すべてのおすすめ
一瞬にして
涙は
凍り ついた
天は好きなだけ
雪を
零す というのに
彼には
涙を
流すな と
言っている のだろうか
敵はさるもの溶けるもの
固める温度の僅かな違い
なかなか上手にまいりません

昨日の昼休みに集まって
レシピ片手に挑みます
仕事のことは打っ棄って
頭の中はチョコだらけ
にこやかに ....
警察署や

病院の廊下でかぐ

カレーやどんぶりものなどの

店屋もんの匂いって

なんであんなにいい匂いなんだろう

毎回

おんなじ匂いだから

それを食しているであろ ....
誰にも邪魔されない
誰からも脅かされない

自分を守る必要もない
自分を励ます必要もない

一日中楽なことだけして
一日中好きなことだけやって

悲しみや苦痛とは無縁の一日
不満が ....
  

今朝は
カッコーの鳴く声も聞こえてきた
ので
お昼は
白山の蕎麦屋にでも行こうかと思った
確か一度行ったことがあるよね
坂を下りた角にある
そこからしばらく西に行くと
製版 ....
お昼休み

コンビニに行く途中

水たまりに はまった

布の靴は次第にしみてきて

足先がじんじんとつめたく

メガネのねじは緩んでいて

なんだか右下がりで

情けない ....
こんな俺の歌を聴いてくれるのか?
下手くそでありきたりでつまらない
そんな歌をさ?

俺に出来るのはせいぜい
感じたことをそのまま歌にするくらい
こんな歌でいいのか?

裸の心と言えば ....
蛍光灯だけ
けー こー とー
と光る居間
となりに鬼が座ってる
言葉のハリセン
身動きひとつも気に入らない
消しゴムのかすだらけ
眉間のたて皴が気になって
わたしは理屈の話しが理解でき ....
フレンチローストと
イタリアンロースト
メニューの前で悩んでいたら
後ろの人が舌打ちをした

怒ってはいけない
珈琲というものは
ココロを落ち着かせる為に
飲むもんだ

と おじい ....
世界地図の富士山あたりにひとつ穴をあけて
そこから乳首を出してごらん
大きい世界と小さい世界は紙一重だと分かるはずだ
俺は巨大な山を乳首ひとつで担うけれど
決して俺は巨大ではないのだから

まだ外に ....
年末の掃除の時に、もうずいぶん、多分しまってから一度も開けていない小さなダンボール箱が出てきた。

中を確認してから、いらないものなら捨てようと脇に寄せていたものを今日になって開けてみる。

 ....
パパからもらった クラリネット
質屋に入れて ガス代払う
とっても大事に してたのに
涙も出ない おれがいる
どうしようもないよ もう

ああ おれが悪いよ ばかやろうさ

夕陽が ....
干からびてゆく金魚を
何の感情も無さそうに眺める

(あぁ、乾いてゆくのだな、と)

ピンクが赤にかわっていく
なぜ苦しむ姿はこんなにも奇麗なのか

(私は私であり、苦しんでいるの ....
いじめてちゃんは黒い色が好きだ
いつも黒い服を着てる

いじめてちゃんはすごく無口だ
人に何か聞かれてやっとその口を開く
それもたった一言だけ
どっちでもいい

いじめてちゃんは一人が ....
君が泣くなら
僕は歌おう

僕が泣いてた時
君は歌ってくれたから

君が泣いてる時
僕も泣いてたらどうしよう?

その時は一緒に泣こうか
僕はこの話をする時には
いつもこのエピソードを持ち出すよ。
知ってるかな?
ヤマアラシのジレンマ。

真冬、
外敵から身を守るため体中を針で覆われたヤマアラシ。
寒さで凍える二匹が温まろ ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
あなたは、
簡素な手順でわたしの胸倉を開き
匂い立つ土足
こればっかりは慣れないものです
その度に鮮やかに毟られる


あなたと遭難したい
篭って
香しき動揺が眼に見える位置で
わ ....
歴史はよぉ,こねーな乱暴狼藉が生み出すんでにゃーでよぉ

五十六人目と,自らをそう名乗る藤吉郎が言う
泥だらけの顔で,目だけをぎらぎらと血走らせ,
長い旗指物を持ってのそりと立つ
見渡す ....
佐野権太さんの未詩・独白おすすめリスト(289)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
涙痕- FUBAR未詩・独白2*06-2-13
チョコの春- あおば未詩・独白4*06-2-11
乾燥注意報- 蒼木りん未詩・独白506-2-5
詩を書かなくていい日- 腰抜け若 ...未詩・独白3*06-2-4
記憶ちがい_1- AB(な ...未詩・独白406-2-2
今日は運が悪いです- 日朗歩野未詩・独白4*06-1-29
俺を認めてくれる人へ- 腰抜け若 ...未詩・独白4*06-1-27
宿題、終わるまで監禁- 蒼木りん未詩・独白206-1-25
ほろ苦きなのは- maumi未詩・独白3*06-1-18
無題- ---未詩・独白306-1-13
オルゴール- LEO未詩・独白4*06-1-12
夕暮れのクラリネット- 馬場 こ ...未詩・独白106-1-12
金魚- きいろ未詩・独白306-1-5
いじめてちゃん- 和泉 誠未詩・独白4*05-12-28
下手くそなバラード- 和泉 誠未詩・独白1*05-12-27
君宛ての手紙- 和泉 誠未詩・独白1*05-12-26
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
立春- 嘉村奈緒未詩・独白38*04-6-28
桶狭間にて,_五十六人目の藤吉郎- do_pi_can未詩・独白604-3-17

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10