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意外なところから
闇が降りてきた

その中で書いていると
母が向こうを向いて
おばあちゃんと
しゃべろうとしている
しかしお母さんの許せない気持ちが
歯の形になり
お母さんの言葉は
 ....
すれちがいじゃありません
すれちがうにはあまりにとおいのです
ぎらぎらしたつきがはなしかけてきます
またひとがいきました
のぞみどおりじゃないですか
むねがはりさけそうです
とくにいたみは ....
ここにちかよってはいけません
きれいなはながみえているでしょう
もうとりかえしがつかないですよ
かんぜんにはまだ
わたしはこわれきっていません
うつくしいおんなをもとめています
し ....
夕景風が鳴る
ふひゅーんあおあお
さざめくざさささ

ふひゅーんあおあおは彼方からの信号で
信号を窓の中から感じている僕は
木のように揺れている頭のなかを巻いて

片頬をうちぬかれたお ....
夜を飲む
悲しみから
夜を飲む
とてつもない失敗から

失敗などないのかもしれないが
粗末にしてはならないものがある
ぎりぎりに追い詰められる毎日でもそれは勝手な僕の事情で
ゆるやかな ....
窓のお外は夕景
意味なき歌が流れる
書くことは一度死ぬこと
それを生きること

またたいた瞬間
カラスが鳴いた
時計がうめいている
時間が泣いている
もう廃人かもしれないと思う僕は
 ....
落っこちたのに
僕は生きていた
確かめるものはなく
暗い陥没点から深く
上空
光の一点を見つめていた

ねじれない空気
透き通る闇
すすけた壁
恐いのにただぼんやりしている

 ....
ハジメ
空から
電波

によると
によると
よると
よるとに
よるとにい
よるとにいち
よるとにいちゃ

夜とにいちゃんがたたかって
たたかっているにいちゃん負けながら
負 ....
笑ってる
イライラしてる
電車にのる
意味なく運命から逃げて京橋を通りすぎ
光が刺して来る
きもちいい
何かが静まり
次の川をわたりながら
女の子の高くいきる声に、おののく
電車の中 ....
人を殺すのは
言葉と沈黙と
ナタと細い針と
1パックのインシュリンや
わずかな水や
砂漠

何でもどこでも凶器

笑われていろ
泣いてやる
勘弁してやる
許されない
開き直 ....
海に沈んだ後に
ぼくのカラダがどうなるかは
後の人が論ずることだが

はた迷惑なはなしである

地球の火かりっと
燃えている営み

太陽の光より
温泉のように湧き出してくる、海底温 ....
障害年金とれるかな

年金財政ぼーろぼり
「先のことを
ゆっても仕方ないよ」
つーのも、わかるが

マグマ
噴火火災竜

死人にくちなし
怒るやつらは
メディアの中

 ....
さんだるで掃いて
町を踏めば
そりゃあ素敵な
ターミネイターが
生えてくるけど

ここはどこやと
金属の葉をゆらすので
まちな
ちょっと聞いてくるわと
コンビニの店長に
聞くと
 ....
今日もくもくも黙って

黙ってこのカラダ働いてるわけでなし

  昨日か、そんな言葉は覚えたから
  死んだも同然なり

      +

あかるい光線がヒット
網膜の選択 くも膜 ....
遺伝子ってのは
忘れてても
覚えている奴

あんまり頭を使わずとも
友よ
あなた

考えてないけど
市バス乗り場て
読めるなあ
習ったからだけや
ないでしょう
【覚えている】 ....
このひとと
子供を
授かりたいと
思った女性がいた

別れた

昼寝のあと
毛布のくらやみに
想像の
子供の影を
写す

おさない私の中の
泡ダチは
つよくはじけ
夢見 ....
野茂投手が
大きく腰をひねり
ボールを投げるのを
見ていると
カッコイイ

僕と同じ大阪で育ち
朝が弱いので
朝の練習はとても
嫌いだったらしい

米の、放送局のインタビュアーに ....
批評書きます
ラーメン屋には最近行きません
夜の空気は、見慣れなきものになりつづけ
脂っこいものは、
もうごめんなさいよ

空がまばらな光線にけぶるし
いのちの100当番にはかけたことな ....
記憶のない誕生日

うまれたからだならなんだかしらないがとてもつきはてるにははやすぎのびていくいとはほそくたよりない


昔の誰かの考えを辿る
遡っても白いだけ

白いだけに父

 ....
雨が止んだそのまま
空気は僕の肺で湿りながら撫でまわして、くぐる血管が霧を食べる
さっき女ともだちに
意地悪なメールを送った
送らない方がきっと
あの女を苛立たせる
あまりに一般的な
妄 ....
窓が暗いからって



窓が暗いからっつって

ざり

カーテンがにやりと
せせらう花瓶に

砂があたりに
散らばってるからって




はいずりまわり

 ....
カナリヤ


時限発火
たたたた
この廊下をはしるな
年金は払えない

道祖神


産まれた足
 ....
かたちがない雲の
のんのんした響き


コロ

しばし倒れて鉄塔

はめられたんだ
生きる鋳型に
はめられたんだ

被害者意識それ
わたし

受け身をとれない

打 ....
若干 死ぬ気持ちが 薄れるときがある なんとなく 変な感じである
こぼれそうな雲の厚い切れ間から母の頭が うなだれている

ソウルケージとはスティングの曲だったか
たましいの鳥 ....
しゃあないこと
いうても な しかたない こっちゃ けど な わしにも いわして な
てんのじにな まあながいこと な くらしとる というか ほれ あれや あれ  ....
考えすぎと、たれか云う

しかし、霧の中に一度
入ったもの
考えすぎないと
むしろ、僕の霧の触れるままに
いきる
それ歩みつづけること
はっきりと
終わりのない坂の眺望
辿り着くま ....
すてきな
漆塗りの木の椅子に
画廊で座る

ご主人は魔法使い
みたい

椅子はお尻の部分が
固い木で
柔らかい不思議

肩が凝りがちな僕
でも
背筋に
木の中を水が通るよう ....
出口がない
そう感じたら
潜れ
潜れ

水死体みたいに
朝の空を流れる

昨日の夜
大阪環状線で
車両事故

ムナシイ
家と反対に
生まれた方へ
帰る

夜をとおりゃ ....
からみあう唇の
なじるように
押し込めてしまいたい、それ
ぼくの歩いてきた日々のワガママのクルミ

こんなことを続けて
気持ちいい
後には
何も進まない
つながりを確かに
したい
 ....
自閉症って
変わったなまえだな

でも、そう呼ばれて毎日。
病名とは関係のない、ある?家族はどんな気持ち?
わかるなんて、ウソなんだ
けど、偏見持ったままでも、顔が浮かぶよ。仲イイと僕が思 ....
鏡文字さんの石川和広さんおすすめリスト(50)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それはかなしみのため- 石川和広自由詩8*05-9-20
ひとでなしつうしんB- 石川和広自由詩7*05-9-16
ひとでなしつうしん- 石川和広自由詩8*05-9-14
ふひゅーんあおあお- 石川和広自由詩9*05-7-4
夜を飲む- 石川和広自由詩8*05-6-22
うた- 石川和広自由詩9*05-6-4
たどる- 石川和広自由詩9*05-5-30
によると- 石川和広自由詩8*05-4-11
- 石川和広未詩・独白2*05-3-2
花いちもんめ- 石川和広未詩・独白3*05-2-27
焚き火を囲むのは- 石川和広自由詩4*05-2-10
職はなにかとたずねたら- 石川和広自由詩2*05-2-8
絶滅さんだる- 石川和広自由詩4*05-2-7
ひとつもり- 石川和広自由詩3*05-2-2
これからどうしようか- 石川和広自由詩3*05-1-27
いない子どもを待っているのか- 石川和広自由詩4*05-1-21
オフの野茂とぼく- 石川和広自由詩9*05-1-20
夜のあてつけ、終電、ああそれから批評- 石川和広自由詩6*05-1-16
記憶のない誕生日- 石川和広自由詩4*05-1-6
弾痕- 石川和広自由詩3*05-1-6
波紋- 石川和広自由詩1*04-12-31
はやりやまい- 石川和広未詩・独白3*04-12-27
ひかりの後ろ姿- 石川和広自由詩3*04-12-26
おとかげろうし- 石川和広自由詩1*04-12-25
ほるもん(無限のことば)- 石川和広自由詩5*04-12-24
錐通し- 石川和広自由詩1*04-12-22
画廊で不思議- 石川和広自由詩3*04-12-21
環状遊泳- 石川和広自由詩6*04-12-13
白いノイズ- 石川和広未詩・独白3*04-12-11
世界への欲望- 石川和広自由詩1*04-12-9

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