芳彦は宇宙船に吸い上げられた
一晩中生きたまま体を検査され明け方に解放された
解放される直前に流暢な地球語で告げられたのは
何も心配しなくていいことと記憶を消させてもらうということ
宇宙船での ....
その死は所見で自殺と推測されたが、念のために聞き込みが始まった
隣人A「俺じゃねーって。挨拶もしたことないしー」
上司B「えっ、夕べ? みんなで飲み会してましたよ、全員が証人ですよ、ワッハッハ」
 ....
夕景風が鳴る
ふひゅーんあおあお
さざめくざさささ

ふひゅーんあおあおは彼方からの信号で
信号を窓の中から感じている僕は
木のように揺れている頭のなかを巻いて

片頬をうちぬかれたお ....
 通り魔が居眠りする路上で
 おれは通り魔を殺した
 こわくない
 おれはたった一人の人間だ
 心臓と肺を持つ
 たった一人きりの人間だ
 長い長い
 疲労感と倦怠感、頭 ....
夜を飲む
悲しみから
夜を飲む
とてつもない失敗から

失敗などないのかもしれないが
粗末にしてはならないものがある
ぎりぎりに追い詰められる毎日でもそれは勝手な僕の事情で
ゆるやかな ....
 
 
 散弾銃の響きを聞きながら
 今日も眠る
 僕は殺されるかもしれない
 

 マンホールの下に
 うずくまっている
 谷底に沈んでいる
 フタをかぶされて
 沸騰 ....
男 ここにイチゴが3つのったケーキがあります
女 どのお店の?
男 無視。ケーキはひとつ、道具はフォークの他にはナイフが一本
女 コーヒーか紅茶はつかないの?
男 無視。さて二人で喧嘩しないで ....
 ビルの角の一点に光があつまる
 ぼくの身体は痙攣してまるでお笑い種だ
 霧のように漂う亡霊のような人たちが
 ぼくを捕まえにくる
 できそこないの死!と
 叫びながら
 おまえら ....
 傘の下で笑う
 あふれる殺意で

 
 階段を流れて落ちる
 雨に
 気がふれる


 ゆがんで見える
 横断歩道の白線が
 濡れた足元のしみの
 曲線が
 ....
アスピ隣人の襟を彩ール
プレスされーたブレスのレース編
或る実に熟むトミノをついばむ
鳥の尾発条は8000の螺旋
QのSun輪車kulセラフィ夢の
落とすガーゼはガジェットの影
Rin-g ....
"DIVA DIVE AT DOVER"
Farewell to Fine but Fast Fairy
Ode for Optimists Over
Mary Magdal ....
 ていねいな言葉をかさねて
 だれがぼくの心を知るだろう
 ひからびたぼくの腕の中で
 目を覚ました人が
 夢を見るのはもういやだ
 と言いました
 さめたぼく ....
 頭の中で泡がたまる
 一匹の猫を虐待したくなるほどの頭痛
 一匹の魚を手の中で殺したくなるほどの頭痛
 ガラスケースに入った心臓
 を破る
 窓のわきに立った一人の
 ....
窓のお外は夕景
意味なき歌が流れる
書くことは一度死ぬこと
それを生きること

またたいた瞬間
カラスが鳴いた
時計がうめいている
時間が泣いている
もう廃人かもしれないと思う僕は
 ....
レインedニーベル、楽園に ガラ墜ちるプレート・プルート
地ii断、A!黒鉄のプレート新声楽 音楽室no-塔 oN
未ドーリーの腹のクターンed原野に針製の神聖がクル-カーゼ
架空する×肢繰る天 ....
手首の傷 生き永らえた人類の証
滑り台を滑った後の靴に入った砂の数をかぞえて
もう自分に残された物は少ないと知る
顎から発達する上向きの旋律
ちぎれた雲からのぞく太陽
あれだっていつか消滅 ....
落っこちたのに
僕は生きていた
確かめるものはなく
暗い陥没点から深く
上空
光の一点を見つめていた

ねじれない空気
透き通る闇
すすけた壁
恐いのにただぼんやりしている

 ....
夢精は三滴の惨劇ー無声のhairにトーキー映画

 1.
シュガー追うは少女ーカーの駆るジュームなダイヤのSun
Sun媚iii忌む硫酸ビーカーin十字ヶ丘で歌う賛美歌ルマ
で降らすとrai ....
光の降る雨なら緑青と羊毛
空に眠る鉄仮面のマザー・ラムを
孕ませる為のピストルの不在
オットーが南天で焚き火をした先日は
滝の様な陽と紅い実が降った
ー光の降る雨なら緑青と羊毛で
嗚呼、今 ....
ロ慕Joeの詠む暗T句が月を濡らす
 天に地に満ちるブリキの錆


蝶や蛾のレゾンデトルは火薬の中
 美ニールの羽には異存無し


花畑、蜂たちが射るオルガンは
 遠い雷声にすがりて ....
パラフィン、モルフィン 透ける羽Yのハ蝶調に
根字きレター薔薇々々の黒曜石積むスウィー兎の赤目は
既視道辺りのストロベリー 白けたリースの欠片の軽しウンムラウト
カルシュームに記述る無音writ ....
離陸した緑青と
蘭を白金のスプーンで
発禁された肖像画に
喰ませる遊び
機内は地上雨ーターを
旋回中
太陽の加護の無い
落下傘をさした一部隊が
飛び降りる舞台から
私を誘う、声がする ....
ミツ蜂の (「墨絵のクロッカスたるスミノフよ!...
落とした針霊達のクロック・ショウ (「君の名は...
緑青映えるブラウン感応の上 (ジャンが吸うAcid上...
蓮を飢えたR嬢 (「脱兎A ....
 毎日の時刻を時計から知る
 象徴的な出来事は
 何層ものモノクロとカラーフィルムでできている
 片腕を通したままちぎれた
 ジャケットの裾が吊るされている杭の落とした影
 射殺 ....
 ガソリンスタンドの光が
 日曜日の朝の教会みたいに見えた
 おれは神様なんか信じてないけど


 仏頂面して
 お気に入りの歌もなくて
 交差点をすり抜ける
 自 ....
 ほのかなピンクの縁取りが似合うものを
 とりあえずキボーと名づけて
 ドアが閉まらなくなった冷蔵庫に保管する
 陥没したテレビ画面からヒーローが
 助けを乞うて手を伸ばしてい ....
 バスルームで遂げた自殺の
 記憶が
 洗面所の流しっぱなしの 水道から
 流れてくる


 畳まれた膝の空気
 見つめるガスコンロの炎と炎の間に
 両眼を投げ入れ ....
 ハンバーガーセットを注文すると
 工場のベルトコンベアに乗せられ
 出荷される電子レンジみたいな気分になった。
 ハンバーガーが出来上がるまで三分かかると
 店員の女 ....
ハジメ
空から
電波

によると
によると
よると
よるとに
よるとにい
よるとにいち
よるとにいちゃ

夜とにいちゃんがたたかって
たたかっているにいちゃん負けながら
負 ....
視野に広がる
甘い木材の匂い
棺桶のごとく
その内側にいるかのごとく
死を目前にして
なお続く人生のごとく
狭く暗く細く長い通路を
這っているわたしと
わたしの一団
ひとりは肉親
 ....
鏡文字さんのおすすめリスト(566)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寓話_不可解な死_3- クリ未詩・独白3*05-7-9
寓話_不可解な死_1- クリ未詩・独白4*05-7-9
ふひゅーんあおあお- 石川和広自由詩9*05-7-4
移民- カンチェ ...自由詩505-6-24
夜を飲む- 石川和広自由詩8*05-6-22
こわれた背筋- カンチェ ...自由詩5*05-6-20
寓話_彼女の方程式- クリ未詩・独白5*05-6-19
水平線上の異物- カンチェ ...自由詩205-6-18
任意- カンチェ ...自由詩605-6-17
トミノ- 六崎杏介自由詩405-6-16
寓話_Lionhearted_Lorelei- クリ未詩・独白1*05-6-12
うるおう- カンチェ ...自由詩1005-6-11
青い霧のマッシュルーム- カンチェ ...自由詩205-6-11
うた- 石川和広自由詩9*05-6-4
ペーパーナイフ- 六崎杏介自由詩305-6-4
一人残らず死ねばいい- カンチェ ...自由詩3*05-6-1
たどる- 石川和広自由詩9*05-5-30
1shot2pill- 六崎杏介自由詩205-5-18
ハルビア- 六崎杏介自由詩205-5-9
狂歩4- 六崎杏介短歌605-5-6
- 六崎杏介自由詩205-4-26
エア・プレーン- 六崎杏介自由詩105-4-23
アシッド- 六崎杏介自由詩305-4-22
射殺する勢いで立っている- カンチェ ...自由詩205-4-16
ロケット- カンチェ ...自由詩5*05-4-13
ピンク- カンチェ ...自由詩205-4-13
劣化現象- カンチェ ...自由詩905-4-12
平衡- カンチェ ...自由詩1205-4-11
によると- 石川和広自由詩8*05-4-11
湿った水面の上の小さなうねり- 黒川排除 ...自由詩405-4-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19