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 冷たすぎない 水の入った硝子の花びん
 丸くしぼんで頭を垂れた
 二本のガーベラが生けられる

 それは夏の日、
 駐輪場の傍道に
 ビニール包装されたまま
 三百円の値札を付けた 落 ....
きらきらしているね

草花が葉群れが赤が緑が
陽のひかり浴び辺り一面
微細に照り輝きそれぞれに
揺らぎきらきら光と色たち

草花が葉群れが緑が赤が

生きているんだね
絶えず死と入 ....
朝の歩道沿いの桜並木、
垂れ伸びた枝の此処彼処
赤らみ膨らむ無数の芽、
じわりじんわり時を待つ

老婆が立ち止まりそれを見ている
ぶつぶつ宙に言葉放ち
じっと動かず凝視して

この六 ....
●マドル●マドラー●マドラスト●子供たちは●頭をマドラーのようにぐるぐる回している●マドラーは●肩の上でぐるぐる回っている●ぐちゃぐちゃと●血と肉と骨をこねくりまわしている●そうして●子供たちは●真っ .... ぽっかり
穴、あいて
雨、降り

なんの
深みもなく
なんの
形もなく

無限のたゆたい
無限のひろがり

風に吹かれ
風に吹かれて、



黒い円のなかに黒い円が在 ....
うねっている
うなっている

熱、失われ
熱、貫かれ

うがっている
うつしている

研ぎ澄まして、研ぎ澄まされて

映さなきゃ 分からない、

)わたし あなたに
)あな ....
花の話をしていると
何で花の話をしてるんだろうね
という話になって
僕らが花だからじゃないかな
ということでよく見ると
お互いに花だったね
とわかって
笑って
咲いて
入学す ....
円のなかに円が在り
私が今、円かに
落ち着き払う

この夜陰、

無数無限に静かさ定着して
在るもの鳴るもの、
ただ静まり返り

あり

異邦の

声、言葉、歌 突き刺さる ....
黄色いカーネーション
踊る
赤い馬車

冷凍の肉に狂って狂って疾駆する、

未知すがら
供給される
ロボコネーション

すべてはあの青いアオイ天空湖、

込めて籠めて
耳鳴り ....
Slowly, the big body turns,
My favorite summer is leaving.
I wave goodbye.

In the rain,
Like  ....
知りたいと思う
この道がどこに続いていくのかを
景色に立っていることで


知りたいと思う
この道がどこから続いているのかを
景色に立っていることで


知りたいと思う
この ....
●本来ならば●シェイクスピアがいるべきところに●地球座の舞台の上に●立方体の海を配置する●その立方体の一辺の長さは●五十センチメートルとする●この海は●どの面も●大気に触れることがなく●どの面も● .... これは わたしのナイフ
或いは短刀
名前は つけなかった

 ナイフ

切るもの何も 持たないが
これぞのきらり
雨上がりの露地の 手ひどく乱れ
そのまま、ただ突かれ
木偶らしい
 ....
初めての徹夜は冒険だった
満点の星々とか雲隠れする月光とかではなく
眠りという必然性への挑戦だった
眠らない力があった
今や眠る力さえない
眠るのにエネルギーが要るなんて
早起きとは聞こえ ....
ひらかれ
すすむ

こころ、

ことほぎ

孤独、

寄る辺なき
魂の

力と化す。
朝の光に華やかな
紅梅の花の群れ、流れて揺れて

意識、うっとりあけてひらき

紅の点描、今や無数無限
朝の光彩を闊達に浴び

光景に溶け入るわたしが居る


病んだ肉体、

夜の訪れと共
冷え硬直し始め

にもかかわらず

私は感じる、

夜想の宇宙に
烈開スルこの瞬間、
在るもの達 奏で
そのヒビキ微細に

在ること ....
春を待てずに死んだ鳥が
玄関先に落ちている
三角桑で小さい穴を掘ると水仙の球根
その隣に埋葬する

墓のように石を積み
水仙に悪いなと思い取り除き
盛り土にする

陽は暖かく風は冷た ....
 休日前に同僚と
 行きつけの飲み屋で飲んだくれ
 翌朝なって食う茶漬け

 これが、美味い

 冷や飯に梅干し乗っけて
 塩昆布とぬか漬け胡瓜
 紅生姜に沢庵添えて
 熱湯かけると ....
同調圧力は弱いようだ
承認欲求も薄いよ
ところで
耳かきと詩作は似ていると思いません?
ふとした快感・・・ 「ふと」 いい響きだ

情報と金が大海原で泳いでいる
ぼくは釣りはしない
そ ....
斜光が
百万光年の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

もう夕暮れ、

道端に座り
さっきまで
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に
自らの透明な輪 ....
二月は冷たい熱をまとった光
包まれた小枝は銀色の針金
青々とした空に刺さっている
そして導かれて小さな蕾がこの世に顔を出すだろう

優しかった過去の手を想う
手も語ることはないけれど
私 ....
冬の日差しを背に受けると暖かでした

布のブックカバーはザックリとよい手触りです

賑わう道の際にある私の影の中で

詩集のページを開いてみました

ある詩をゆっくり二度読みま ....
遥か記憶に刻み込まれたモノ

この人生から溢れ出て、

とりとめなく茫然と巨大な 私の住み処。


この むげんのひろがり を
この むげんのやすらぎ に

微細な雨 降って来る時 ....
私たちの地下鉄は地下を進む
地下を進むからいつしか
地下鉄と呼ぶようになった
図鑑で虫の名を当てて遊び
折にふれ季節の果物を食した
軋む音、擦れる匂い
鼓動と呼吸の合間を縫って
 ....
●ゴホン●ゴホン●ある日●風景が咳をひとつ●ふたつ●ゴホン●ゴホン●そしたら●そばの風景も●ゴホン●ゴホン●咳をしだした●そしたらまた●そのそばにある風景まで●最初に咳をした風景に似てきて●ゴホン .... 打ち降ろす響き、 

ヒビキ

叩き降ろす、 

僕は燃える
私は燃え滾る
俺は燃え上がる

響き打ち降ろす、

意味はヒビキの中に
線形時間の中に在るのは、
あれは 死体 ....
 湯豆腐の店が恋しくて
 南禅寺に出かけてみた
 松の葉に
 雪の子が降る
 池にも雪の子が降る

 戸をかたく閉じる
 まちの白い舗道に降る

 車の走行音にも降る

 誇 ....
降る雪は積もらずに
口から溢れた諦めが
恥ずかしそうに転ぶ

寒さのせいにして
何もしなかった日は
冬が嫌いになるし

たまに晴れたりする
空を見ると
春を待つしかない

季節 ....
人生はいつも
嘘みたいな本当で
都会で降る雪みたく
瞬く間に消えていく

ある命題の
自明であるとだけの証明に
私だけが取り残される

(膨張していく未来)
(暴走していく世界)
 ....
ちぇりこ。さんの自由詩おすすめリスト(938)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
切り花- リリー自由詩7*23-3-9
讃歌- ひだかた ...自由詩5*23-3-8
桜並木- ひだかた ...自由詩823-3-6
LA_LA_MEANS_I_LOVE_YOU。- 田中宏輔自由詩10*23-3-6
黒い円のなかに- ひだかた ...自由詩523-3-5
- ひだかた ...自由詩523-3-4
花の話- たもつ自由詩623-3-3
夜想25_〇行き着く場所から- ひだかた ...自由詩423-2-27
ぷろせす- ひだかた ...自由詩323-2-27
End_of_Summer- 投稿者自由詩2*23-2-27
道の途中で- 番田 自由詩123-2-27
TUMBLING_DICE。- 田中宏輔自由詩10*23-2-27
ナイフ_或いは名前- soft_machine自由詩123-2-26
睡眠と夜明け前_俯くおじいちゃん- 空丸自由詩723-2-26
言祝ぎ- ひだかた ...自由詩6*23-2-26
紅梅- ひだかた ...自由詩12*23-2-26
夜想24〇意識という舞台- ひだかた ...自由詩523-2-25
resemblances_of_our_sphere- mizunomadoka自由詩223-2-25
祝日- リリー自由詩6*23-2-24
世間と釣り_耳かきの快感- 空丸自由詩723-2-22
道端の神様- ひだかた ...自由詩9*23-2-22
しるべ- そらの珊 ...自由詩9*23-2-22
布のブックカバー- 八重もぐ ...自由詩11*23-2-22
ふるさと- ひだかた ...自由詩623-2-21
地下鉄- たもつ自由詩1123-2-20
AMUSED_TO_DEATH。- 田中宏輔自由詩10*23-2-13
ヒビキ- ひだかた ...自由詩523-2-12
氷雨- リリー自由詩5*23-2-11
二月の憂鬱- ミナト ...自由詩323-2-11
ある命題- TwoRivers自由詩6+*23-2-10

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