらして
なんにちも
なんかげつも
てらしつづけて
きれてしまった
 ....
1.プシュウ

プシュウと言った
聞き間違いではない
意味などわからないが
それは妻の口癖だったし
最近では
それしか口にしないほどだったから
それ自体は不思議でなかった
ただ目の色 ....
{引用=
おおよそ統計に従はば
諸君のなかには少なくとも百人の天才がなければならぬ


宮澤賢治「生徒諸君に寄せる」より。全く具体的でも統計学的でもないのに、何故かわくわくさせられる数字の ....
万顔の バーガンディーが 百葉の
     脈を白して 喫す眩めんと

I see tie 愛したい死に 相対し
     十字ヶ丘の 酸がきませり。
入廷
そして入廷
裁判官は右側のすべり台から降りてくる
大勢の人に傍聴券はなく
代用される馬券
代用される切符
代用される答案用紙
狭苦しい通路と
ひとつしかない出入り口を押し広げ
 ....
世界を
世界がひとの
近所に評判の
ボランティアの父

殺害の想いが
わたし
あふれながら
愛してるって
闇の山でうめき

大切な感じの
冬に凍えたうわ言を
父に
ぶつける ....
残念でした。もう少しだったんですけどね。ほら、あなたの回答にはひどくムラがあるのです」

市役所が募集した屠殺係の試験に落ちた
受験者はどれくらいいるだろう
市民グランドに学校机が6つ
その ....
僕は、時々、ボードレールをぱらぱら読みます。
なんだか、とても気が楽になります。気が楽になるというのも変だろうけど、あんまり、考えなくていいなあ、流し読みするのに気楽だと感じます。

ところで、 ....
狂ってしまうと、あなたを
愛する草、風、鉄橋が散らばる中で

わたしは何もない
なにもない
なにもない
ためらいも勇気も
恥も

釣りをしている人がいて。

何もないことをくぐる ....
陽光が煙のようだ。蛙がポストが風見鶏がプッシュ・ホンが。
日中の光はブラジル人のバケツに安穏と溜まった。

その度めくれ上がるカーテンにイとハの印を押して回った。

刈られぬ雑草はようやく郵 ....
  




寝逃げたい寝逃がして
寝て起きたら死んでて
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ムーヴィング・自転車- カンチェ ...自由詩404-12-7
数秒- カンチェ ...自由詩304-12-7
しろいページ- アンテ未詩・独白7*04-12-7
風だった- たもつ自由詩1804-12-6
まったなしに流れて朝- 石川和広自由詩4*04-12-5
断片- 六崎杏介未詩・独白5*04-12-5
まあいいや- アンテ未詩・独白504-12-5
サルビア- 六崎杏介自由詩204-12-4
- カンチェ ...自由詩804-12-3
狂歩2- 六崎杏介自由詩1*04-12-3
しょうもう- アンテ未詩・独白8*04-12-3
プシュウ- 佐々宝砂自由詩304-12-2
賢治とシラーとベートーヴェンと(おおよそ統計に従はば)- soulflower散文(批評 ...4*04-12-2
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あたいの夢- 山内緋呂 ...未詩・独白704-11-27

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