すべてのおすすめ
ずっとむかし
ひとも蛇のように脱皮したのよ
そう言いながら
そのひとは裸になりました


きょうは
わたしの水が澄んでいるから
涙の色がよく見えるとか
そんなことを
とつぜん言 ....
この世の
美しいものだけをあつめて
花束にして
ガードレールにそっと
捧げよう

PRAY

絶対的な速さの
むこうがわに逝って
野垂れ死にした
男に
祈りを

墓標の代わ ....
下高井戸駅で
ドアが開き
一斉に
すわる人
みわたすと
ひとり用の椅子ばっか
顔はみな
一様に
そしらぬふり
うつ向きかげん
がまんされたくすくす笑い
わざと行儀よく
おしゃれ ....
新緑が

幽霊みたいに

ぼくを抜けてゆく

それは街道の

空を覆って地上の雲だ


こころの闇なんか

たんなる因果の法則だ

夕方の宇宙に書いてあるよ


新 ....
  おらが生来から背負っている
    汚血の伝統とはちがって
  みどりの血をたぎらせている
   瑞々しい早苗月の樹木たち
 その生態に焦点をあわせようと
    気づいたのは やっぱり ....
 わたしたちのうつくしい夏は過ぎ去り
 ただ ぎらぎらとした陽炎ばかりが
 道すじに燃え残っているけれど
 二度とあうことのない確信は
 耳元で鳴る音叉のように
 気だるい波紋をいくえにも広 ....
大切なもの 見えなくなること ときどきあって

失ってから 気づいてしまって 泣くこともある


  悲しい想いは したくないの

  寂しい瞳は 見せたくないの


どこまでも空 ....
空の草原を
風がそっと撫でてゆく
空が左から右へ波打つ
その波を追いかけて
鳥が飛んでゆく
今日の草原は
青に満ちている
草原からの潤いは
地上の緑にとって
かけがえのない
命の源 ....
体育座りしたガンダムが、淋しそうに夕陽を眺めています。


(((ぼくの時代は終わったんだ)))


昨日、いつものコンビニで、
ポリッシャーをかけながら、床をピカピカにして、
レジし ....
手が届かないというから
かわりに蛍光灯を換えてあげた

堅くて開かないというから
かわりにフタを開けてあげた

重くて動かないというから
かわりにソファーを運んであげた

うまく出来 ....
ここでは稜線をつよくなぞるようにして吹きつける風が、けし
て浅くはない爪跡を至るところに残している。砂混じりのかわ
いた大気に、あれた山肌に、つつましい色を放つ丈の低い植生
群に、かるくひび ....
はつ夏は今年も空から降りてきた
すこし遅参だった
寄り迎える雨と

春の安らぎは訣せられ
季節の溜りから
そっとこぼたれ

そぼ濡れる外火のふるえながら吐息する
犬も女もさみだれ ....
瑠璃色や萌黄出す緑色と原色の花々が
ゆらゆら揺れている中
灰や雪を見いだすのは容易くはない
家中が電化されていくと
囲炉裏も暖炉も滅多に見つけられず
たまにあったと思って覗くと
金魚や ....
床屋で散髪中マスターに
『あ!』って言われる事ってあるよね?
僕はあるんだ。


基本的にじゃんけんでパーを出す事を見抜かれ
パーマンと名づけらる事ってあるよね?
僕はあるんだ。

 ....
爆音で

歌詞もわからない曲を聴く


触れるものすべてから遮断され

脳みそだけがただよう

圧倒的な浮上

大気と私がかきまじる

地球の自転を体感する


羊水の ....
最後に降った
雪の日のことを
思い出そうとして
思い出せなくて

そこからようやく
なつかしさが
訪れました


うしなったわけではなく
戻りたいわけでもない

いつだっ ....
足跡残す
砂地の軟らかさ
眠りの中の古い夢
絶え間なく風が動き
その中心から
連れ去られた
形 ばらばらに
目とその目、見合せば。
折り返され、それのできない人のさだめ。
もしナルシッサスに湖なくば、
人の心は褐色に 澱み明日は白いまま。
されど鏡があればこそ
人は心を揺すりながら
かろがろと
 ....
ずっと
船に乗ってた
訳も分からず
切符を持っていたものだから

夜空が美しい
けれど夜が汚い
信じていた
その濃色を

波が輝いている
チェロの音色が聞こえてくる
離さない
 ....
なぜそこに居るのか分からなかった
気が合う仲間たちから離れて
早く一人になりたかった
そう思えば思うほど
一人になることが怖かった
通いなれた八王子の雀荘に
喪服姿の若者が四人

「最 ....
ある夜から、ガラス球が衝突によって砕ける事さえ悦んだ。
哭いても仕様がないのに、ひとつにはなれないのに。

まるで知らない、仄明るい迷路を彷徨う内に。
はしり火、彗星の尾ひれ、その燐光を追うよ ....
桃太郎の話をしてくれた両親も
物語のおじいさんやおばあさんと
同じくらいの歳になった
今の時代、洗濯は機械がしてくれるけれど
腰が痛いと言うので
今日は妻が洗濯物を干してる
僕はいつものと ....
のぼる陽に、いつからか
乾いて乾いて、
ぼくの精いっぱいは灰のようになっていた


ビートニクにとりつかれた黒人の青年が、
若者が、
口々にさけぶ、

「 光が 今、必要なんだ
 ....
さかずきが、
まわる


 ひとづてに咲く
 ゆめまぼろし
 を
 
 裂いては遠のく
 かなしげな、
 さめ


ゆびさきに乗る
花びらが、
よる

わから ....
   半熟卵の茹で時間
   花ふきんの縫い方 
   幽霊は鉄塔を登るということ
   君に教えられたいくつかのこと
   学校でも新聞でも初めて体内を往来した光も
   教えてくれなかっ ....
 目が覚めたときには翌日の8時を回っていた
 夏祭りもバーゲンも市長選挙も
 サッカーの試合も公開処刑もみんな終わっていた
 廃ビル色の風の中で日の光は今までどおり穏やかで、
 壊れた目覚まし ....
しきりに蝉が鳴く中で
曲がった坂道を
ようやく下ってゆくと
夏を渡る大きな橋がある
ふと橋から見下ろせば
ずっと下に川が流れている
手すりもないまま
幅狭くまっすぐに
ずっと続いている ....
加茂川に沿って 北へ歩いた
水の流れに 逆らいながら

そしたら HAPPY WALKING中に 恋の始まり
Kiss Me Kiss Me Kiss Me 浅き夢みし
OK ラッキー ハッ ....
ミッキーマウスが好きだっていうから、とりあえずネズミさんの格好をしてみたんだよ。

でも、これじゃぁ ミッキーマウスじゃなくて、”ねずみ男”じゃないかい?

うん。知ってる。
君が大泉洋を好 ....
胸の中の灰色の重たるい空に
気怠く浮かぶとりどりの飴玉のような
飛行船の数を数える
数えたそばから何度でも忘れるために
はらだまさるさんの自由詩おすすめリスト(1878)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
結婚- yo-yo自由詩8*07-5-18
彗星パルティータ- 大覚アキ ...自由詩3*07-5-18
世田谷線- tomtom_poem自由詩4*07-5-18
カルテ- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-17
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山岳地帯(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩7*07-5-16
あゆみ- soft_machine自由詩14*07-5-16
*灰と雪*- かおる自由詩10*07-5-16
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震音- ポッケ自由詩2*07-5-15
最後の雪- 千波 一 ...自由詩14*07-5-15
消失点- 及川三貴自由詩707-5-15
混沌の織物- 白雨自由詩307-5-15
残映- ロカニク ...自由詩607-5-14
麻雀- Tsu-Yo自由詩2007-5-14
導火の後- ICE自由詩6*07-5-14
昔話- たもつ自由詩13*07-5-14
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浮島- 千波 一 ...自由詩13*07-5-14
鉄塔を登る幽霊- 錯春自由詩607-5-14
ロストジェネレーション2007- スリーピ ...自由詩107-5-14
夏を渡る橋- ぽえむ君自由詩10*07-5-13
京都テレパシー- 北大路京 ...自由詩5*07-5-13
みっきーまうす- 北大路京 ...自由詩13*07-5-13
春の消閑- 塔野夏子自由詩17*07-5-13

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