すべてのおすすめ
テーブルに光るいくつかのよだれに
いろいろな画家の画集をめくっていたが
そのあるいはオイルのようなものは
水よりも高いのだろうかと

絵を完成させようとせずに
誰も人のいない画家であろうわ ....
弔いをする
既に葬られた、
いのちたちに
もう一度生きる宿命を
与えるために

弔いをする
息をすることで
それを糧として
存在していた
瞬間に嫌悪を
与えるために

弔いを ....
都会とは違った風
何か気持ちをいえるわけでもなく
自然な音になれるものだ
バッタやスズムシが耳に混じる

声が澄み切っていくように感じられる
清らかな心がしているのを気にすると
ここに立 ....
光の世界は絶対の中で苦しさだけの
空前の未来もなく愛を求める
絶対の宇宙の中だけれど今はお金を持っている
晴れ渡って探している闇もなく

世界が正しさの内に雲のベンチで
体の構造を天使のさ ....
いくつも寝静まっている
屋上になったいくつもの水色に
やがて黒になって 緑になって
そうやって頭に夜に沈んでいくのだろう

夜のどの辺だ
そして神保町は
僕を夢中にさせた表参道と
小山 ....
ハワイに音楽がきこえてくるのだ
長くはないのに考えるのだった
だけど 僕はしかし場所にされた
砂漠もなく 人を背負いながら

白く歩いていくこと
そこに水槽にいるべき タコにあること
砂 ....
自分を解放しようとする
きりがないから眠ろう僕は
そうすることが一番だろう
僕をそんなことに考える

起きている幼い頃から
その声がしている
海辺に人が立つ
人々の街に

自分を考 ....
自分がそこに
忘れてしまったそんな僕は
たとえば呪いたくなる僕に
僕を忘れてしまったそんな
河原に憎いのだろうか

君はこんなに明るかった
いつだったのだろう
祭りのときはにぎやかだっ ....
厚木を処理の悪い橋の大渋滞に感じる
日本の道に車を神奈川の路面は
バスの雨に切り取られた
海に命をどうかしていると思い出す

絶望の光を未来に
事務所で怒られた黒い人生が
苦しく無意味な ....
不思議な煮込み料理だった
そこにエッチなDVDは
なくしてしまっていったい
ポルトガルにあることへ
私をぼんやりと

ツタヤで食べた
アメリカ人を
そのしていたのは誰とだったのだろうと ....
ふもとに自転車を止める
自転車ももはや山の木のように生えている
僕は山の記憶の泡に洗われ始める
かつてこの場所も辺境だったのだろう
山は人とは無関係な体系を
今も変わらず維持している

 ....
駅の改札を抜ける
真っ直ぐに
そこは海膿を生み出し不味を産み落とす
海だ
呑み込んで/出して
暗黙の了解が支配する
その行為は果して即ち
愛してる
という単語を繰り返すという
そもそ ....
 
 
クラゲの心音がする
放課後
筆箱の中で

黒板消しが羽化するのを
慣れない手つきで私は
手伝ったのだった
 
ひっそりとした
カーテンの向こう
湿り気のある列車が
外 ....
(1)建物に窓があることによって、?内側と外側は窓の面に和声を張ることができる。?外の光は死に場所を見つけることができる。?建物は不要な密度を排泄することができる。?植物の有機的な欲情は建物の無機的な .... ジェニ、ジェニ
気楽へ行こうよ
ちっこい僕の車に乗ってさ、
すなはまへ
ゆっくり行こうよ
塩の柱をながめながら
ほら
かわいた気分が
アメリカまで続いている
そこにあるのがどうしてな ....
人の背丈ほどある蒲公英が
群れで遊んでいた
そして不意にゲロを吐いた
いっせいに同じ方向を向いて
痙攣しながらゲロを吐いた
その脇をランドセルを背負った双子の姉妹が通り過ぎた
ホーミーで歌 ....
私が差すと、陰るのよね

残念だわ、本当に


彼、私のエコヒイキよ

歌がね

歌だけよ


夢も希望も絶望も、みんな含めたものがね
終わるのよ

変わらない愛がね
 ....
外にいるのか、内にいるのか、気に病んだところで。息はすきまから、ひっきりなしに吹きつけて、痛い。

博物館に、咳ばらいがひびく。みささぎに眠っていたひつぎは腐って、色あせて、当時の面影を遺してはい ....
姉さんの
制服の胸のあたりが
丸いかたちをして濡れていた

その日は
雨が降ったわけでもなく
ただ姉さんは
少しだけ遅く帰った

姉さんの
こどもの口に
はじめておっぱいを挿入す ....
まずは大間違いからはじめた
朝焼けで焼身自殺してやる
俺は日の出を待っていたのだ。
案の定間違いで
脳みそが震えながら悪態をつきはじめた
寒がりの嘔吐に似ていた
白い息を、白い息を、
ヒ ....
彼女は普通です

眼球で真っすぐになりますが
理想郷が洗われている状態でそれを拭いて
左の頬をそうする     私の菖蒲です

または塩の髪は
私の指紋を使用することでいつも流れ出ます
 ....
)鳥が叫んでいた、音楽の道。(僕はその先に小屋があって、小屋はビルの一階になっていることを知っている。沙漠の拡大は羞恥心により妨げられている。ビルの屋上から沙漠は始まった。音楽が細く放射していく、僕の .... 一.


舞いそこねた息が
蜜擦れしている

まつげのながさは
わたしたちのいのち




二.


等分できないものをささえる
ゆいいつの幕間
背泳される 水は
 ....
浸された水は
つめたく
ねがえりもできないほどに
なぜか凍みたまま
あの人ごとをさらって
いって

かなしい
のふちにいるあの人
たしかにいかされ、芽生え
一つの
さむさの中にい ....
部長室にはいつも
風が吹いてる
日あたりのよいところで
書類の端がめくれている
窓を開けているのは
たぶん部長さんだと思う

机の上で
ピストルが少し色あせてる
微笑みながら毎日 ....
この時代、未熟な力が求められている。いまだ生まれえない、いつ
までも成長することのない力。たとえば秋のにおいのする草原に行
けば、妹という名の下にそれはごろごろと転がっている。妹のやわ
らかさを ....
手作りケーキのお店で
あなたを愛した
愛したあなたは
ケーキを作った
作ったケーキは
おそらく誰のことも
愛することはなかった
その向こう
山と海とが
平行に交わっている
窓か ....
明日のことなんか気にしなくていい
もちろん昨日のことは何ひとつ記憶していなくていい

愛されたければ擦り寄って
肌の隙間に丸くなって
煙いと思えばドアに爪をたてて
合図

部屋を抜け出 ....
菱がたの声が地に灯り
空にも海にも届きながら
誰も呼ばずにまたたいていた


夜の鳥
飛べないのだと
想いたい鳥


水をざくりと斬る光
動かない縦の水紋
熟れた灯 ....
本屋の漫画を読んでいく。
いろいろな漫画の映画を作る。
何かの本を読む。
いろいろな映画の歌が作られる。
本屋の漫画を書いていく。
本を書いていく。
何かの歌が書かれていく。
いろいろな ....
久米一晃さんの自由詩おすすめリスト(436)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 番田 自由詩209-7-23
退屈の花- aidanico自由詩209-7-10
丘をかけあがって- 番田 自由詩209-7-8
光へ- 番田 自由詩109-7-7
日曜の夜- 番田 自由詩209-7-6
歩く- 番田 自由詩109-7-5
- 番田 自由詩309-7-4
赤い口- 番田 自由詩109-7-4
厚木のこと- 番田 自由詩209-7-3
海峡- 番田 自由詩309-7-1
故郷の山- 葉leaf自由詩509-6-30
残酷な愛が呼吸する- aidanico自由詩309-6-23
放課後- たもつ自由詩1009-6-17
- 葉leaf自由詩6*09-2-28
ジェニジェニ- 構造自由詩1308-11-28
放課後の公園- サトタロ自由詩4+*08-11-22
私が差すと、陰るのよね- 猫のひた ...自由詩208-11-18
無題- クマクマ自由詩108-11-8
母乳- 小川 葉自由詩3+*08-10-30
テディベア、ハンブルグのヘヴィロックバンド"ファウ ...- 構造自由詩308-8-5
鷹と音叉- 井岡護自由詩3*08-6-26
音楽の道- 葉leaf自由詩13*08-3-28
断片集「追水」- 簑田伶子自由詩18*08-1-24
siberia- しもつき ...自由詩4007-12-8
ゴムを踏んでる- たもつ自由詩1307-11-5
妹のはじまり- 岡部淳太 ...自由詩6*07-10-18
教室- たもつ自由詩807-10-18
生活- アサリナ自由詩6*07-10-13
夜へ_鉄へ- 木立 悟自由詩607-10-12
漫画の映像が流れる。- 霧一タカ ...自由詩407-10-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15