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家族に絶望して
ああようやく私もここから
逃げ出せると
そう思いました
血のつながりを
絵の具の白で塗りつぶして
ああ白色は
このためにあったのだと
私は思いました ....
折れた木の枝は
交尾中のティラノザウルスのよう
街路樹は
地面から生えた手のよう
夜の散歩道には
昼間に見えない
不思議な生き物たちが
姿を見せる
地面に映る ....
トントンとドアを叩く
あまがえるが立っていた
雨が降りすぎてねぇ
しばらく雨宿りさせてくれないか
あまがえるは
びしょびしょの体をタオルで拭いて
どっかとソファに座り込んだ ....
嗚呼、空だ
空だけが、ある
この視界を埋めるのは
ただ唯一の空だ
嗚呼、なんて重い
この一つの体で支えるには
なんて重い
体中が大地に縛り付けられて
気づかぬうちに ....
ある夜ふと私は眠り方を忘れてしまった
思い出そうと頭を振り絞ってみたけれど
それほど易しいものではないようだ
私の眠り方は私しか知らない
何日もすると
私は眠り方を忘れた自分に ....
洗濯物が風に揺られて
乾きやすい季節になりました
洗う回数も増えてしまって
あなたの香りもすぐに消えてしまいます
四月の暖かさは
すべてを曖昧にしてしまうから
あなたと過ご ....
たんぽぽが咲いてるよ
寒い冬を乗り越えて
黄色い花びらを
太陽に向けて
いっぱいに開いているよ
その姿は
なんだかとても勇ましくて
これからやって来る春を
両手広げ ....
ジェリーフィッシュ、ジェリーフィッシュ
そのままでいいか
そのくらいが丁度いいか
ジェリーフィッシュ、ジェリーフィッシュ
世間をたゆたう
邪魔な奴あちょいと突刺してやりゃいい ....
蔦谷たつやさんのなかがわひろかさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ファミリー・アフェア
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なかがわ ...
自由詩
4*
07-5-13
夜の散歩道
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なかがわ ...
自由詩
3*
07-5-12
あまがえるの雨宿り
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なかがわ ...
自由詩
4*
07-4-18
空色
-
なかがわ ...
自由詩
5*
07-4-6
眠り
-
なかがわ ...
自由詩
2*
07-4-2
春の光
-
なかがわ ...
自由詩
2*
07-4-1
たんぽぽ
-
なかがわ ...
自由詩
2*
07-3-30
ジェリーフィッシュ
-
なかがわ ...
自由詩
2*
07-3-22
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