すべてのおすすめ
誰かに頼まれて
夜のオフィスに出掛けた。
最寄りの地下鉄の駅は
アールヌーヴォーのオレンジ灯で
ひとがたくさん歩いていた。
あなたを知ってるわ、と 話しかけられ、惑い、通り過ぎる。
....
アダムとイブのりんご(知恵の実、実は神様はあだむとイブにくれてやるつもりだったのでは無いだろうか。しかし、そう教えられていた為に、待ち焦がれ、待てなくて、実がしっかりと熟す前に、蛇の静止を聞かず食べて ....
雨が降り出しそうな匂いがする
風が湿って雲がよぎって
あぁ、絶対に降る。そんな夕暮れ
誰も知らない世界の真ん中で
誰もが気付かれないように泣いていた
生きているだけでもう奇跡みたいだ
....
今日は学業がお休みだった為に少々頭を使ってみた。というわけでは無い。初っ端から申し訳ない。すいすい。あ、「すいすい」は「すいません、すいません」という意味で時々僕が使う言葉の一つです。すいすい。他にも ....
序
月日は百代の過客、なんですが
恥かしいことに、つい最近まで「弁慶の泣き所」のことを「権兵衛の打ち所」だと思っていた。真実を知らされたとき、プチショックを受けた。
よく「 ....
遅れてきた少年の一切合財(その2)
野口兄弟という少年のクリスチアンがいた
気の強い子で、少々反抗的でもあつたが
時折話をした
一緒に短い旭川の夏の一日
プールで泳いだ
伝道にも一緒に ....
注意・・・あくまでも私の主観ですから、笑い飛ばして下さい。
ズバっと言ってしまう系が苦手な方はお控え下さい。
ノークレームでよろしくお願いします。
毒舌指数★★☆☆☆☆
第一 ....
ひとつの手記がある。
戦時中、理性を失った科学者がある実験を行った。
はじめに彼が用意したのは巨大な体重計だった。
その体重計の外観はベッドのようで、大人一人が楽々横になれる大きさがあった。
....
遅れてきた少年の一切合財」
早いに越したことことはないそうだ
みなが早教育、早教育
僕は幼いとき、若いときは
遊びたかった
戦争の小学生、
あつちこつちへ回されて
勉強などなん ....
この絵の中心はどこか?
絵の面積の大半を占める黄金色の畑だろう。
生きているように色が塗りたくられている。
しかしながら、この蠢いているかのような小麦畑の
力に気づけば、
そのあと ....
石瀬琳々、悠詩、L-Yurika☆の詩
夏へ
石瀬琳々
感覚のすぐれた詩である。ともすれば平凡な言葉を上手に使いつつ、淡い印象の四つの連。それぞれの連のはじめの行が、連を改める ....
今日は、煙草について話したい。私と煙草の付き合いも少しは人のためになるのではないかと。 初めて吸ったのは12歳ぐらいの時であった。 クラクラとしたが、気持ちが悪かったわけではない。 高校一年生から ....
泣きじゃくって深く深く眠るように沈む夢の淵。白い光あふれるのはいつもの台所。規則的に響く包丁のリズム。静かに終わる洗い物の水音。印画紙に写しきれなかった想いが酷く幽かな音で泣いているみたい。写真を ....
闇のなかに光の筋、茫洋と。
夜を裂くみたいにして、それは私の眼下を過ぎる。
一条のひかりの筋道は幾多の人をのせて何処かへと向かっているのだ。
あの、凝縮された光のなかに一体どれほどの命があっ ....
★ボランティア先で接した子と最初に出会った時、とても懐かしい誰かと似ているような気がした。誰か解らないまま、別に気にせず過ごしていたのだけれど、昨日の父の日に、「誰か」が父だったと気がついた。「父」と ....
抱き締めて
抱き締めて
抱き締めて、よ
君の風邪なら幾らでもうつしてくれて構わない
キスをしようよ
最近、君が半袖を着てくれる
付き合って1年10ヶ月の私でさえ
今まで4、5 ....
すべての作品は、過去。
自分は感情という生き物が好きだ。でも、どんな感情も結局は過去で、文字にした瞬間、それはもう古代エジプトの遺跡と同列の過去の遺物。
あるいは。表出ということ自体がなん ....
先日、祖母の誕生日でした。
80歳になりました。
「傘寿」というらしいです。
「傘」の略字が縦書きの「八十」に見えることから、そう呼ぶのだとか。
来年は「盤寿」だそうで、その後も「卒寿」「白寿 ....
おそらく男の多くが女の下着姿には興味がある。それが行きすぎて犯罪に手を染める人もいるほど。盗撮、下着泥棒などなど。罪を犯す人は典型的だけれど、男の多くが相手の女の事情をあまり知らない。私も含めて。
....
今夜はうさぎのお話をします
*
その詩人は愛するうさぎのために
十日ものあいだ寝食を忘れ
うさぎに捧げる愛の詩集を書いておりました
みなさんご存知の通り
うさぎは淋しいと死んで ....
散文というもの自体、まともに書く事は初めてです。
と言うことを先に述べておきます。いや、前に一度書いた気もする。
ま、その程度です。
詩において恋愛のポジションと言うのは割と大きいものである ....
両の手で抱え込んだ頭が生きているかどうか
確かめるために むに、と頬をつまんでみる。
―反応なし
つまんだ指を瞼に移動させて白目にしてみる。
―反応なし
「生きてるよ、なぁ? ....
街では禁煙が溢れ、僕は葉巻とスタッキングカップにコーヒーという
持ち運ぶには少々不便な代物を近所の空き地へ持っていってゆっくりと
たしなむのが好きだ。
かっこいいと言う人もいるが、実際はそん ....
谷川俊太郎様
今僕は、ショパンを聞きながら手元にある詩集を開き、「ネロ」
という詩を再び読もうとしています。もし、人の心からいつまでも
消えることの無い詩があるならば、今から五十年以 ....
桜の咲かない四月が終わろうとしている。
風の強い朝、ひんやりとする外気に体がきゅっとこわばる。先月買ったばかりの白いトレンチコートの前を抑え点滅を始めた交差点を足早にわたる。
ふと見上げれ ....
自分の娘が二人の娘を連れて実家に戻ってきたら、どんな気持ちがするだろうか。三人の娘も無事に結婚したし、そろそろ引退でもするかな、と思っていた頃に、また娘と小学生の孫娘2人を扶養しなければならなくなった ....
春を嫌いな理由をつらつらと、
書き連ねてみようとしたが、
一行もつらとも書けない。
なので、
もしかしたら、
春が嫌いではないのかもしれない。
との思いに至 ....
女は雨の中を、願いを胸に抱き走り続ける。女の残す素足の跡が、雨の路に流れる。長い黒髪が雨に濡れる。滴り落ちる水音が誰もいない神社に響き渡る。
雨は止むことがない。低気圧が男にすがる愛人の様に停滞す ....
溺死なんて醜いのは御免だわ
そうだね、でも
でも?
君の白い体が血に染まった湯船に浮かんでいるのは美しいな
それはどうも有難う、私も同じ意見よ けれど
けれど? ....
冷酷に。
ひどいことを書くとして、
例えばそれが、
その人物の日常であるならば、
それは割り切って、
冷酷に書かねばならない。
読んだ人が、
....
恋月 ぴのさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(288)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
世界
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もも う ...
散文(批評 ...
13*
07-11-9
別解(アダムとイブについてのさわり)
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プル式
散文(批評 ...
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07-10-30
教えてください、かみさま
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朽木 裕
散文(批評 ...
3*
07-10-30
僕はこんな事を考えている。
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プル式
散文(批評 ...
1*
07-10-9
オクノホソミチ_〜KAZANAGI風味〜
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Rin.
散文(批評 ...
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07-9-16
遅れてきた少年の一切合財(その2)
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生田 稔
散文(批評 ...
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07-9-12
ものづくし__〜KAZANAGI草子〜
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Rin.
散文(批評 ...
32*
07-9-12
命と6g
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rabbitfighte ...
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07-9-8
遅れてきた少年の一切合財(その一)
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生田 稔
散文(批評 ...
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07-9-6
ゴッホ『刈入れする人』について
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ケンディ
散文(批評 ...
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07-8-14
今週の好ましかった三つの詩
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生田 稔
散文(批評 ...
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面白人生講話(6)
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生田 稔
散文(批評 ...
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07-7-15
蜜色の夢
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朽木 裕
散文(批評 ...
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07-6-30
光の軌跡
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朽木 裕
散文(批評 ...
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07-6-22
父の日
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北乃ゆき
散文(批評 ...
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07-6-19
1年10ヶ月越しの衣替え
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朽木 裕
散文(批評 ...
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07-6-17
逃げ水
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umineko
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7*
07-6-17
祖母のこと_2007年6月
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北大路京 ...
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07-6-7
下着のプレゼント
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深水遊脚
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11+*
07-6-7
うさぎは幸せだったか〜愛し方について〜
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a/t
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07-5-25
詩と恋愛
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プル式
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07-5-22
体温
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朽木 裕
散文(批評 ...
5
07-5-20
ゆるやかに畜生道_/
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箱犬
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07-5-19
谷川俊太郎氏への手紙_〜名詩を読む①〜_
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服部 剛
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07-5-13
春に降る雨
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ku-mi
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07-4-27
祖父のこと
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ふるる
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07-4-17
「_春はつらつら。_」
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PULL.
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07-4-16
【小説】お百度参り
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なかがわ ...
散文(批評 ...
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07-4-11
浴室狂詩曲
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朽木 裕
散文(批評 ...
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07-4-5
「_冷酷を書く。_」SATP.Vol.10,
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PULL.
散文(批評 ...
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07-3-31
1
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10