雨の目覚まし湿度 程よい温
右に傾かず左に傾かず 軸を感じる

雨季を待っている 四季は美しいから
日差しを和らげる優しい曇り空 大丈夫 心の底は晴天だから

自分にしか伝えられない感覚を ....
そのあと
泣きながら話したこと
そのあと
青い空に憧れたこと
そのあと
たんぽぽの綿毛が優しかったこと


きみが傍にいたこと
本のあいだにしまい込んだきもちのこと
故郷という ....
私がかなしいのは
海が波立つからではない


海が波立っているのは
私がかなしいからではない


あまりに遠いところから注ぐ
あまりにも薄い光を反射して


波がしらのひとつひ ....
火事になっている消防署がある ことばよりさきに
脱ぎ去れない肉体を持って
取り乱す
見上げれば
木漏れ日が
からだを斑に染め
赤と緑に、網膜が灼ける

わたしは、うまれてしまったのだ
あかくふよふ ....
約束をするのは苦手です。
守れないことも、守られないことも、
どちらも悪くないのに、
どちらも哀しすぎて、
涙も言葉の海に沈んでいきます。
生きることは寂しいです。
忘れることも、忘れられ ....
光が次の
季節を連れてくる
風はそれを
押し戻そうとする
雨が次の
季節を置いていく
人はそれを
なかなか見つけ出せない

ひと雨ごとに
行きつ戻りつしながら
季節は摺り足で ....
川原の小石の上に
きのう置いていった青梅が
今日なくなっていた

こんな寂れた小川に
人が来たなんて
想像つかないし
それなら昨夜
予期しない水が溢れて
流されたのか

 ....
生き恥をさらしています冬の凪 喪服はだけている月明かり いいよ
わからないでいてあげる

まつ毛の角度や
飲み干されなかったコーヒー
長いまま燃えつきる煙草
いつもと違う靴

あたらしいゲーム
みたいに
わからないでいてあげるよ

 ....
江戸の町を外れた木々の緑の林道を 
刀一本脇に差し 
首輪を繋いだ愛犬つれて 
{ルビ悠々=ゆうゆう}と風を切り 
西郷どんは、ずんずん歩み往く 

勝海舟の願いを聞いて 
江戸の戦火を ....
それは無責任さから来るものではなかった

ちあきなおみが黒人霊歌の奈落のとばりに

サマータイム・・すっと立って歌っていた


夏の粒子のような湿度と暗闇

わたしはたましいを遊ばせる

いいことなん ....
   


    ため息ついたってかわらない
    いまある現状は
    過去のわたしがつくったもの
    引き受けよう
    じぶんがつくったものならば
    ....
沈黙の海へ
ダイブ
言葉の氾濫に
へきえきして

漆黒の空へ
ジャンプ
人工の極彩色が
毒々しくて


指でサインする
タイム
遊びの約束
子どもの現実

繋が ....
いろんな天気があって
いろんな空があって

自分で選べるわけじゃないから
ただ黙って歩くしかない

ひとりだと思えばさみしい道も
みんなおなじと思えばがまんもできる

不特定多数のだ ....
まどろみのカレイドスコープの中で
アリスとウェンディが交錯する
白ウサギを追いかけてワンダーランドを駆けるウェンディ
ピーター・パンを追ってネヴァーランドを飛ぶアリス

少女たちは追いかける ....
骨太なベースラインや冬の虫 獺祭忌ロマンチックが行き止まり 仰ぎ見るsolaに巻雲麗しく蒼の祭りか大好きなソラ 巻くだけで
腹筋鍛える
ベルトって
ぜんぜん長さ
足りねえじゃんか
わたしの見ている景色は
きみたちとは大違いなのだ

わたしの見ている景色は
ゴージャスなブロンド
タンクトップ&ホットパンツから
こぼれんばかりの
サンシャイン、チッツ&ボトムなのさ
 ....
ここでまた信用一つ無くしたり 皆に大切にされ
心を砕き、
言葉をかけてくれる。
夢を見せてくれる。

人を大切に思い
言葉を選び
共に尊重する。
互いの幸せを願う。

プレゼントをして
喜ばれ涙する。
自分 ....
いつも猫ばかり見ている

静謐な佇まいに時を忘れ

衝動のまま自らを由とする様に息をのみ

猫という美しい獣に憧れ続けている

 わたしは悲しい犬

どれほど否定しようとも

 ....
この詩は
良くないのかも知れない



スターバックスで
言葉を無くして
コーヒーを飲んでいた


友達は
恋人と過ごしている


もう一人は
親と過ごしている
 ....
 
いつもの景色を傾けて

いつも置き去りの気持ちは 時々 やはり うずく

さよなら を 何度 経験しても

痛みに強くはなれなさそうだ

言葉があって よかったと思う

感じ ....
人は皆
ありふれた日常のなかで
少しの無理や
少しの後悔と
日々闘っている

そんな自分を
たまには労わってあげよう
ほんの少しの贅沢と
ほんの一握りの愛情で

コーヒーに一匙の ....
よくみられたい
よくおもわれたい
少なくとも嫌われたくない
そんな鎧は
いったん着てしまったら
脱げないよ

いらなかったのに
そんな鎧をいつから
着てたんだろう
重いのに
脱げ ....
ことばで上手く伝えられないことを
どうやって今 君に伝えよう

はるか昔はるか彼方の国の山の上で
あの尊き御方が
弟子達に伝えたように
傍らの花に触れて微笑んで君を見ようか
君はその尊き ....
渡辺亘さんのおすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨季を待っている- 朝焼彩茜 ...自由詩613-5-7
そのあとがある- かんな自由詩20*13-3-12
かなしい海- Lucy自由詩26*13-3-7
火事になっている消防署がある- 北大路京 ...自由詩2+13-3-5
ことばよりさきに- 凍湖自由詩9*13-2-25
それでも- Mélodie自由詩313-2-25
雨水(うすい)- nonya自由詩27+*13-2-19
川原の小石の上に- オキ自由詩4*13-2-12
冬の凪- 北大路京 ...俳句213-1-23
喪服はだけている月明かり- 北大路京 ...自由詩313-1-23
白い- はるな自由詩1113-1-18
西郷どんは今日も往く_- 服部 剛自由詩6*13-1-17
サマータイム- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-1-16
これから- 石田とわ自由詩7*13-1-4
見えない戦闘- シホ.N自由詩313-1-4
あるこう- 朧月自由詩812-11-28
少女カレイドスコープ- 塔野夏子自由詩6*12-11-17
冬の虫- 北大路京 ...俳句312-11-12
獺祭忌ロマンチックが行き止まり- 北大路京 ...俳句212-9-29
solaへと至るうた- 高原漣短歌1*12-9-28
メタボリック短歌8___初潮編- 花形新次短歌212-9-17
景色が違う- 花形新次自由詩412-9-17
失言- ペポパン ...川柳5*12-9-17
幸せ- ペポパン ...自由詩7*12-9-17
憂鬱の鎖- ただのみ ...自由詩16*12-9-10
フラペチーノ- 番田 自由詩112-8-12
選択- 山崎 風 ...自由詩111-10-6
心に魔法を- 菜穂自由詩3*11-10-3
あたしのまま- 朧月自由詩811-9-10
ことばで上手く伝えられないことを- 相差 遠 ...自由詩4*11-9-10

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