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わたしの棲む場所を流れる川に
水はない

誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる


     *


夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
{引用=からだのすべてを耳にしてしまいたい、いっそ}




糸電話から伝わった振動が、
あのひとの声だったと気づいたときには、もう
音もなく、底はふるえない
わたしを塞いでいく夜にも ....
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう



  ....
よしおかさくらさんの望月 ゆきさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の空席- 望月 ゆ ...自由詩49*08-5-13
朝の、底- 望月 ゆ ...自由詩31*08-2-20
さしすせそ、- 望月 ゆ ...自由詩37*08-2-16

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