すべてのおすすめ
見てるかい
聴いてるかい

ぜんぶ宝石で
ぜんぶゴミ
おまえが{ルビ真実=ホント}で
おれは嘘

だからぜんぶくれ
おれにぜんぶくれよ

そしたらおれが
いかせてやるから

 ....
虹がミドリで怖い
茶色がミドリで怖い
喉の奥がミドリで怖い
目を瞑るとミドリで怖い
近所の肉屋がミドリで怖い
ドアを開けるとミドリで怖い
黒塗りのベンツがミドリで怖い
彼女の浮気の言訳が ....
{引用=ち}
ぼくたちの平坦な日常からは
{引用=ちち}
死が
{引用=ちちち}
あまりにも遠く切り離されているので
{引用=ちちちち}
むしろ常に死んでいるかのような
{引用=ちちち ....
方舟が流れ着いたのはJR大阪駅3番ホームで
人の姿のないホームにひとり降り立った少女は
後から来るかもしれぬ誰かに何かを伝えるために
ぎこちない手つきで赤いリボンを柱に結んだ
方舟はすでにあち ....
人生を、

そう、

人生を、
棒に振るような生き方を
しようと思っていた時期があった。

今よりもずっと若かった頃に、
今よりももっと愚かだった頃に。

すべてを、

そう ....
蝉の声降り注ぐ非常階段で
噛み千切るみたいにして

きっと
これでもう最後だから

甘い汗の匂いも
舌に残る塩辛い苦さも
肺から洩れる吐息も
腰を掴む指の強さも
腿の内側を撫でる風 ....
春が逝ってしまったので
とりあえず泣いてみた
道端で通り過ぎる人々に
誰彼構わず縋りつきながら

警官が現われて
ぼくを羽交い絞めにして
無理矢理パトカーに押し込めた

パトカーの中 ....
この世の
美しいものだけをあつめて
花束にして
ガードレールにそっと
捧げよう

PRAY

絶対的な速さの
むこうがわに逝って
野垂れ死にした
男に
祈りを

墓標の代わ ....
扉がある、光がある、ギリシャ風の彫刻の陰で眠る娘の右手には剣
が握りしめられている、見ろ、開け放たれた窓の向こうに広がる暗
い森を、降りしきる雨を、ピアノ線のような銀色の雨を、雨がうる
さいので ....
件名:さびしさについて

というメールが
知らない人から届いた

開いてみたら
ただのエロスパムメールだった

無性にさびしくなった
夕暮れの近づく音がするので
ポッキーを食べながらベランダに出てみたら
銀色の機体に夕日を反射させながら
巨大な鯉みたいな旅客機が
山の向こうにふわふわと飛んでいくのが見えた


あの山の ....
そう そこに意味はないんだよ

ソーダの泡 はじけて

いつか 消えてしまうように

あるがままに あり

消えるがままに 消えていく

だから 光 とろけるように

のみこん ....
指一本動かないほど疲れきって眠りに落ちる時に
おっぱいのことを考えているのは誰だ

泥のように眠りながら夢の中でも
おっぱいのことを考えているのは誰だ

朝起きてなによりもまず最初に
お ....
ポエムみたいな花畑で
ちいさな子どもたちが
でたらめな歌を歌いながら
シロツメクサで花輪を編んでいる


リアルとは血が流れることに非ず


地雷の敷き詰められた地面に
ハチミツの ....
消防車と救急車とパトカー およそすべてのサイレンの付いた乗り
物が ひどくゆっくりと南に向かって走っていく ぼくはそのあと
を野良犬のように追いかけながら交差点に差し掛かるたびマラソン
のゴール ....
 問題

  新幹線とダンプカー
  どっちのほうがかっこいいでしょうか



 答え

  ダンプカー
  なぜなら新幹線にはウィンカーが付いてないから
明け方のビル群は
墓標のように見える

おれはタクシーを拾って
車のまばらな御堂筋を
一直線に南下しながら
疲れた頭の片隅では
死ぬまでに稼げる金を
ぼんやりと計算している

アス ....
無からすべてが始まったというのは真っ赤な嘘で
始まりなんてそもそもなかったのだろう
すべては元々そこにあったに違いない
ただそれではあまりにもだらしがなく
物語の語り手としては都合が悪いので
 ....
詩を書こうと思って
パソコンに向かってみたものの
書けない夜は
やっぱり書けないのだ

よく考えたら
夕食を食べていなかったことに気づき
そしたら
おなかが減っていることに気づいてしま ....
真夜中にコンビニに行くのは
森に分け入っていくときの
あの感じに似ている

とても疲れているので
栄養ドリンクと
2錠で100円の錠剤を買って
再び暗い森を歩いて帰る

そういえばず ....
長距離トラックの爆音と
パトカーのサイレンで夜は塗り潰されていって
そのわずかな隙間を縫うように加速して
おれたちはスピードそのものになる

昨日の夜テレビで見た
水銀灯に群がるアルミの蝶 ....
   +    +    +    +    +    +


指先で 空中に 6 って 書くよ 機械みたいに すばやく 正確に


   +    +    +    +    +    ....
あの人
昨日の真夜中に
「ここではないどこか」に
行ってしまった
展示品現品処分19800円で買った
ちょっぴり傷のついてるセミダブルのベッドに
私一人を置き去りにして
 
煙が消える ....
すがりついて
大声で泣きわめきたい

背中にはいつも
透明な切っ先が突きつけられていて
ほんの少し
力を加えれば
何の抵抗もなくそれは飲みこまれてゆく

じぶんが望んだから
こうな ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
はらだまさるさんの大覚アキラさんおすすめリスト(25)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 大覚アキ ...自由詩2*07-6-29
ミドリ- 大覚アキ ...自由詩14*07-6-28
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩5*07-6-12
方舟- 大覚アキ ...未詩・独白407-6-7
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩3*07-6-7
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩3*07-6-7
ハローワーク- 大覚アキ ...自由詩207-6-5
彗星パルティータ- 大覚アキ ...自由詩3*07-5-18
The_Doors- 大覚アキ ...自由詩307-5-6
さびしさについて- 大覚アキ ...未詩・独白907-4-13
カスミちゃん- 大覚アキ ...自由詩507-4-5
- 大覚アキ ...自由詩7*07-4-3
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩507-3-28
ハチミツとクローバー- 大覚アキ ...自由詩407-3-27
世界の車窓から- 大覚アキ ...自由詩107-3-26
ウィンカー症候群- 大覚アキ ...未詩・独白307-3-26
光る墓標- 大覚アキ ...自由詩607-3-19
皆殺しのための100行- 大覚アキ ...自由詩9*07-3-16
春キャベツとアンチョビのパスタ- 大覚アキ ...未詩・独白507-3-16
コンビニまで- 大覚アキ ...自由詩607-3-11
銀色- 大覚アキ ...自由詩507-3-8
リヴォルヴァー- 大覚アキ ...自由詩307-3-1
ここではないどこかへ- 大覚アキ ...自由詩607-2-28
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩2*06-5-10
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩126*05-2-27

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する