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仕事の帰り
寒くって走りだしたらさ
どこからかシチューの
少し
焦げた匂いがしてさ
暖かい部屋と
スープと
それから
それから
いろいろ
いろいろ

伸びた髪が邪魔だけど
足 ....
唇はそれきり閉じられた。
走れ、――Life Is A Carnival.
水道管のつめたい色。
手を離して、さようなら。
問わず語りのさようなら。
しかし、そこでまだ待っている、僕の少年。 ....
裸身の雪が
ぼんやりとした
遠いほたるとなっておりてくるので

あまやかな
姉の匂いにみたされたまま
結露にぬれた窓の外をのぞく

(紙の野原で北風が笑っています)


雨の日の ....
 母親を失った幼星は甘えるように月に寄り添っている
 両親のいない幼星達は人間達に飼われている
 夜になると空へ飛び出し 
 同じような境遇の星達と新しい星座の形なんかを考えて遊ぶ
 毎日が満 ....
曖昧だ
曖昧だ
あーいまーいーだ
私の位置がそもそも
曖昧って
いうの


喉に焼け付く
胃液の味を堪能し
駅のトイレの水を流す

うずうずと流れ
あの星
美しいわ ....
物語を聞いてしまうと
彼女は不満げに頬を膨らませた
小さな手がタオルケットの端を
強く握っているのが見えた
硬く白くなって
欲しいものを手に入れられない嫉妬に
震えている

だから
 ....
伊勢の南島町
漁師の友達の両親
おばさんは嫁いでから
一度も休みがない

その息子 親友 純 日本人 世界中を回って
ハワイにたどり着いた波乗り くらげに襲われて
 ....
                2007/02/10

頸のない手足と
頸のある手足の
ご神体があった

頸城 ....
さいきん
足先がむずむずする
春は
あと何日でくるのだろう
車座になって
くちぶえの練習をして

それが時折
ふってくるのだ



うらはらに

さむいひが つづいて
 ....
木漏れ日が

骨だけの大きな大きな傘を回した隙間から

傘の役目を果たすため

たくさんのいろんな帽子をのせて
落っこちそうな大きな隙間には骨を渡そう
回すのが重いからベダルをつけよう ....
文化村通りを

僕は歩く

散開する人々

人々

人々

人々の群のなかを

自分を縫いつけるように

錯綜して

目的は

失せもの

探しもの

買い ....
きょう
ぼくは少年だった
両腕をいっぱいに伸ばして
いちにち
空を憧れていた

ぼくのノートは
かなしい文字でいっぱいだ
さようなら
さようなら
みんな さよ ....
カブトガニが
切り開いた
密林の中の
焼け残った
畑の中に
落ちていたのが
乾いた魚の腸
鯨の尻尾の先が
草むらに浸かって
元気の良い
水音を奏でている
乱れた髪の毛を解して
 ....
いちごのような空です
つぶつぶしています
あのつぶつぶは、何でできているんだろうね

つぶつぶは、やがてゆっくり落ちてきて
見えないように、頭の上に降り立ちました
「静かに。今種を植えるよ ....
目覚めたら

 世界は セピア色だった





そこには セピア色のシーツと
セピア色の 僕のからだと

セピア色のテーブルと椅子
セピア色のコーヒー

セピア色の空には ....
りさちゃんに
2組に転校してきたけんちゃんって
かっこいいよねって言ったら
次の日の黒板に相合い傘で並んでた

この前、算数のテスト0点だった事も
オカアちゃんにバレちゃって
夕べは ....
 雪に覆われた心の中のバス停の小屋の中
 僕はバスを待っている
 しかしバスは来ることはない
 雪は静かに降り続いている
 思い出の人達は記憶として僕の脳裏に現れる
 僕はその記憶をなくすつ ....
 記憶を遡り 苦痛と恐怖を味わう
 もう二度と戻らない時間 しかし愛おしい
 僕は気分が少し楽になる 呪縛が通り過ぎていったおかげだ
 夜空の波を漂う 僕はもう少しこうしていたいだけ
 腰に雲 ....
お好み焼きという言葉を聞くたびに
私は自由について考える
君はお好み焼きの名の由来を知っているか?
自分の好みに合わせて具材を入れるからお好み焼きなのだ
ところがどうだい?
たいていのお好み ....
優しさにぶらさがる
重なる星の巡り合わせに
ふたりだけの夜
ドブ板通りの古びたカウンターで
わたしをみつめる
瞳と
Never mind
歯並びの良い口元が闇に浮ぶ
迷路のような船底で ....
天の岩戸の完全黒体
まっくろくろの黒助と
揶揄された記憶も忘れ
世間は今も
岩戸景気に浮かれてる

黒体炉の中で目を覚ます
スペクトルの子供たち
明るい光に迎えられ
わいわい ....
愛想をください
愛想を、ふたつ、ください
遠まわしの言いかたで苦しめられない
番号の割りふられない愛想を

つれなくしてください
むしろ、つれなくして、ください
飼いならされた狼にだって ....
しっかり掴まっていろ
サンダーバードの
エンジン唸る
1/4開度のグリップで
ゆうゆうと国道を突っ走る
トラボンの後を追っかける

追っかける足跡が
草臥れる足跡が
怖い音が ....
テキストファイルには何を書いてもいい
だがワードパットドキュメントには真実以外書いてはならない


                        ゲーテ



IDカードを首からぶら ....
 詩を書くのは楽しい
 なんだか冒険しているみたいで
 時間も忘れて書いてしまう
 それも夜の帳が降りた後の深い時間や星々達が消えてしまう前に
 詩になる生き物達を失う前に僕は目を泳がせてキー ....
水音、雪の降る体
その白い音、針の先です

柔らかさのデフォルト

時計が降る
音が降る
針が





みみずは濡れたままだまっていました
そうすることしか、できなかった ....
 夜になると
 緑色に輝く布に僕は立ち上がりながら包まれ
 凍った吐息を漏らす
 指の爪が長く伸びて尖って
 僕は白い吐息を何度も吐く
 夜を駈けたいと思う
 地上に落ちた三日月を横目で見 ....
ぼくたちは客車のなかで汗だくで存在する
ぼくたちは時に自分たちの水分によりとろけてしまいそうになることがある
木々のようにつり革の手前で僕たちはたたずむ
そうしてなるべくスマートに中央口の改札を ....
ぼくたちは静かにシンナーを吸引する

ボンドやパテやガソリンはやらない

誤ってガソリンを飲んだロッテは恋人のアパートで死んだ

その恋人の名前をぼくたちは知らない

ぼくたちは常に純 ....
序章

薄くけむる霧のほさきが、揺れている。
墨を散らかしながら、配列されて褐色の顔をした、
巨木の群を潜ると、
わたしは、使い古された貨幣のような森が、度々、空に向か ....
はらだまさるさんの自由詩おすすめリスト(1878)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シチューとパンとそれから- プル式自由詩9*07-2-10
Life_Is_A_Carnival- んなこた ...自由詩307-2-10
Blue_Planet_青い星- 青色銀河 ...自由詩1707-2-10
星の一生- はじめ自由詩2*07-2-10
サラリーレディ- さき自由詩1107-2-10
語ってしまった後で- 及川三貴自由詩7*07-2-10
愛のテキーラ漬け- 水在らあ ...自由詩21*07-2-10
2体のコビト- あおば自由詩3*07-2-10
早春- はな 自由詩8*07-2-9
木漏れ日が- 七味とう ...自由詩6*07-2-9
人食いの街- 水町綜助自由詩3*07-2-9
ぼくは少年だった- yo-yo自由詩12*07-2-9
- あおば自由詩7*07-2-9
いちごのような空- ふく自由詩6*07-2-8
セピア- もも う ...自由詩16*07-2-8
*にんげんスピーカー*- かおる自由詩13*07-2-8
春の土手- はじめ自由詩3*07-2-8
大樹- はじめ自由詩2*07-2-8
お好み焼きと自由- 新守山ダ ...自由詩607-2-8
ヨコスカ物語- 恋月 ぴ ...自由詩30*07-2-7
光がもどってこない- あおば自由詩7*07-2-7
愛想をください- hon自由詩307-2-7
機械人間ピタゴラス- あおば自由詩7*07-2-7
行進- 馬野ミキ自由詩1207-2-7
詩を書くのは楽しい- はじめ自由詩5*07-2-7
廻り方の話- ふく自由詩8*07-2-6
三日月- はじめ自由詩5*07-2-6
「軽犯罪日記」_面接の練習・前編- 馬野ミキ自由詩607-2-5
「軽犯罪日記」_シンナーの練習- 馬野ミキ自由詩1407-2-5
虚空に繁る木の歌___デッサン- 前田ふむ ...自由詩22*07-2-5

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