ぼくたちの先生はいつも
ぼくたちにはできないことばかり
言っていて
ぼくたちができないと
何をしてんだと
いつも怒ってた

隣のクラスは
優しくて人気のある先生
楽しそうに過ごしてる ....
空の映り込む幕は開いていく
始まりは此処ではなく ただ過ぎる青の時
僕の歩む先に そして君が行く先に

街角の夢追い人は潮騒を残していく
静寂に面影はなく ただ浮かぶ白い袋
僕の ....
夜空を見上げてみた
数えきれない星が
ぼくの上にあることに
気がついた

今ぼくは
宇宙の中にいる
今ぼくは
宇宙に触っている

夜空の中で
星は光るだけではなく
流れていくこ ....
遠い昔の夏の夜
通りすがりに見た花火
ちりちりと音を立てながら花が咲く
光を見つめているうちに
いつしか音が消えてゆく
赤や緑の光だけが
思い出になってゆく

遠い昔の夏の夜
二人で ....
  

  めずらしく早く目覚めた僕のからだを
  新鮮な蒸し暑さがつつむ
  起き上がりカーテンを開けると
  朝焼けが感傷的に笑っている
  四階のベランダから道路を見下ろし
  高 ....
梅雨の合い間に晴れた空
光が大地に降り注ぎ
静かな時の始まりか
風も涼しく穏やかに

白雲浮かぶ青い空
豊かな緑浮き立たせ
夢見る時の始まりか
心鎮まる和やかに

畑の作物採りに行 ....
おやつを我慢しては 花火を買った

刹那の輝き 一瞬の煌めき


向日葵が枯れ始め 陽が落ちるのが早くなり
セミの声がヒグラシに変わる

緑の山も夕焼け色に 少しずつ染まっていく
「 ....
どうしてぼくを叱らないのと
大人の人に聞いてみたら
君はとてもいい子だから
叱ることなんかないさと
誰もが言っていた

ぼくは知っている
本当は叱らないんじゃなくて
叱れないことを
 ....
きしむ音がするので
地面を見ても
虫が死んでいるだけで
何がきしんでいるのか分からない

きしむ音がするので
遠くを見ても
「きしめん」の旗が出ているだけで
何がきしんでいるのか分から ....
菜の花カフェでは アゲハチョウ
静かにjazzを聞きながら
アイスティーに 舌づつみ

木陰の下では テングチョウ
木の幹 張り付き
かくれんぼ

風を拾った モンシロチョウ
お化粧 ....
天気悪くて残念??

そんな顔するなよ

天の川が見たいのかい?

大丈夫。

ちゃんとNASAに予約いれてるよ☆
湿った人なみ

地下鉄の改札

灰いろをためこんでいる

風が海流のようだ


おんなは

おんなを操縦している

おとこは

おとこをごまかすのだ


湿った人な ....
少年は靴を履いていなかった
ぼんやりとした瞳で
橋の上から
流れゆく川を見ているだけだった

少年に親はいなかった
預けられる場所はあるものの
そこは少年のいる場所ではなかった
少年は ....
人が
クロスして
通り過ぎては
また通り過ぎて

アタシはどこにいて

どこにいていいのかわからなくなる

時々 人の声が耳に入る


今はまだわからないアタシの居場所 ....
泣いて泣いてただ泣きじゃくって
目を腫らし鼻先赤くなんてして

泣き疲れ ふと夜空を見上げれば
そこには月だけが輝いてるから
僕はまた 泣いた


静寂だけが包み込む世界で
 ....
たまには

笑い方も

泣き方も

怒り方も

そっと忘れて

休んでもいいんじゃない?
幻想をリアルにするために
リアル以上にリアルを表現すると
それは異常なのかもしれない

恐怖は見れないところにあり
見えるのは醜さだけなのかもしれない
教科書にその公式が載ったとき
その公式は
知恵から知識へと
生活から遠のいてゆく

一時間でどのくらい進むのかが
わからなくても
あと一時間で到着することを
いつも教えてくれるからだ
 ....
よく見てごらん
雨がまっすぐに降ってくるだろ
時折り銀色に光るのが
あれが雨の涙さ
空の悲しみが見えるだろ

よく聞いてごらん
雨が小さく跳ねるだろ
時折り痛そうな音がするのが
あれ ....
夜はネンネコリン
お月さまのすべりだい
つるつるすべって夢の中
坊やは銀のお船にのって
夜の国へまいります

夜はネンネコリン
お星さまのガラス窓
きらきらひかって夢の中
坊やは銀の ....
緑の茂る丘に
白いワンピースの少女が一人
遠い 遠い
どこか遠くの星見てた

まだ星は見えないだろう?

いいえ ちゃんとあるの
みんな見ようとしないだけ
星は いつも私たちを見てい ....
父が咳をした
ここのところ体調を悪そうにしていたから
「大丈夫かな」と思った
声には出さなかったけれど

母が布団を干す
ここのところ腰を痛そうにしていたから
「大丈夫かな」と思った
 ....
夏の氷は透き通っていた
四角いその宝石を
水の中へと入れると
しゅわぁという音が聞こえた
それをじっと見つめる
自分の中に固まっていた何かと
同じようだった

さようなら
この氷の最 ....
夏の朝
とうもろこし畑の中に溶けてみた
一直線に並んだ黄緑の
甘い匂いが夏だった
気づけば夏の中に溶けていた
黄色の穂先から見上げる青空は
水を見ているようだった
土から湧き出る水蒸気が ....
やりたいときに
やりたい分だけ
自分の都合だけの
マイペース

マイペースは
自分で進んでゆく速度のことだ
けれどもその前に
自分で進んでゆく道がなければ
ペースはつくれない
そこ ....
あの時
「ごめんなさい」と言えなくて
けれどもその後
勇気を出して言いにいったけど
君はもう帰ってしまった

あの時
「ありがとう」と言えなくて
けれどもその後
がんばって言おうとし ....
言葉に挑んでみる
言葉の世界は広くて深いので
何もしなければ
言葉に溺れてしまう
バタバタするのではなく
全身を使ってバランスよく
綺麗な姿勢で泳ぐのがいい

言葉に向かってみる
言 ....
一つの授業が終わるたびに
階段を下りて
一階にある自動販売機で
レモネードを飲んでいた
今日も暑い
昇降口の近くでは
これから体育の授業だろうか
下級生たちが体操服で
わいわいと騒いで ....
埃をかぶった辞典を開いて
君に伝えたい言葉を探してみる

学のない頭から出てくる言葉は
ありふれた簡単な単語ばかり

君を勇気づける言葉を知らなくて
根拠も言えず「大丈夫」を繰り返す ....
鳥はいいなぁ
と誰かが言った

鳥のどこがどういいのか
説明こそしてくれなかったけど
何となく理解できた

きっと空を自由に飛びまわれるから
なんて単純な理由なんだろうけど
 ....
信天翁さんのおすすめリスト(752)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくたちの先生は- ぽえむ君自由詩8*07-7-10
黄昏の音- チェセロ ...自由詩407-7-10
宇宙に触っている- ぽえむ君自由詩11*07-7-9
遠い昔の夏の夜- ぽえむ君自由詩15*07-7-8
逃げ水- 草野春心自由詩407-7-8
夏の光が浮いている- ぽえむ君自由詩13*07-7-8
また夏が来る- 北大路京 ...自由詩28*07-7-8
どうしてぼくを叱らないの- ぽえむ君自由詩7*07-7-7
きしむ音- ふるる未詩・独白11*07-7-7
- hiro自由詩207-7-7
7月7日_雨- 北大路京 ...未詩・独白7*07-7-7
地下の海流- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-7
靴を履けない少年- ぽえむ君自由詩15*07-7-6
音と光と- 自由詩1*07-7-6
蝉時雨- 雨宮優希自由詩9*07-7-6
リセット- 來稚自由詩6*07-7-5
リアル- ぽえむ君自由詩7*07-7-4
使えない公式- ぽえむ君自由詩8*07-7-4
雨の涙- ぽえむ君自由詩22*07-7-3
夜はネンネコリン- 未有花自由詩15*07-7-3
- えりす自由詩5*07-7-3
ホーム- おるふぇ自由詩707-7-3
夏の氷- ぽえむ君自由詩12*07-7-2
とうもろこし畑- ぽえむ君自由詩22*07-7-1
マイペース- ぽえむ君自由詩8*07-6-30
もう君はいない- ぽえむ君自由詩25*07-6-29
言葉への挑戦- ぽえむ君自由詩8*07-6-28
暑い夏- ぽえむ君自由詩7*07-6-28
見つからない- 北大路京 ...自由詩30*07-6-28
- 優飛自由詩12*07-6-28

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