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何しに来た？
って
ぶっきらぼうに
訊かれて

機械みたいに
サイトシーイング
って応える

観光と書いて
サイトシーイング

笑える

遠い遠いところから
光を観にきま　.... 思い出し笑いを
小さな箱に詰め込んだら
いつかのクリスマスプレゼントの
きれいなリボンで飾ってあげる

右手には甘いキャンディ
左手には苦いチョコレート
どっちもあげない
どっちもあげ　.... 心の闇
なんていう安っぽい言葉ひとつで
人殺しの気持ちを説明できた気になるなよ

＋

薄っぺらなプラズマテレビの向こう側で
薄っぺらな現実が不意打ちみたいに暴発する

眩しい
眩　.... わたしはたぶんかなり疲れていて
これ以上１ミリグラムだって溶けない
飽和寸前の塩水のようにぎりぎりで

でも

疲れているのは心なんかじゃなく
塩辛いのは涙のせいなんかじゃなく
あくま　.... 降り注ぐ陽光の
ウルトラバイオレット
億千万の雨粒は
一つ残らず光線に撃ち抜かれ
無数のプリズムが
宙に弾けては消えていく
木漏れ日の中で
メロディは加速する
水たまりがスプラッシュす　.... 買って帰って
組み立ててよ
おれを

そのあと
一生飼っておくれよ
使えない奴だなんて言わないで
やさしくして
やさしくするからさ

たまには
散歩に連れてってよ
いっしょに真　.... 　鱈の干物、すなわち干鱈を、ベランダで黙々と割いている。
　春の日差しが少し眩しい、三月の最後の日曜日の午前中。どうやらおれもついに花粉症になってしまったらしく、さっきからくしゃみが止まらない。にも　.... ぼくのくちびるから
溢れ出した言葉は
美しい貝殻のような形の
きみの耳に流れ込んで
まばゆい光を放ちながら
絶え間なく反射しあって
きみの頭の中に
ゆっくりとイメージを結晶させていく
　.... 地球のてっぺんから
百万発のロケット花火を飛ばして
高原でバーベキューなんかやってるような
さわやかな連中を追っ払ってやりたい
乱暴な音楽が流れ始めたら
ちぎれるほどめちゃくちゃに頭を振って　.... 風が光っている
それを
瞼の裏で感じて


われに五月を


犯罪的なほどに
短いスカートをはいた
女子高生の耳元で
一編の詩を
ささやいてみたい

気が合えば
ふたりで　.... ぼくは
腐った野苺を食べてしまったから

おかあさん

さよならです

片耳のちぎれた野良犬が
悲しい目でぼくを見つめているよ

灰色に濁った
その目の奥から覗き見る世界は
ど　.... 見たものを
すべて
心の中に閉じ込めて
持って行きたい

今夜

それなのに
掌に掬った水のように
うわずった声が
後から後から
唇からこぼれては
二度と取り戻せない

だ　.... - - - - - キ　リ　ト　リ - - - - -


瞼の裏側にしか存在しない映像がある


- - - - - キ　リ　ト　リ - - - - -


暴力が
形を伴って立　....

よしおかさくらさんの大覚アキラさんおすすめリスト（13）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
観光	- 大覚アキ ...	自由詩	4	08-8-12
×××	- 大覚アキ ...	自由詩	8+	08-6-24
ヒミズ	- 大覚アキ ...	自由詩	10	08-6-21
塩水	- 大覚アキ ...	自由詩	3	08-5-19
キラーチューン	- 大覚アキ ...	自由詩	2	08-5-15
センチメンタル・ジャーニー	- 大覚アキ ...	自由詩	5*	08-5-9
干鱈	- 大覚アキ ...	散文(批評 ...	2	08-4-30
アクロス・ザ・ユニヴァース	- 大覚アキ ...	自由詩	3	08-4-30
流れ星降り注ぐ静かな夜に革命がはじまる	- 大覚アキ ...	自由詩	7+	08-4-22
われに五月を	- 大覚アキ ...	自由詩	11	08-4-14
腐った野苺	- 大覚アキ ...	自由詩	8	08-3-14
桜	- 大覚アキ ...	自由詩	7	08-3-4
アンダーカバー	- 大覚アキ ...	自由詩	3*	08-2-26

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