二年前のあした
あの日もたしか、雪が舞っていました
鳴り止まない鈴のように
ただ、こんなふうに

降りはじめに気づいたのが どちらだったか
あなたはいまでも
覚えているでしょ ....
私には任務がある、やらなくちゃいけないことがある。
そう、サトリのことは考えちゃいけない。

僕は野球のユニフォーム着て夜の道を歩いている。練習帰り、地下鉄の駅に向かう地下道で、親子連れに出会っ ....
こわしたいのよ いいかげんないいつけを
ほしくずのスープなんか嘘
もう食べたくないの
ひっくり返そうよ

瞳のキラキラも
目を覚ましたらケロイドになっちゃって
そいつがうたうたうんだ 音 ....
追い掛けられた

真っ白な雲が

慌てて見せた

水色のソラ
 鼠に喰われた 林檎のように

 夜空で
 侵食された
 月のように

  どこか欠けた自分。

 異端を糾弾する声が
 “欠片を探せ”と
 追い立てる。

 どこかで
 荊 ....
職場にとても変わった人が入社してきた。
出張者の手配をする仕事。
ひたすらJRや飛行機の発券をする仕事。

そして彼女は
聞いてもないことをよく言ってくる。

「わたし、電車が大好きなん ....
 
まばたきの またたきの 恋 これは衝動


ほんとうはそんな音じゃないんだよ ほんとうはそんな簡単に言葉になんか

ぷ、つっ(――回線、断絶、、、)



それは、吐きだすたび ....
今宵は三日月か満月か そんな事は感傷家に聞いてくれ
貴女を思い焦がれるこの心をどう始末してくれる

ただ俺は貴女に逢い その身包みを剥がし 身体を重ね 
貴女の生の声を聞きたいだけなのだ  ....
身から出た錆を舐め、血の味を知る
路上に浮かぶ陽炎と蜃気楼
鋼鉄を纏った人々と八畳間の唯我帝王
冷め濡れに笑っている・・・

汚れ知らぬ糞どもと頽廃思想にブラボー
血の流を求める ....
今日夢を見た
内容は思い出せないけど
でも、あったかい夢


君の笑顔を
見れた気がした


ねぇ、もう一度
夢見ていいかな
勘違いしてもいいかな



君は僕がすき
 ....
ねえ、わたし
今日も世界はキレイだよ

ねえ、わたし
顔を上げてよ

ねえ、わたし
だれもあなたを笑ったりしないよ

ねえ、わたし
今日も世界はキレイだよ
風の中

春の知らせを
待っている
眺めているだけで
かまわないのに

こんな私には
届くはずもないのに

どうして
歩き始めてしまったのか

カラカラと
空回りする虚しい時間

どうか
邪魔をしないでください

どうぞ
私を行 ....
捕まえられない、涙。

溜まりすぎて、溢れそう。

抱きしめにいこうか。

涙に足を入れて。

涙に濡れながら。

そっと。

そーっと。
キリンの夢はネコに預けてしまったので
眠りっぱなしのネコのせいで
キリンは今日も眠れない

腫れあがった両の目玉を
涙でぐしょぐしょの長いまつげで押さえている

細長い紫色の舌を伸ばして ....
香港ノートとかいうのがあったんだけどなー。もう10年以上前だからなー。チリに返っってるんだろうなー。・・・・。引越し前のあそこを探せばひょっとして・・・・。いや、でも、まあ、ないほうがいいのだ。これは .... 長い冬も
もうすぐ
終わる

寒い寒い
雪の季節も
峠をこした

春は
巣立っていく者たちの季節
春は出会いと別れの季節だ

君の笑顔は
眩しいくらい
大人になった

 ....
出来ては消え

出来ては消えるみちしるべ

わたしはどこへ行けば良い

わたしはどこへ

行くの

かな
幸せって何ですか?って
細木和子に聞いた時点で
お前の幸せTHE END

夢見てんじゃないよ
なんなら空でも飛びますか?
イヤならがんばれ
もっとがんばれ

あと朝飯はちゃんと食え ....
 ノンノン ノンノン お嬢ちゃん

 この世界が美しいんぢゃなくって

 この世界を映している

 お嬢ちゃんの瞳が 美しいんだよ


 綺麗なお嬢ちゃんの瞳は

 まだ ....
揺れるベッドから理性が零れ落ちた
神性を目指した船の軌道が僅かに逸れたが
荒れたシーツの波は誠実な舵を狂わせる
足早に落ちてくる星 激しく吹く風
互いの舌の先から 獰猛な動物が飛び出して
互 ....
全速力で 逃げろ

手近な やさしさに
癒されてしまわないように


ただ ただ
強く願うんだ


たとえ 叶わない恋でも
いつも
時間に見張られている

でも

いつも
時間を忘れている

心のいちばん奥にある
深い深い空

覗き込むことが
少しだけ怖い
私が わたしを愛するが故に


己の心の内を 限りなく素直に また麗しく


そして 透明で自然なものと化して 


音を 彩を 魂を導けたら・・・
その手紙には
「ムーミン谷の近くから見送ります」

書かれていた
さよならのつもりは無かった
けれどあなたは駅には来なかった
わたしは
ぺしゃんこになった
まだ雪の残る街を出て
雪 ....
中央図書館を出ると 
すでにとっぷり陽は暮れて 
人々が行き交う広場の真ん中には 
イルミネーションのまばらなさえないクリスマスツリーが 
それ以上でもそれ以下でもない素朴さで風に揺れていた  ....
ベッドの上で、2人転がっていた。

何をするでもなく、腕枕をして。

ぴったり、くっ付いて。

キスをした。

ちょっと、離れた。

彼女が口を開いた。

「   が好き。」
 ....
時は人に
偶然から必然を見つけ出し
破壊と建設を繰り返しながら
内容を形式へと変換させ
現実は理想を創り出す

同時にまた
現象と本質を見分けさせ
演繹と帰納を繰り返しながら
具体を ....
僕らの虹が逝った
二人で棺に入れると
弓型に過不足なく納まった
最後まで色たちは
混じることも濁ることもなかった
一緒に入れた物がはみ出ていたので
係の人が少し押し込み
蓋は閉め ....
夕焼けを背負い
黄昏に影を映して
今日を振り返らず
明日を思う事も無く

時に早足で
時に立ち止まり
ふと見上げると
涙が滲むのを知る

何を失ったか
何を拾ったか
時が背中を ....
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