手のそのそうたぶんここがもっとこんな感じの線が、
が、が、薬指の第一間接を。
曲げられないものか。



カラレルロ。カラレルロ。
唱えたら、ぼくらはきっと楽しい。
カラレルロ。

 ....
コブタ1号は
花壇のパンジーの水遣りを命じられ

コブタ2号とコブタ3号は
駅前のスーパーで
じゃがいも3つとバターを1箱
買ってきて と頼まれ出かけていった

コブタ4号は
そこで ....
君と歩いてゆきたいと思わない日々はなく
昨日歩いてきた道を今朝も歩いてきたのに
何も思い出せない
花びらの調べを思い出せない
時は僕をとっくに投げ出す
枕元に横転するラジカセ
真夏のサンフ ....
このごろ
お腹がきゅっとなる
部長の顔とかじゃなくて
君のこと
ふと考えると
きゅうっとなる

腹薬


このごろ
の腹薬は赤とか黒の丸薬ではなくて
飲むと不思議と落ち着く
 ....
 タバコを吸わなくたっていろんなものを吸ってる
 あの女たちには体重と同じぐらいの重さの精液が必要だ
  おれの
 じゃなくたって誰かのものが必要なんだおれのだ水平線を殺すと ....
1『例えば』

例えば、ちいさなこえで、たすけて、って言う
例えば、山手線の中で、大泣きしてしまう
例えば、メールを送るとき、カッコ笑いで死にたいと言う
例えば、道の端に捨てられた猫の死骸を ....
気が付くと
左肩に冬虫夏花がはえていた
ひっこ抜こうにも
ずいぶん深く根が張っているみたいで
ひっぱると肩が痛い
しかたないなぁ、一緒に行きましょうか

はやしたまま、会社へ向かうと
 ....
 


 殴られ続けるより地面に落ちて潰れたほうがマシだろう?
 使い物にならなくなった自分の頭蓋骨や肉体をスプーンでひとさじ
 すくって
   おいしいとかまずいとかなんとか言えばい ....
 
 生きる喜びに耐えかねて死ぬことを決める
 その時刻の空は縦に割れて中身が飛び出した
 明け方には雨が降った
 乾いたものは何であれ地面に定着する
 鳥の鳴き声が聞こえないの ....
(1)

僕は眩暈をおこし倒れゆく途中、眩暈の原因はこの部屋の絨毯の模様がどうにも見慣れない形に変わってしまったからだということに気づき、しばらく斜めになったまま考察を続けた。



(2 ....
君の狐つきもすっかり板についた四月の日没さ
今日は良い天気だったんだね、ほら、宵の明星
という意味のケン、ケン、ケン、そしてJump!
君のJump!はいつもいい匂いがするね
だから僕の目 ....
 いたずらしようと思ったんだだからこんなにも勃起してきて
 こんなにも勃起してきて誰も言ってくれないおまえは見かけよりいいやつだって

  
 ユーモアがあったら切り抜けられるって ....
 

  ツタヤの女が面倒臭そうに歩いてる
 外に出た用事の一瞬の間
 おれはタバコの自動販売機の取り出し口に手を突っ込んでる名前も知らない女を
バックで轢き殺す
 ことを想像 ....
○月○日
家に帰ると兵隊さんが押入れでもぞもぞしている。目が合うとピシッと敬礼しながら、「人道支援です」と言う。人道支援なら仕方ないのだろう。たぶん。兵隊さんは押入れでずっともぞもぞして ....
師と呼ばれる男と
弟子が出会ったのは
ゴギと呼ばれる岩魚が棲む渓流で
両岸を繁みに覆われた小さなポイントだった
弟子は師の手造りルアーを3個藪の中に投げ込み
その夏最後の渓流釣りを終らせた
 ....
会いたい人に会えず
好きな人に好かれず

気違いだから居場所がないこと
気違いだから居場所があることの 勘定が出来ず

子供が転んだら すぐ泣くのをよく理解し
すぐ母親に 抱かれることを ....
 ひまわりの種から奇妙なものが出てきた
 日の光に照らされてそれも見えなくなった
 踏まれてできた穴は開いたままで
 人間の余地のない人間が
 銃弾にさらされて
 前歯を試し ....
二〇〇〇年隠居元年一月一日。墓参。
東京都立多磨霊園二四側四九。
おふくろとおやじとおとうとに「無職」報告。

おそい午前のひざしはおだやかで風もない。
よどんだ時のながれのなかに六九歳 ....
Butterfly effects (ガラスのモリーの元)
東京の雨の月曜日 ゴッサムシティーに月が上る

控訴
本日の最後の審判の判決を不服とし 直ちに…

真意
僕 : 永劫回帰 ....
取っ手と とげが二つ付いただけの ちりとりに似た貧相な道具を白い砂が一面広がるなぞの世界に突き立てて 考え事をしている 考え事をするたびに地面に二重丸が増えていくので どうやら考えるという事はその場で .... トイレの便器に座って下着を下ろす
この普通の行為によって導きだされるのはそう、排泄物だ

食事中の方失礼

力んだところで出るものは出ず
変わりに長く細長いものがにゅるにゅると飛び出した
 ....
  はやく給料持ってこないかしら
  接待だから仕方ないのさ

三日に一度四人の家族は揃って食卓を囲み
おのおの世間話を披露する

  これで二日は帰ってこないわ
  あの女は気が狂って ....
冬と春の間で

俺は眠る

早く行かなくてはならないのは

わかっている

ぼぉっとしてたらダメなのも

よくわかっているぜ



俺は何度目かの分岐点に

立たされ ....
バイトの面接の帰り、吉祥寺で降りて、井の頭公園に寄って
ふと、入院したいと思った。
でも、実際に苦しむのは嫌だから、
病気とかじゃなくて足の怪我とかがいい。
複雑骨折か何か分からないけど、長引 ....
 道端にメガネが落ちてたんだよ、それだけ。
 春なのに雪が降って、薬局のタモリは相変わらずびちっとポマードセンター分けだ。「ぢ」とは痔のことだ。「痔」のみなさん、おはようございます。今、 ....
自転車のサドルってやつは、大抵ピッタリしているものだけれど、一瞬どこだか忘れてしまうその名前はさておき、色はタンカーから流れ出す按配の、石油的な黒だ。とにかく座る場所なんだけれど、それがそいつはどうも .... まず死を見に行く
コントロール出来る死をいただく
痴呆症の祖母から
工事現場でつまづく
茶色の家並みのくねる道に隠されている町
工事現場でつまづく
痴呆症の祖母から
コントロール出来る死 ....
一ヶ月くらい前のはなし
ひどい目に遭って
脳がとろとろ流れだしたので
頭が空っぽになった
空っぽの頭の中に
黒い髪の少女だけが残ってた

少女は狡猾で残忍
僕が惹かれているのを知って
 ....
眠ってはいけない
眠ってはいけない
眠ってはいけない
眠ってはいけない

眠れば明日はこないから
髪の毛をいじる
ふたつのちいさい手が 髪の毛をいじる

結んで 縛って ほどいて 感触を確かめて
しあわせな時間 あたたかい手

ほっぺを挟む 
両手でちいさな 餅のようなほっぺを挟む
 ....
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