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奇妙な事だ
君と僕の距離は
星の運行と
無関係
だから
神には祈らない
誰にも支配させない
君との距離
僕はしない
存在の曖昧なものに
心を預けたりしない
....
夕陽の色を集めれば
溶かせたでしょうか
旅行く雲に焦点を結べば
胸に焼き付くでしょうか
風に吹かれる風車も
いつか飛ぼうとするように
いつまでも見つめているだけでは ....
約束を残せない
こころの道行きを
{ルビ現在=いま}の寂しさを埋めるため、と
ほほをよせ
せがんだひと
秒針の刻む音で測る体温
明日への確かな足取りよりも
ぬくもりがほしい
今 ....
つかみどころのない
明るかったり暗かったりする
不健康な夕空に
てのひらを突き上げてみるのです
とどかないのは
手のかたちなのではないのかと
いくつかの記憶を重ねてみても
やはり手の ....
氷壁は確保すら危うい
三点支持
命綱は細い電波のように
とぎれとぎれ
辿った記憶だけが教えてくれる
過ぎ去った轍を踏み
体温も
灯りも
声すら
霧の彼方に常に失われ
....
みんな、おいらたちを忘れてるだろ〜
でも、律義な性格だからバッチリエナジー送るよ!
保存はWindows:右クリックして保存 Mac:コントロールキー+クリックだ!
部屋の電話線は
きっと
つながっているのです
耳をそえると
懐かしい雨音まで
聞こえてきます
ロウソク工場の煙が東へ流れて
小さな雑草の黄色い花が
激しく雨粒に
たたかれてい ....
中学や高校時代に書き散らかした。へたくそなのに自分で「詩」と呼んで
書き散らかしていました。それは主に大学ノートに、結構きれいに書かれ
ていて、いまのメモ書きに比べると「ほほぉ」と思えるほど詩集風 ....
今日も手を振って別れるよ
君が小さく見えても
大きく手を振るよ
振り返りたくなるぐらい
たくさんたくさん
紅い葉っぱをとばす風には惑わされず
ス ....
この
てのひらに届く
吐息のような
君の伝言
手が届かない切なさ
抱きしめられない寒さ
その孤独が私に
乗り移ればいいと
おもてに飛び出してはみたのだけど
刺 ....
触れない唇
握らない掌
体中の
あちこちが渇くのです
潤して欲しいと
井戸を掘るのです
上手に
井戸が湧けば
わたしはきっと
すくわれる
井戸を掘るのです
時間す ....
君と
ばいばいって
約束もなしに
手を振るとき
誰かが
波打ち際で砂を踏むのです
僕の胸の奥の
小さな
渚で
砂丘に行けば
明日があるかも知れないと
とぼとぼと足跡を残します、そして
砂を数えたのです
波を数えたのです
灯台の明滅を
数えたのです
星を教えてください
色 ....
疎まれて、嫌われる
一本づつの僕らも
たくさん集まって
命咲かせれば
ひととき、こんなに綺麗。
愛されて、慈しまれる
一人づつの人間も
たくさん集まって
命咲かせれば
ひ ....
二本のレールはずっと平行線
交わる時は必ず分岐点です
言い訳の出来ない
ダイヤグラムでは
二つの時間だけが時折
交叉していきます
ホームの対岸から差し入れられ
....
いくじなしです
ぼくはいくじなしです
あなたへの想いに
両手も
ポケットも
鞄も
引き出しも
ロッカーも
口の中まで
いっぱいだというのに
....
怒りを
この体に
押しとどめるなにか
それはこぶしでしょうか
掌のかたちにそれを
開き、放ってもまだ足りない
その病が
揺さぶるのです
だから震えてしまうのです
....
メールでは返信を促しているようで
そんなことを期待しない今日の私は
便箋に走らせてみようと思うのです
書き出しは、季節のことや天気のこと
やわらかに二人がつながっている
なんてことを ....
シリンダーから彗星がほとばしり
縄跳びの軽便鉄道は
宵の明星を目指すんだ
薄暗い星雲を踏みながら
ほら日本海、漁の送り火が
暗闇に星空をまねる
おなじ目的地の
....
はじけてしまいました
裂けてしまったんです
中身は半透明で
つぶつぶが少し混じっていましたが
甘い汁と一緒に
流れ出してしまいました
裂けた皮だけが
残ってしまいまし ....
吹かれるように手を振る
ススキの群れの中に
枯れて埋もれていきたいと
いや、そんな最期のために
生きていきたいのです
西風が波を走らせて
遠泳の息継ぎのように
{ルビ水面=みなも ....
ビジネスホテルの白い天井に映される
窓枠の形は青白く
夜の闇にある光源を証明します
いつしか街で一番高いビルの
冷たく四角い丘の上で
僕も証明されたいと立ち尽くすのです
月 ....
砂時計が流すことのない一粒の砂
悲しみを知るか
桜を手折る時、残された枝の揺らぎ
寂しさを知るか
発電と称して進むことのないプロペラの空回り
孤独を知るか
鍛えられていく鉄塊の ....
夏の終わりをみんな
惜しんでるようだけど
おいらたちに
まかしときな
スッパイ夏つめこんで
あなたのコタツに届けます!
(2005深秋、解禁予定)
今日の仕事は うさぎだった
陽気なピンクだ
道行く車にいっぱい手を振ったよ
振り返してくれる人は
みんな笑顔で
おいら、ちょっと
幸せを振りまいた気分。
....
湿気ばかり多くて
気温が上がらない夜は虫なんかの
季節を送る歌など気にせずに
眠ってしまえばいい
閉じた瞼の裏が
奇妙な色に透けるのは
まだ生きている証だと思えるのなら
眠ってしまえ ....
最終バスは一番後ろの席に座るのです
何となくそれが習性になっているのは
そこからは町の様子がよく見渡せるからです
蒼い街灯の下でたたずんでいる
停車場の表示を運転手は調子よく
鼻歌まじり ....
空港の滑走路でイルミネーションがともると
もうすぐ漁り火の時刻
海の滑走路が開くと
夢のチャーター便がやってくる
透明な夕日が
沈む速度で赤方偏移
鎮魂の落日か
この国の落日か
ただあかく
遠ざかるほど
そう
遠ざかるほど
室外機 夏のプロペラ ぶんまわし 飛ぶんだいつか ビルのボルト引き抜いて
銀猫さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(281)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
祈らない、想え!
-
たりぽん ...
自由詩
9*
05-11-23
初めての、そして遠い
-
たりぽん ...
未詩・独白
7*
05-11-22
黒い翼をください
-
たりぽん ...
自由詩
9
05-11-20
結晶核のゆくえ
-
たりぽん ...
自由詩
6
05-11-18
滑落
-
たりぽん ...
自由詩
6
05-11-16
夏のエナジー送りたい!
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
8*
05-11-15
回線の断層
-
たりぽん ...
自由詩
6
05-11-14
私にとって、詩を書くということとは
-
たりぽん ...
散文(批評 ...
12*
05-11-11
オータム・メトロノーム
-
たりぽん ...
自由詩
6
05-11-10
冬の道行き
-
たりぽん ...
自由詩
10
05-11-9
手首に井戸
-
たりぽん ...
自由詩
6*
05-11-5
鳴き砂
-
たりぽん ...
自由詩
15*
05-10-30
さがしものを教えて
-
たりぽん ...
自由詩
7
05-10-26
つぶやける絨毯
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
9*
05-10-26
ローカル線で携帯をスクロールする
-
たりぽん ...
未詩・独白
7*
05-10-19
カウンターの落書き
-
たりぽん ...
未詩・独白
10*
05-10-16
ありか
-
たりぽん ...
自由詩
13
05-10-13
星空の宛先
-
たりぽん ...
自由詩
20*
05-10-10
銀河_鉄道
-
たりぽん ...
未詩・独白
6*
05-10-10
忘れな葡萄
-
たりぽん ...
自由詩
12*
05-10-7
わたり
-
たりぽん ...
自由詩
14*
05-10-4
あなたの夜空に流れたい
-
たりぽん ...
自由詩
11*
05-10-1
片糸でんわ
-
たりぽん ...
自由詩
11*
05-9-29
夏充填120%
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
12*
05-9-27
ちょっとだけラビット
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
19*
05-9-23
眠ってしまえばいい
-
たりぽん ...
自由詩
9*
05-9-19
最終バスの途中
-
たりぽん ...
自由詩
12*
05-9-18
空港は漁り火の時刻
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
12*
05-9-17
9.11_落日
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
12*
05-9-12
飛びたい群れ
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
11*
05-9-9
1
2
3
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5
6
7
8
9
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