すべてのおすすめ
ぼくは というと
このからだに いま とどまっている
このからだが うごくことを やめたとき
ぼくは からだと ともに
たしかな きおくを おいて
どこへ つながってゆくのか
わか ....
わたしは半分
半分しかない
上手く言えない
だって半分だから
半分しかないから
上手く歩けない
上手く息ができない
上手く泳げない
いつも悲しい
そうだね、鎖骨は折りたくない
みんなそうでしょ、って

さびれた駅の階段を
がらんどうな夜を、駆け上りながら
窓に映る、その当たり障りのない服装や顔で
私には普通の人間を装っていることが精 ....
わかってたよ
ねえ
触れたって いつだって
癒されるのは あたしだけ

わかってたよ
ねえ
あなたが どした?って、
無性に心に染みるのは
きっと
甘えてるだけ ね


 ....
その手は
人間の手か
もしもそうだとするなら
決して
矛盾のないものなど
創り上げられはしない

不確かな感覚ばかり抱えて
勝手に潰れそうになって
「持って」って言えば
いくらだっ ....
ものすごく
おなかがすいているらしい

そりゃそうかもしれない
今日はバニラアイスをひとつ食べたきりだから
食欲ってどんなだっけ
胃がしくしく痛い気がするけど
これがおなかすいたというこ ....
緑色の蛇になった私の左手は
悪魔に魂を売り渡そうと
日々 画策している

私の目を盗んでは
悪魔の行方を捜し回っている

赤く先の割れた舌をちょろちょろと出しながら
夜な夜な
徘徊す ....
悪気などないのだから
だから尚更
優しいあなたは嘘つきになる

誰をも騙せなくて
自分を騙すことではじめて嘘つきになる


それがたとえ取り繕いの仮面であっても
優しいあなたは
 ....
あなたが あのこと キス する あいだ

とおい むかしに たびをして いた


おとが すこし

きこえにくかった あのころ


まいくに きょうみが でたのは

そのこ ....
しらない をおいかけたら
からかうように空をすべった
梅雨のあいまの明るい風に
しらない しらないと
はしって逃げた

いつだって
しらない は遠く
つかめそうな距離でも
生卵のよう ....
影は何回も東の方向へ、ぼくとさよならをしたかったはずなんだ。
地面に転がったいくつものものたち、ごみばこ、人間、薄紅色の携帯電話、
全てが…なんか、倒錯している世界、素晴らしい世界。は、
フ ....
叫びが聞きたい
地上のどの声にも似ていない
見えない波長の叫びを

午前零時
どこかで叫びがあがった
均された街の
よく似た通りと通りのあいだのどこかで
どこかで叫びがあがった

 ....
1

かんがえごとをしていた
アンテナの感度オーケー
かんがえごとは好き
詩の神様が降りてくるのを待ちながら
かんがえごとをすると 頭が湯だって
ピキピキ ピキ ポン!
となる瞬間 ....
ちいさな ちいさな ものがたり

たいせつに たいせつに そだてられました
いごこちが とてもよくて
ともだちも いっぱい
ともだちは いいこばかりでした

あるひ

ともだちと ケ ....
真っすぐに持ち上げていれば
持ち上げられることはなく
慰めの言葉をいくつも発明していれば
慰められるようなこともないだろうと
片付けられない言い訳を噛み続ける

破れそうなハートをだましだ ....
私たちの存在に
もはや
無理があるのだろうか

この星の裏側で
鳴り止まぬサイレン

それは
夜をつたってこちらまで 来る

愛は
守るためでなく
殺めるためにそこにある、
 ....
舐めて治す
生で食べる
裸だ
生殖のために交尾する
こどもを育てる
親の顔は知らない
生きるために殺す
悩まない
日陰で眠る
明け方の薄い空の下で
やわらかく湿った地面の上で
何か、いいものを見つけましたか

たとえばきれいな色の小石
たとえばいい匂いのする野草
星屑のなめらかさ、夢で出会っただれか

その眼 ....
 すべての扉を閉ざしても

 あなたの底から
 見つめている

 あの日確かに
 善と悪の種を抱き

 母なる海から
 夢も絶望も
 朝も夜も
 混沌と在る空の下へ

 ....
あしびきの
やまどりこっこ
こけこっこ
たまごうんだよ
ぬばたまの
よるにうまれた
くろたまご
つるっとひとくち
おいしいね
おはだつるつる
たらちねの
ままのおっぱい
みるき ....
かなしみもしあわせも似たようなもんだ
こころって難しいもんだ

バイトの連絡がはいった
面倒だけどはいといわなきゃならない
ミニスカートも好きじゃない
それでも渡されたら足を通すしかない
 ....
その花は
涙をあつめた
毬のようで

降りつづく
雨の重さに
身を委ねて

香りもせず
散りもせず
ただうつむき

けれど私は
その毬から零れた
微かなうたごえを
た ....
うたうことは

わたしの たましいの かたちを

そっと ゆびで なぞるのと にている
誰もいなくなったプラネタリウムの
暗いドームの下
まるで其処が聖堂ででもあるかのように
ひざまづいて祈る影がある

何を何故祈るのか
誰にも知られることなく
ひとりきり目を閉じて
長い ....
無地のワンピースを着て
濃いめのカルピスを作った午後
汗の珠を額につくり
夏のにおいを、すこし思い出す

ベランダのコンクリートにできた
幼い模様に
ため息を吐いて
また高くなり始めた ....
愛されるということは

やはり気持ちのいいことで

だからあなたが私のことを

愛しているということは

私があなたを愛するということの

理由の一つにはなるのでした


 ....
シーズン真ん中のトマトは甘い

冷たくしたそれを齧りながらわたしは日めくりカレンダーをめくる
すべての準備ができた後時間が経つのはとても遅い
やっと夕方の風が吹き始めお寺で貰ってきた風鈴が良い ....
明日の朝も僕は
バスの後部座席に重い腰を下ろしては
昨日のメールで君が励ましてくれた言葉を思い出し
リュックの中から取り出した本を開いて
挟んでいた君の写真をみつめるだろう

遠い町に住む ....
かけおりた坂道のおわりには
ボーダー柄の、夏が
波のような顔をして
手をふっていた


それから、 と言ったあとの
あのひとの声が
ノイズにのまれて、ちらちらと
散ってしまったので
 ....
いま泣いたら
なぜかもう二度と
笑えなくなるような

そんな気がしたから
空に向かって入道雲を
ググっと睨んでやった

まひるに嘘をついたりしてはいけません

善良なあたしは
 ....
床さんの自由詩おすすめリスト(178)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つうかてん- 玉兎自由詩18*05-7-17
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不実な肉- 初代ドリ ...自由詩10*05-7-13
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あなたがあのことキスするあいだ- 蜜 花自由詩12*05-7-11
しらない- 竹節一二 ...自由詩805-7-11
遠、- ピッピ自由詩505-7-11
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魚の一生- ユウ自由詩105-7-10
せいかつ- クリ自由詩105-7-10
red_into_us- umineko自由詩6*05-7-10
しあわせなけもの- チアーヌ自由詩1205-7-9
きみの、うつくしい- かのこ自由詩1205-7-9
見つめている- yaka自由詩4*05-7-9
ながうた- 大覚アキ ...自由詩1005-7-9
ねえ、もうつかれた- 八月のさ ...自由詩805-7-9
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小宇宙- 玉兎自由詩6*05-7-7
沈黙の星座- 塔野夏子自由詩6*05-7-7
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理由も_そうじゃなくても- 蜜 花自由詩3*05-7-6
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空の底- 望月 ゆ ...自由詩49*05-7-3
まひるの嘘- 落合朱美自由詩12*05-7-3

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