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その夕方は
台所のテーブルに
向かい合って座り
母は
きんぴらにするために、ごぼうを
笹がきに削いでいた
わたしは、その灰汁で黒くなった指の先、手を
目の中に映し撮りながら
小窓か ....
明日のことばかり考えている彼女と
昨日のことばかり振りかえる僕
針で突いては
月は破れ
倒れこんだ水のない
手もつなげない花が二輪
カーテンレールの、かららと転ぶ音
風が吹いてる ....
雨に浸されて
ぼくのジーンズは裾から濡れだす
(ねぇ 君のカーテン
いつかすはだにまとうはずの、
快晴のあお・・・・・)
ぼくは今日も雨だったんだよ
軽く頭をこづかれ
....
(1)
まぶたには
海よりもたくさんの
なみだ というものが
満ちては引いて
ときに こぼれます
しあわせな、いちにち
うつむいた、いちにち
わたしは顔をあげて
まるで洗面器 ....
なにげなく偶然に
となりどうしになった、名前
お互いブランコだなあって
思った、夜
こいでるスピードもたぶん違うし
わたしは何かとものを言いたがるから
足でとめて また土をける け ....
ときどきわたしは きみのけいこくをわすれてしまっては
傷を縫った糸を食いちぎられる思いをする
ときどききみは わたしのおもいなくときにあらわれて
たどたどしくやわらかく、レクチャーをして ....
よしおかさくらさんの唐草フウさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
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Point
日付
ずっと変わらない
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唐草フウ
自由詩
11*
08-9-16
哀しい二人
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唐草フウ
自由詩
7*
08-8-29
ジーンズの裾
-
唐草フウ
自由詩
7*
08-6-11
まぶたの海
-
唐草フウ
自由詩
10*
08-5-22
ぶらんこ
-
唐草フウ
自由詩
11*
08-5-16
予感
-
唐草フウ
自由詩
9*
08-2-8
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