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公園の砂場で
車のおもちゃが死んでいた
一度も生きたことがないのに
もう自ら動くこともないのだ
近所の庭に咲く
キンモクセイが香っている
今まで見たことのある死体と同じように
嫌な匂 ....
たかいとてもたかいところで
鐘が鳴って
響いてふるえ
始まったんだろ
どんどん共鳴して
音があたるから
どんな形かわかって
反響して
わかってきて
まだ目もひらいてないけど
柔らか ....
グレープフルーツ、を{ルビ啜=すす}ると
ゆびさきやら舌先やら
なぜだかきみを、
おもいだして

グレープフルーツ、か
それとも、ぼく、か
においのあふれる
部屋になる

 ....
行ったり戻ったりしながら、雲のような感覚に耳を貸す

触ろうとしてもさわれない

いま自分が人間であるなら見つめることしか出来ない雲

雲はふわふわと空に浮かび、なんでもない人たちが見つめ ....
 水が流れ、小さな波形を象りながら、水が流れ、流動し、常に変化し、透明は透明を反射し、波は闇の中に動き廻り
 川は流れ、光を包み込みながら川は流れ、あるべき方向へと流れ、何も変わることはなく、静かに ....
ポエムみたいな花畑で
ちいさな子どもたちが
でたらめな歌を歌いながら
シロツメクサで花輪を編んでいる


リアルとは血が流れることに非ず


地雷の敷き詰められた地面に
ハチミツの ....
             2007/03/24
まあいいかと言いながら
バイクのエンジンを吹かす
アクセルを吹かすというのが
普通の言い方だと思うのだけと
アクセルは制御のための付属物だ
 ....
三月も残り僅かとなり
ほころびかけていた桜の花も
一輪また一輪と開き始めてきました
桜の花が満開となり
その花が散り始めると
思いだす事があります


由美子姉さんとは実家も近所で ....
消防車と救急車とパトカー およそすべてのサイレンの付いた乗り
物が ひどくゆっくりと南に向かって走っていく ぼくはそのあと
を野良犬のように追いかけながら交差点に差し掛かるたびマラソン
のゴール ....
くるぶしの水位で哀しみが満ちているので

じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ

とっても歩きづらい


どうせなら肩くらいまで浸かっちゃえたら

のんびり平泳ぎでいくのにな
{引用=deep-freeze
[動](他)
2 無期限延期[保留]する. }

小さな六畳間に溜め込んだ過去の残骸を
捨てる算段が立たない臆病者ごと
きゅっと纏めて窓から捨てる
海 ....
地面をどーん
地面をどーん
顔いっぱいにサングラスを押しあて
一歩一歩
うまれてはじめての風景を踏みしめて
赤ければエビであって
つるっぱげのタコ、血眼の猫であって
ピンクの自転車は貧血 ....
心に頼り心で確かめ心で伝える
心が無くなれば宇宙も消える

確かめるというのは常に
その一瞬一瞬でしか使われない
後のことはともかく

こうして二人だけの永遠ができた頃
どこにも君はい ....
あの日はきっと春だったと思う
部屋に置かれた
アジアンタムの葉がそよいでいた
近くのスピーカーからは
小鳥のさえずる声をバックにした
ピアノ協奏曲が流れていた
窓から差し込む光が
やさし ....
小鳥はもう飛ばないんだ もう死んでしまったんだ
生き返らせてときみが泣くから
小鳥の背をナイフでなぞった
流れる赤い血を見てふたりはせつなくなれたから
青空の下 海へ向かってる

肺が放出 ....
泥を かわして
かわして また 泥

すきだとか きらいだとか
そんな難しいことは あとからになさい
もっと ずっと あとからになさい
余裕がでるまで 待ちなさい


 陽をあびて  ....
午後から雨

そうだね
草丈より少しばかり高いだけだよ
寝転んで空を覗けば
透き通ってくどこまでもずっと
背中がくすぐった痛いね
午後から雨だね
蟻が不器用な列を作って
ゆっくりと夏 ....
喉が渇いたので 
駅のホームのキオスクで買った 
「苺ミルク」の蓋にストローを差し 
口に{ルビ銜=くわ}えて吸っていると 

隣に座る 
野球帽にジャージ姿のおじさんが 
じぃ〜っとこ ....
遠い記憶の片隅に
桜の花が咲き誇り
淡く染めゆくその色に
時の流れを知りつつも
時の流れの哀れさも
歳を重ねて見えてくる
はかなきものは美しく
美しきものは泡となり
消えゆくものは夢と ....
月がね
切った爪みたいでね
汚れた爪
置かれてた
夜空に貼り付いた枝の隙間に
どこまで歩いても
消えなかった


もうどこにいけばいいのか
わからないはるが白すぎて
どこから ....
春風に 舞う
たんぽぽの 綿帽子

大空に向かう
綿帽子の旅

太陽に 銀色にみゆる
綿帽子

風にゆられ ふわふわと
海の みゆる あの

公園に 休もうか
芽が出て 蕾になり
黄色い 夢の花

 ....
日曜の朝
一人の娘が固まっている
俺の妻だ。
枕元に携帯電話が二つある
電池パックを入れ替え
その機種でしか出来ないゲームをするらしい
いまはモンスターハンターというのをしている。
雨が ....
かつてここには。
かわなめしがすんでいたという。
やぼようのときだけあしばやに。
よそものたちがとおりすがり。

うすぎたないしゅうきょうとほこりにまみれたまち。
ごうごうとうなりをたて。 ....
曇天の沖から軟らかく
水の予感を含んだ風
割れそうに痛む頬を包み込む

声は白々しく掠れて
雲が低く海を押すように

閉じ込められた玉砂利が
剥き出しの道に拡がる
窒息を誘う膜
 ....
ここには居場所がないけれど、
実はどこへ行っても居場所はなくて、
探して見つけられるようなものならいいけれど、
そんなんじゃなくって、

田舎の土の匂いがしない砂利道で、
掘っても掘っても ....
つよくドアを開けた
勢い込んで歩き出した私を
なまぬるい夜が迎えた

予告なんて
してくれやしない
自然も人も

昨日までの冬が
過ぎ去っていたのに
日中は太陽がいるから
冬も偽 ....
ほら
今日もまた
隣のきれいなおねえさんが
税金を納めたよ
もう
モバイトしてワークしている
場合じゃないんじゃない

ほら
いつまでも
決心がつかないでいるから
きれいなおねえ ....
       
      と君は
     言いかけて
    黙ってしまった
   桜の花びらが散って
  一枚が肩に落ちたんだね
  手に取って真近に見たら
  とても薄くて白くて ....
ここさ、庭広いでしょ。
全部芝生だしさ、小川まであるしね。
水が綺麗かどうか知らないけどね。
夏はお前、入るんだろうね。

目の前の大学にはもっと広い芝生の庭があるよ。
お前、 ....
気が付いたってもう遅いよ

無知なあなたが夢中で見つけてきたことはもう他の誰かがやってたよ

一番最初に気づいてないと意味がないんだよ

あなたはかわいい白痴の子供

あなたはかわ ....
はらだまさるさんの自由詩おすすめリスト(1878)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
キンモクセイ- たもつ自由詩1607-3-27
空気見てるみたいに音の中に- 水町綜助自由詩16*07-3-27
グレープフルーツ- 千波 一 ...自由詩17*07-3-27
夜が落ちてくる- 猫のひた ...自由詩2*07-3-27
朝闇の川- 結城 森 ...自由詩7*07-3-27
ハチミツとクローバー- 大覚アキ ...自由詩407-3-27
まあいいか- あおば自由詩12*07-3-27
さ_く_ら- 川口 掌自由詩18*07-3-26
世界の車窓から- 大覚アキ ...自由詩107-3-26
水位- 松本 涼自由詩1007-3-26
deep-freeze- 士狼(銀)自由詩13*07-3-26
ぼくらのいちにち- 七味とう ...自由詩5*07-3-26
確認- ロカニク ...自由詩307-3-26
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海を見る。- 新谷みふ ...自由詩11*07-3-26
ぬかるむはる- 千波 一 ...自由詩25*07-3-26
クローバー- 夕凪ここ ...自由詩1007-3-26
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遠い記憶の片隅に- ぽえむ君自由詩11*07-3-25
ワーキングホリデー- 水町綜助自由詩15*07-3-25
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石神井日誌- 馬野ミキ自由詩16+07-3-25
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雨道- 及川三貴自由詩9*07-3-25
ホーム- ひろっち自由詩5*07-3-25
春の闇に咲く- 九谷夏紀自由詩207-3-25
グッドウィル- シリ・カ ...自由詩8*07-3-24
沈黙- ふるる自由詩16*07-3-24
スミスという犬- tibet自由詩10*07-3-24
アイ・ドント・ノウな君へ- 猫のひた ...自由詩3*07-3-24

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