普段から陽気で賑やかな人も
そうはなれない人も
皆それぞれの胸の内に抱えているよさびしさは

さびしさの質も量も測れない
その正体は濃い靄に飲み込まれている
けど
時には怪物になってどろ ....
鮎を釣る最初はあまり釣れなくてもう止めようと思ったら釣れた

対岸の宮島を見て神聖な空気と神の雰囲気浴びる

海の家何処でも似たり寄ったりで扇風機では涼しさはない

理由なく哀しいような寂 ....
般若心経と法華経の違いもわからない
仏様の教えに全く関心も興味も持たない私の
耳と言う小さなグローブに時々思い出したみたいに
彼女は言葉のボールを投げてきた
「ネェ、あたしの事愛してる?」
 ....
何も説明しなくていいんだよ、
とジャズは言った

何でも説明してごらん、
とジャズは言った

一度忘れてごらん、
とジャズは言った

いつか思い出してごらん、
とジャズは言った
 ....
そこにある愛
輝きを放つ魂

ただ、感じる
ただ、感じて
本当の自分を知る

何でもどんなことでも
感じることが出来る

深く感じて
深い場所にあるものに
光を当てる

心 ....
 昇る朝陽に恵まれて、小鳥の歌声もこの林道には涼しい。
 路傍の人との挨拶も愉しく、足元の落ち葉ですら愛おしい。
 別荘地に吹く風は清らかで、空気は澄んでいる。
 どこかの家からモーツァルト ....
産まれる前から誰の体にもついてる匂いがあるのかも
しれない
その匂いについての
生物学的な
もしくは化学的な根拠は
指し示せないので
ないとも
否定できるけど

なにぶん
これは論 ....
てのひらで
強くは握れないほどの
熱さになってる
夜の自販機の缶コーヒー

けれど
冷めるのは早くって
宇宙の熱量法則からみても
あまりに早すぎる

なぜなんだろうか
 ....
人が息を引き取る瞬間と
息を吹き込まれる瞬間との
繰り返しが続いているのは間違いのない事実

夜更けの産院
もうすぐ我が子が産まれてくるのに実感がわかない
渇いている自分の喉を癒す方法がな ....
俺のいのちが
下水を通って
どぶ川にダイブした

もともと軽いそれは
プカプカ
河口まで流れていった

突然無数の
鈍色のナイフに囲まれた
ボラの稚魚の群れだ

俺のいのちは
 ....
遠い
在るものすべて
遠い


言葉は浮遊し声さざめき
(意味と響きは解離して)
通り過ぎる人、人、人

わたしは母語を失って
記憶の像にうっとり沈み


遠い 

在る ....
死にたい訳ではないけれども
毎朝大袈裟に 浮遊をさらに包む

人生が少しずつ速く伸びて
その場所へ齢と糧とささやかな幼い心を
献上でもするように 同じ手順で繰り返す

 ....
みかんが美味しい

コタツに入り
テレビを見て
くされ縁のあの人と
いっしょに食べる

みかんが美味しい

吹く風は
窓ガラスを叩いて
あたたかい部屋に
入ろうとしているのか
 ....
電車という文字に普通が乗ると
普通でなく思えるのは普通じゃないのかな

もしかしたら私は意味不明な存在なのかも知れない
それはともかくとして
滅多に乗らない電車にその日乗ったのは
東京に行 ....
新月が穴のように開いている
月が巡ってくることをいのる
いにしえの民のこころもちで
月の定めた晦日の夜に凍えて
聖なる薪としてくべた雑記帳

お気に入りの日記帳が炎と化すあの感じ ....
砂嵐
まさかの街に吹き荒れる
そうかこの名を砂漠も嫌うか


マフラーの
手編みにこだわるわけではない
言葉にできれば、それで良いのに


どんぐりも
黄昏の森哀しみも
 ....
うん 昨年の12月4日に初めて投稿させて頂いてから、1ヶ月私にとってあっという間の充実した時間となりました。

それまでは、詩を書かかれる人に自分の書いたものを読んで頂いたことなどはなく、閉じた自分の中 ....
人生はネバーエンディングストーリー
地球は公転と自転を永遠に繰り返すわけじゃないのに

誰も知らない哲学がどこかの惑星で
発掘されるわけでもないのだけれど

僕たちは問い続ける自分に問いか ....
家を見る理想的な家探す日々漠然とあるものが濃くなる

台風のニュース何度も繰り返す傘を差しても意味がないほど

潮の香り海辺の町で過ごす盆都会の音が全くしない

野良猫のほうから僕に寄って ....
世界で一番
小さな空港からは
一番遠くまで飛ぶ
飛行機が出るという

帰りの便はない
行ったきりそれでおしまい

だから飛行機も
使い古されて廃棄するだけの
年老いた機体ばかり集め ....
俺のなかの不燃物は絶えず悪臭を放ち
腐敗している

なんて下手くそな詩の冒頭だ
もっとましな言葉を思い付けよ

詩は言葉の芸術の極みなんだから
それではマスターベーションと何も変わらない ....
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち

私は漆黒のアスファルトを進む

蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ....
全ての喪失は流れいき
乾き切った胸底に
氷食地形の
研磨された岩石の如く
哀しみの蒼い窪みだけ
鋭く冷たく穿たれる

(愛は
私の中にある
思いを伝達しようとする
すべての努力を
 ....
掴んだ雲が重くて手放したときの
坂の上の影が救われない模様なら
だれの種を拾いながら歩いても
私の目の前には、剥がれない絶望があるのだから

太陽は昇っても手を振ってくれるだけ
絶 ....
高嶺の花ってのはどんなに背伸びしても届く筈のない高い所に咲いているから、高嶺の花なんだろ。 
 そうだよ。神代の時代からそう決まってるよ。
そうか、そうなんだよな。でもさ、一度好きになっちまったら ....
まだ
彼が夢みる少年だった頃
父親と母親は不仲だった

まだ
彼が夢みる少年だった頃
彼にとっての両親は
生きている価値のない存在だった

まだ
彼が夢みる少年だった頃
彼もまた ....
「あかちゃん 一」
あかちゃん
春先の木の芽だよ
さくらの けやきの えださきの
まあるくって これから
うん っと ひらこう

「あかちゃん 二」
ひかりのあかるい
つめたなひるの ....
オーロラが
みえない夜空に描かれた
みえる星座を指さす南極

暗い笑み
冷たい廊下で漏れたのは
夜のしじまが震える嗚咽か

橋の上
風に吹かれるくれないが
闇に食われていくのを見下 ....
元日を迎えて
どんな一年になるのか
ワクワクが止まらない

他とは違う三が日
清らかな風が吹く

親戚が集まり賑やかなのに
何故か静寂な雰囲気がある

正月は日本で過ごしたい
海 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ただ、感じる- 夏川ゆう自由詩319-1-12
小詩- メープル ...自由詩4*19-1-12
世の中捨てたもんじゃないのに- こたきひ ...自由詩319-1-10
夢のてのひら- 立見春香自由詩1019-1-10
ご静聴頂きましてありがとうございました- こたきひ ...自由詩519-1-9
海風- ゴデル自由詩4*19-1-9
遠い- ひだかた ...自由詩1219-1-9
屑しながら- 朝焼彩茜 ...自由詩719-1-9
ひとり- 犬絵自由詩1119-1-9
普通電車に乗って- こたきひ ...自由詩919-1-9
新月- るるりら自由詩6*19-1-9
毒愛- 秋葉竹短歌1019-1-8
- るるりら自由詩3*19-1-8
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うた2019- 梅昆布茶自由詩1219-1-8
_野良猫- 夏川ゆう短歌319-1-8
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俺のなかの可燃物は- こたきひ ...自由詩219-1-7
境界域- ひだかた ...自由詩519-1-6
燃やす- ひだかた ...自由詩5*19-1-6
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正調_繁殖願望の詩- こたきひ ...自由詩119-1-6
夢みる少年だった頃- こたきひ ...自由詩119-1-6
春さんやあ- 田中修子自由詩619-1-5
最果ての人- 秋葉竹自由詩519-1-5
新年- 夏川ゆう自由詩319-1-5

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