すべてのおすすめ
面白い冗談で笑わせてくれ
出来れば流行の三秒で笑えるレンジなお笑いがいい
シャツに小汚い染みをこれ以上
増やしたくは無いグレイト・ジーニアスを
知っていたらここに電話してくれ

彼は待合室 ....
                  080527




立葵
夾竹桃
烏瓜
筍掘り
ミドリムシ
やなぎかげ
水の玉手箱
嬉しいたより
小判10枚
偽小判  ....
「別れる日は決めてあるんです」
あどけない顔をして
サラッと彼女は言う
離別の餞まで手に入れた
お人形のような瞳には
背景の妻子の温度は伝わらない
サーモスタットはいつ壊れるかわからないの ....
雨上がり

日曜日の朝

まだ薄曇りの光

そんな時間帯が好き


ピアノが雫を落としたり

ギターが疼いて泣いたり

ぼくはまだきみが好きだ

なんどか呟き嘘とわかる
 ....
胸のいたみに身をまかせ

予感のまえで肘をさすった

空がこどくを叫んでいる

あたらしい緑が燃えている

だっくだっくと坂を下る

つないでいるのは骨だった


 春にむか ....
ここで会った人にさよならでもないのに
さよならを言いたくなる
すぐに気は変わって
さよならは言いたくなくなる
代わりに、やあ とか どうも だとか
こんにちは を試したくなる
 ....
本の続きが読みたいと思ったので
部屋を出て外へ向かう
ポストの裏側に続きは書いてあった
また続きが読みたくなったので
デパートへ行く
エレベーターの壁に続きは書いてあった
(僕だってこんな ....
{画像=080524153641.jpg}

人を判断する基本としての足首
ぼくの友人は足首で判断する
細い繊細な足首がキリリと力強く歩み去るのを
眺めるのが好きだ
太い力強い足首が折り重 ....
ときどき僕は
「やさしさってどこにあると思う?」って
生徒に聞いてみたりする

僕はにぎりしめた手を胸にあてて
コンコンとノックするようにたたく

生徒は了解したように
「胸のおくにあ ....
ぼくらには

見えないことがたくさんあって

想像力で

いままでの経験で

それを

埋め合わせしたりしている

否、

じぶんの器でしか

それを

埋め合わせ ....
あなたはいつも
わたしの
開かれた窓でした
そこにはいつも
新鮮な空気が流れていて
清潔な水色の空とつながっている

たとえばそれは
岬の草はらの淡いスケッチで
たとえばそれは
ガ ....
                  
                


雨曇りに包まれた
135号線沿いの海を
古い友だちと歩いている
どんどんどんどん歩いてく
楽しくて嬉しく ....
(1)
まぶたには
海よりもたくさんの
なみだ というものが
満ちては引いて
ときに こぼれます

しあわせな、いちにち
うつむいた、いちにち

わたしは顔をあげて
まるで洗面器 ....
夜が黒いから

登って

(13)

のぼって

こわいことしようよ



堪えられなくて

わたし

首根っこかじった



(血はくろい
くろいからこ ....
俺はなしくずしだ、運命よ俺の髪の先を噛め、俺の髪の先にお前の刻印を残せ
俺はなしくずしだ、溝に鼻先を突っ込んで汚れた水を飲む
俺はなしくずしだ、どれほどさまざまな手口を試みてみても何か ....
吊り皮を枕にした朝
素肌の味を思い描き
定時を目指す


学食を想い
立ち止まってはみたが
正門のサイズが合わない
すれ違った後輩が
陽ざしに目を細め
素肌をにじませようと
侵入 ....
机の上に取り残された食器が
うらめしそうな目でこっちを見ている
脂っぽい食べ物でも入ってたんだろう
白く黄ばんだ何かがこびりついて
誰かの吸殻が取り残されている
あのロゴはあのストライプは
 ....
下を向いて歩いていたら
五月がおちていた

かたちというほどのかたちもなく
いろというほどのいろもない
けれどなんとなくそれが
五月だということは感じられた

そのままにしておくのもあ ....
雑居ビルの中にある小さなライブハウス
彼女が鍵盤に指先を下ろした瞬間
スタインウェイは真っ直ぐに彼女を見つめた


たたみかけるような熱い音の重なり
スタインウェイと彼女の間には
透き間 ....
わたしはたぶんかなり疲れていて
これ以上1ミリグラムだって溶けない
飽和寸前の塩水のようにぎりぎりで

でも

疲れているのは心なんかじゃなく
塩辛いのは涙のせいなんかじゃなく
あくま ....
街なかで白い小鳥を配っていた
籠に入ったたくさんの小鳥を
小鳥配りの人が要領良く配っていく
受け取らないつもりでいたのに
いざ目の前に出されると受け取ってしまう
わたしが手に取ると
それは ....
                 080516




偶然と書いて
ぐうぜんと読ませる
ぐうぜんが生まれ
ぐうぜんが目覚める
ぐうぜんが欠伸をする
起きろ!
朝だ! 起きろ!
 ....
なにげなく偶然に
となりどうしになった、名前
お互いブランコだなあって
思った、夜

こいでるスピードもたぶん違うし
わたしは何かとものを言いたがるから
足でとめて また土をける け ....
 カメラに向かい
 天気図を背にして
「午後から雨になります」
 と伝え
 小さく頭を下げ
 辞表を提出し
 その日の午後
 先生は雨になった
 
 それは小さな雨だったが
 傘を ....
降り注ぐ陽光の
ウルトラバイオレット
億千万の雨粒は
一つ残らず光線に撃ち抜かれ
無数のプリズムが
宙に弾けては消えていく
木漏れ日の中で
メロディは加速する
水たまりがスプラッシュす ....
仰向けになった僕の胸に、女がうつぶせていた。二人は裸で、繋がったままでいるから、少し動くたびに、女は小さくため息をこぼした。キスをするとその湿った息で、重たくないかと聞かれた。大丈夫、胸の上で寝かせる .... わたしはあなたの顔をつかんで
こじあける 歯型 の
わたしの腕を救いだす

床板をたたく あなたのかかとが荒い
並ぶまで屈めて 指先で
ちいさくバツのしるしをつくる
しい と
前歯で息 ....

わたしの家の郵便受けには
朝になるといつも
赤い花がいっぱいに届けられる
露を含んでぽったりと
流れ出しそうな赤い花だ
どこかにわたしを好きな人でもいるのだろうか
捨てるに捨てられな ....
わたしの棲む場所を流れる川に
水はない

誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる


     *


夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
手首のそれらは
恰好の題材となったことだろう

吐き気をもよおしながらも
最悪という名の底からすくいとることを
忘れてはいない
口をつぐむしかなかった

振る舞いに不協和音が混じってい ....
よしおかさくらさんの自由詩おすすめリスト(519)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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JUDA- manabe kenta自由詩6*08-5-22
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創書日和「器」- 虹村 凌自由詩2*08-5-21
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塩水- 大覚アキ ...自由詩308-5-19
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胸の上で、- rabbitfighte ...自由詩6*08-5-15
朝礼- 縞田みや ...自由詩2*08-5-14
日常- 吉田ぐん ...自由詩1308-5-13
水の空席- 望月 ゆ ...自由詩49*08-5-13
あいつ- FUBAR自由詩8*08-5-13

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