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まあるく、まるくこの上を行く飛行船は四番目の空で
黄色や青に染まってみせながら、天井を越えていく
抱き寄せた僕の中では、懐かしい声が響いて
どうでもいいはずの、無駄な筆先が描く線でさえも

 ....
ちり、ちりり、と
細く凍える氷の心音を
耳元に押し当てながら私は
グラス越しの揺れる景色を
手繰るように眺めていた春でした

くわん、と
頭の、奥の
くわんと鳴るところが私の
大きな ....
なので、
朝食にはレモンを選びました。
細い腕で積荷を忘れられず撫でる、
あなたにはぴったりだと思うのですが。



 あどけない思い出は、見ない振りで通り過ぎ
 ることを許してくれな ....
何を思い出せば
幸せになれるというのだろう


始まりは
遠い海の底の夢でした
船底を擦るようにして
人は、人は旅に出て行くので
いつか大きな音を立てて
傾いていく私たちのために
 ....
昨日が朝になりたがる日
どうにも眠れない嘘がある
まだ、一つひとつを上手く運べない君は
回りくどい道程でもって
明日の夕暮れになりたがる
前へ、前へと変容する君たちがいる
秋空がいつの間に ....
もも うさぎさんの霜天さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飛行船四号- 霜天自由詩707-4-12
- 霜天自由詩807-4-8
食卓- 霜天自由詩1007-2-13
船底- 霜天自由詩1607-1-29
ロールプレイング・デイズ- 霜天自由詩506-9-28

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