すべてのおすすめ
泳ぐこどもの描く絵は
ぎこちなくてのびやかで 見る疲れ心地がよい
けして固まったりはせず
ことば固まってもおらず
夕日のうえを歩くような
ねむってしまっていたら
夏がこえてしまいそ ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子
涙を宝石にするオジサンのお家に昨日は泊まったの
「皇子、そろそろ起きなさい、もうそろそろ琥珀色に染まる」
オジサンはそういった
ねえ、オジサン
ぼく ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子
涙を宝石にする職人のオジサン家に泊めてもらって
涙のそうりょうはこの星だ
というオジサンの話を聞いている途中なの
哀しみ皇子だけど、涙の話なのは勘弁してね ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子
涙を宝石にするっていうオジサンのところでお泊りなの
しごとが終わってオジサンは
「皇子、ここに座りなさい、飲み物を出してあげよう」
なんだか、琥珀色の飲み ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子
哀しみ本線で旅をはじめたの
こんどの駅は
哀しみ宝石職人駅だって
職人みたいなオジサンがいた
ねえねえ、オジサンはなにをやっているの?
「やあ、哀 ....
ぼくは哀しみを探索する哀しみ皇子
ひとの哀しみを歌ったりするのがぼくのしごと
あたりまえだけど、ハンカチーフはいっぱいあるの
ある日、変な人に会った
「俺は哀しみを人間に植えているのだ ....
夕暮れに降り出した雨は
いつしかわた飴に変わっていた
本日の降水確率は夏祭りです
割り箸を持ち歩きましょう
町を歩くと
大人も子供もみんな
甘く優しい色に包まれながら
頭の上で割 ....
まっしろな太陽がおぼえたてのバタフライで大海を渡る。
どこがスタートでどこがゴールなのか誰も知らない。
まっしろな太陽は、これ以上僕をネタにした繰り返し効果を求めないよう、僕に訴えかけてきたか ....
俺はインターネットカフェでスカウトされた、
とにかく本格的なホームページを作りたいとのことで
W3Cの勧告に対して正しく記述したマークアップ言語の
謂わば真っ当な【ホームページ】を作れという
....
植物園まで
はちの子を送っていく
バスは回ってこないから
自転車でまいあさ運んでやる
自由ぐらい自分で守れと
けさ見た夢の話をしながら
ペダルをこいで坂道を登る
はっぱの裏に書いてあるこ ....
ひどい肩こりと不安から朝の4時とか5時に目を覚ましてしまうことが最近多く、本日も、久々の休みなのにたぶん4時くらいに目が覚め、サロンパスを貼り、布団に入って仕事のことで悩んだり腹が立ったりで眠れず、そ ....
「かたまるな、走れ」って先生の声
ほっとして立ち上がる
さなえちゃんを蹴飛ばしちゃったら
泣いちゃったから
あ、またあの感じ
透明になる感じ
太陽がわたしの体をすけすけにして
なにも ....
あおいあめがふります、
貧しい地上に。
遠くのほうで、鈴を、
鳴らして。
真赤な、村で、眠る、
幾千もの、子供たち、
声を、ふるわす、なみだいろの、あめ
あおい戦争が ....
透明なベッドをぬけだし
格子硝子の窓の隙から
そっと外に腕を差し出せば
つめたい風に吹かれ
植物のゆめとなって
旅をつづけるわたしは
そのまま尖りはじめた
伽藍のそらへつづいていく
....
ポイントなんていらない。
ポイントなんて、いらねぇよ、初夏。
ポイントなんて どうでもよくない? よくなくなくなくなくセイ イェーッ!
、、、嘘です!
ポイント欲しいです!
ポイント入れ ....
この間から
いろいろ
ややこしいことやめんどくさいことや
何やらかんやらあって
きのうの
カウンセリングのレッスンでは
カウンセラー役をやる気にもなれず
というか
部屋に入った途端
....
はじめは、見えなかった。
それはファインダーの外に
つまさきの下に
暗がりのなか
輪郭さえ
ないところにあった
それから、見ないようにした。
それは地 ....
この間実家から電話があって、
ハイキングがあるから帰って来いという。
町内といっても田舎の町内は範囲が広いのだが、
その町内でマイクロバスに分乗し、
牧場公園に行くのだという。
なんやその牧 ....
昨日、上京する前に友達に言われたことを急に思い出した。
「お前さ、動物が好きやのに、獣医になるん」
『ベテリナリーアナトミー』は副教科書だから、別に購入する必要はなかった。特別価 ....
賛成多数で
人として当たり前のことが
ぼやけてく
白い手袋を振るみなさん
頑張ってください
昨日までの
仏頂面のほうが
嘘がなくて微笑ましかったです
手袋はとってくださ ....
前田慶次が活躍したのは戦国時代
まだ
刑事という仕事はなかった
ジーパンだとかスニーカーだとかマカロニだとかスコッチだとか
日用雑貨食料品が
刑事になれた時代があった
いい時代だった
....
月の裏側に座って
フルートを吹いている
あなたがいた
虹の上を歩いて
口笛を吹いている
あなたをみた
海に潜って
魚たち相手に
指揮棒を振っている
あなたをしった
森の ....
桜舞い散る春の日
正午の改札で
杖を手にした祖母は
ぼくを待っていた
腕を一本差し出した
ぼくを支えに
大船駅の階段を下り
ホームに入って来て停車した
東海道線の開 ....
件名:さびしさについて
というメールが
知らない人から届いた
開いてみたら
ただのエロスパムメールだった
無性にさびしくなった
すきとおったなつを
かんむりにして
あなたのひたいに ひやりと 付けると
ちゃんとかぶせて と
あなたは脹れた
ゆうだちがきて
あなたは
地面にあたる むすうの
流れ星のよ ....
夫に邪険な扱いをうけた。
いや別に殴られたり蹴られたりしたわけではないのだが、
妻に対してその態度はちょっとあれなんでは、という程度の邪険さ。
だからたいしたことではないのだが、
この間カウン ....
{引用=註)まず、めちゃめちゃ長いと思うので時間がない人は、時間があるときに読んでいただけるとうれしいです、そして、長くてごめんなさい、拝}
一
おれ ....
「三百円のお返しでございます、ありがとうございました」
しまった。
おつりを財布の中にしまう前に、財布をバッグの中にしまってしまった。
「要領が悪いわねえ」なんて、店員さんに思われた ....
子猫が一匹死にました
罪なき子猫よ
おまへの為に詩を書かう
∴
公園の駐車場に、三匹の子猫が居付くやうになったのは一ト月ほど前
母猫の姿はなく、生後まもなく捨てられたのに違ひない
....
それもスタート地点で何もないのにけつまずく。
一緒に走っていた人はどうやらみんなちゃんとスタートを切ったらしい。
みんなの背中がみるみるうちに遠ざかっていく。
ほどけてもいない靴紐をなおす。
....
佐野権太さんの未詩・独白おすすめリスト
(289)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
前夜
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唐草フウ
未詩・独白
9*
07-6-27
哀しみ皇子(5)
-
アマル・ ...
未詩・独白
5*
07-6-27
哀しみ皇子(4)
-
アマル・ ...
未詩・独白
4*
07-6-25
哀しみ皇子(3)
-
アマル・ ...
未詩・独白
7*
07-6-23
哀しみ皇子(2)
-
アマル・ ...
未詩・独白
4*
07-6-20
哀しみ皇子
-
アマル・ ...
未詩・独白
7*
07-6-20
わた飴前線
-
プル式
未詩・独白
11*
07-6-14
繰り返し効果を最大限に生かそうとするとこうなる
-
ひろっち
未詩・独白
2*
07-6-12
アニキの好み♪
-
atsuchan69
未詩・独白
7*
07-6-6
植物園まで
-
若原光彦
未詩・独白
10*
07-6-1
浅田真央
-
七味とう ...
未詩・独白
10*
07-6-1
モーツァルト_ピアノソナタ_kv570_より、第一楽章
-
美砂
未詩・独白
5*
07-5-29
てのひらの銀河(ノート)
-
青色銀河 ...
未詩・独白
4
07-5-28
午前4時
-
青色銀河 ...
未詩・独白
8
07-5-22
ポイントください
-
北大路京 ...
未詩・独白
39+*
07-5-17
いろいろ悩んでいる場合ではないのだ
-
weed & s ...
未詩・独白
4*
07-5-16
反作用の風に吹かれて
-
まほし
未詩・独白
9*
07-5-3
いのち
-
weed & s ...
未詩・独白
2*
07-5-3
‐突きつけられたのはメスではなく‐
-
士狼(銀)
未詩・独白
8*
07-4-21
手の振り方_
-
AB(な ...
未詩・独白
8
07-4-19
けいじ物語
-
アマル・ ...
未詩・独白
2*
07-4-17
いつも_どこにでも
-
乱太郎
未詩・独白
11*
07-4-17
老婆の休日
-
服部 剛
未詩・独白
12
07-4-15
さびしさについて
-
大覚アキ ...
未詩・独白
9
07-4-13
記憶
-
はな
未詩・独白
13*
07-4-11
怒っているのです
-
weed & s ...
未詩・独白
6*
07-4-8
ひっくりかえすひみつ
-
はらだま ...
未詩・独白
16*
07-4-6
しまいわすれたおつり
-
壺内モモ ...
未詩・独白
9*
07-4-5
子猫のおとむらひ
-
三州生桑
未詩・独白
4*
07-4-4
また転ぶ
-
weed & s ...
未詩・独白
1*
07-4-4
1
2
3
4
5
6
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9
10