あの、
アルビノの
冬の御空の
アルコホルは
暗き手椀に
満ちて香ります

また、
鉄による
シロツメクサの
賛美歌は
キリキリ宙に
足を揃えます

また、
蒼褪めた
 ....
では離れる。手術痕に最後の一文を貼る。セロハンテープで。もちろん透明な窓。鉄条網を抱えて、それは引き剥がした。他人の手が隣の座席に。手以外は手紙の一文に添えてある。

電報はこの瞬間にも心臓を青く ....
せつな過ぎて 街灯に浮かんで逃げる自分の影に泣けてくる
おれが移動すればおれの影も動く
泣いてても笑ってても 影の表情や温度は変わらん
光の帯となって過ぎ去ってゆく特急列車の通過
おれは野菜と ....
 黄色く塗られたカラスが
 朝のバスに轢かれ
 夜のバスにも轢かれた


 親がつけた
 火事のなかで
 こどもたちは遊び
 眠る


 道端に転がる
 ひび割 ....
  ショートカットして 編集される 僕の心臓の位置が間違ってる
  僕は警告を鳴らす マクドナルドの店員のような笑顔で
  白い黒板に向かって 正しい位置はここだと
  工場で作 ....
 公園の水のほとりで
 老人が自爆している
 ソフトクリーム胸に突き刺しながら


 芥子色のニット帽が
 つぶれて落ちている
 喘ぐ声は、聞こえない


 だ ....
 




 石を投げたら
 海に波紋ができた
 ルーツ
 無駄にして
 深いところに落ちる
 波紋を見上げて
 できそこないの光に触れる
 棒読みの辞書の中に
 金字の注釈 ....
星、吸う'p カ-rテンレール越しの 灯り アルカリの
吐露 'Eの汽車の 或る一室に看る夢は揺り篭の 姫林檎
rin-音/g-0の鈴と フルートの寝息/fldの 緋化学的な'r  ....
くちびくろさんぼ

銀星を憎む製図コンパスについ
た小さい鉛筆のぼくだ
おっかけこする心臓がつぶれそ
うなくちびくろさんぼのぼくだ
くるくるまわるタイガーの春だ
空から桜が散るよ叶わない ....
(風が囁き合う
  あれは羊の群だよ、いや、焼け焦げた霧だよ
   彼は眠っているのかな?死んだから歌っているよ)


風" 連なりs 虚-ろ'mな N聖者ら 占t の  ....
雑草に毛が生えて
前の心臓はできた
頭を後ろにグンと反らす
自分で反らしたつもりが悪女の引っ張りであった

心臓が、前の男とセックスした
明日
50人死ぬ
あたし
 ....
無数の天の雫に

虚空と紫陽花の色

鮮やかに塗る薄い陽の

梅雨の朝の肌寒さ

アパルトメントから

連なる園児の傘に

重ねる天使の両翼と

丸・円、エデンの井戸に
 ....
薔薇食む墓場のランタンと
タルトタタンを焼く釜戸
薫る薪の火泣く音色
ネイビー展がる夜のビロード
溢れる熱の鳴咽の煤で
すっかり黒く、染まる空飾る
六花の星座は地下の骨
墓場に響く言い得 ....
 *歌と伴奏と踊り

ハーディガーディ謡う 尽きない肺で 永遠に謡うよ 妊婦の後ろ

   ―Tanトゥゥ-rwル・Tanトゥゥ-rwル・Taxxゥエii-ルゥrwル'ルェ


ハン ....
山高帽
トレンチコート
マスクから漏れる
チェックメイト
春のフェアリーサークル
新緑生い茂る丘
(世界)の中心で
足許にチェス盤
黒 白 茶色い声と温い風
私達の為のオペ
木陰の ....
  
 

 もうこうなりゃポカスカ日和だ
 立っていると
 足がくらげになってしまうほど
 あったかかった
 午後三時の図書館の屋上は
 どの午後より
 死んじゃってる、と
 お ....
 
 まるで八百屋から飛び出してきたような見事な赤い帽子をかぶり、
 可能な限りじじいに近いボーダライン
 ぎりぎりのおっさんは黒の長靴を回転させ、
 操るのは、カゴの潰れた自転車 ....
こめかみが震える
ボタンを掛け間違えただけで
凍傷になった右腕を
いらなくなった左手でどかす


タバコの煙が
消えるのにじれだすと
地上では急に雨が降りはじめる
おれは終電 ....
うすら寒い尿道の奥地、
おれは(そこに)祝祭を感じる、
人びとは電気椅子に座って
小便を垂らし、いたいけな少女は
自分の陰毛をむしる、
のんびりと、おれは、
人びとの膝の皿を狙 ....
 牛肉牛乳だよ
 仏滅の次の日に訪れるのは
 遠くガラパゴスで
 腕のないパトロンが
 待ってる
 手提げ袋にいっぱいの
 牛肉牛乳を詰めて



 鳩胸をふくらま ....
ひたひたに濡れたティッシュの国
エレベーターガールは手芸店に通い赤いセーターを編んだ
こわれた肉を
肩にのせて
塊のfish 俺は古い順から並べる


髪が燃える匂い
俺の ....
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥¢‥‥‥★‥‥‥‥‥‥★
 全ての光を呑み込み、その美しい味を咀嚼する
*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥£‥‥‥‥‥‥★‥¢‥★‥
 真っ黒の恍惚、ヴェルヴェットのジャケッ ....
シュガー 契機-タル、(Sui晶の)扉カラ 甘い虹彩の
誘惑、トゥインクルな目配せ 瞬く睫毛に朱を垂ル天の秤。

(I saw sweet sugars and storys in a bu ....
 ボンネットの上で暮らしながら
 おれは浮き輪の目立つ格好をしている
 二酸化炭素が好きで
 画鋲がきらいだった


 クレヨンの先がつぶれて
 壁にめりこんでゆく
 ....
銃弾、放たれた 円錐 の、描く 螺旋には
Lu、が 似合う (若しくはLuLu、が)
レターナイフ、で 荒野の 黒山羊、其の
美しく、凶暴 な 角に、文字を 刻むなら
Lu、が 似合う (若し ....
‥‥*Lieb*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥*
幾何的な、退屈 と*‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥*
*気化させた 恍惚、の 夢‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥*
微睡み、て オルファ・モルフィン*‥‥‥ ....
         ★
LULU#13
硝子の鴉の軋みが、或る凍る様な星座の
瞬きを支配する その目配せに灯る魔女の
蘭,p-アロマ以前の賛素の(O?)、欠乏と..lip
一区画の生理シ,ta ....
シダ、acid、時計塔
福音のベルが鳴り、陽光柔らかく
私は幸福で、空腹で
ゴシック調の、威大な霊が吐き出す
喪服と、安息香の広場で
鳩、灰色のついばむ様子を唯
眺めて、唾液がキラキラと
 ....
 銀河,m鉄道に乗った。地へ着く足は切り(E?)捨てた。
さ,r-タンと(愛te)召スMum、a.仏の[侍医]座 ス,r敵意toす。アルファ、寝台No.396。(五月、リンゴ)

 窓!法度er ....
メモ#1:音の分解による言語イメージ
(と或る人物へのメールより)


母音[a,i,u,e,o]
暖←[o,u,a,e,i]→寒

子音[a,k,s,t,n,h,m,y,r,w]
柔 ....
鏡文字さんのおすすめリスト(566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の印象(小さな祝祭の)- 六崎杏介短歌710-1-13
座礁- 黒川排除 ...自由詩408-5-25
穴を掘れ- カンチェ ...自由詩308-1-24
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ひどい塊- カンチェ ...自由詩308-1-13
ソフ- カンチェ ...自由詩1007-10-17
スプウンの上での出来事- カンチェ ...自由詩707-10-3
午前L時ノ歌- 六崎杏介自由詩607-9-20
くちびくろさんぼ- m.qyi自由詩1007-9-5
カルテ- 六崎杏介自由詩307-8-17
心臓に輸血- 山内緋呂 ...未詩・独白5*07-8-6
未完:天使の朝- 六崎杏介自由詩607-7-18
暗い日曜日- 六崎杏介自由詩8*07-7-11
呪詛:妊婦の腹を刳り盗る手廻風琴- 六崎杏介自由詩307-6-15
dear_my_clinic- 六崎杏介自由詩7*07-3-22
右手の甲にそら豆- カンチェ ...自由詩1107-3-3
ニカラグア競争男- カンチェ ...自由詩507-2-18
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祝祭スピン- カンチェ ...自由詩307-2-2
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sweet_sugars_in_a_revolver- 六崎杏介自由詩107-1-10
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円錐と「ル」、若しくは「ルル」- 六崎杏介自由詩506-12-25
トリエ_#10- 六崎杏介自由詩206-12-25
ルル・ル- 六崎杏介自由詩406-12-16
ベル- 六崎杏介自由詩306-12-11
逃避行- 六崎杏介自由詩506-12-5
戯術、その他音に即いて- 六崎杏介散文(批評 ...5*06-12-5

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