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男の方から別れを言い出したから
最後に焼き肉奢ってと女は言った

五年ぐらい付き合ったから
お互い噛み飽きたチュウインガムみたいに
なってたのかもしれない

会うたびに話してるのは
女 ....
時間がなくなるって

時間って減っていくんじゃないの
減った分足されていくんじゃないの

俺の考え方変かな
やっぱり変かもな

暗いが段段に掬いとられて
夜が明ける
のかな

 ....
あたしの新婚初夜はどんなだったかな?
すっかり忘却の彼方へと行ってしまったけど

手をどこまでもどこまでものばしたら
届いた

その時
二人とも緊張してた

それ以前に
特訓に特訓 ....
ひっそりと静まりかえっていた
台風前夜の市街

もしかしたら明日には
街中が粉々に砕け飛んでいるかもわからない

不安と胸騒ぎ
備えたい
備えたい

食べ物
飲み物
車のガソリ ....
そこには深い井戸があって
井戸の側には渋柿の木があった

渋柿は渋を抜かなければ食べられない
それなり手間がかかり
時間もかかるから

季節が来て
たわわに実を付けても
それが災いし ....
遥か遠くでまた台風が発生した
一週間かけてこっちに向かってくるらしい

海水の温度が高いから勢力まして
来るらしい

何でもそうなるかは
理解出来てない

それはテレビの構造を全く知 ....
鳥も
空ばかり飛んではいられない
羽根も疲れるから
地上に降りて休ませなくては
ならない

鳥も
いつまでも生きてばかりはいられない
生き続けていたら
羽根も
羽根に付随する本能や ....
そこは始発駅
そこは終着の駅も兼ねている

冬の夜はまだ明けていなかった
寒気が顔の皮膚を
まるで
剃刀みたいに切り裂いてくる

旧年が去って
新年を向かえていた

時刻は午前四 ....
私は一千九百五十五年の生まれです

歴史の示す通り
十年前の四十五年に世界大戦が終結していますね

この国は
ポツダム宣言を受諾して
敗戦を向かえました

学校で教わったよね

 ....
もし
太陽が燃え尽きてしまったら
月が代わってくれるのかな

いい加減
夜ばかりの照明役には厭きているだろう
ここは昼に回って精一杯輝いてくれないかな

たとえ
太陽が燃え尽きてしま ....
親の死に目に会えない
って言うけど
現実
臨終の場に立ち会うのって
困難だよ

ドラマみたいな訳にはいかないさ

俺の父親は八十過ぎて
夜に風呂場で脳溢血で倒れてしまった

頑固 ....
男は枯れない
枯れてたまるか

父親は豪語していた
親戚が集まる宴会で
「俺は七十になる今も現役だ」
俺は母親をそっと盗み見た
顔が紅潮している
幾ら酒が回っているからって
人前で、 ....
道端に彼岸花が咲いている
家の近くの細い道に

道端に曼珠沙華が花を咲かせている
家の近くの畑と畑に挟まれながら通り抜けてく農道に
車一台やっと通れる道に

工場の屋根の煙突が
白い煙 ....
カネを払えば女は抱ける
カネがなければ
女を抱けない

そんな男はごまんといるよ

これを書いたら
「女を何だと思ってるの」
って
世間の女の人に嫌われるだろう

だけど
女の ....
俺の家から歩ける範囲には
コンビニ スーパーマーケット
俺の家から歩ける範囲には
学校 郵便局
等がある

なのにどうして
俺の家から歩ける範囲に
天国と地獄がないんだよ

何を寝 ....
一戸建てを買ったのは結婚して五年ぐらい経ってからだった。
独身のままで一生終わったらアパート暮らしで生涯を閉じたに違いなかった。

住宅購入を決断して取り合えず実家の父親に電話で報告したら、いき ....
子供の頃から 前編と後編に分けられたテレビジョンドラマを見るのは嫌だった
中編なんてあったら許せない気持ちになった

人生を前半と後半に区切るという難問には 対決する必要なんでない


 ....
どぶ川に浮かんで漂う人間のクズ
何処かで殺害されてから深夜に運ばれて川に投げ込まれた
と推察された
男には相応しい死に様だった 誰からも同情されないだろう
寧ろ犯人は称賛されるに違いなかった
 ....
何が欲しいの
何を求めているの

それより
何が要らなくなったの
何を棄てたいの

自分が見えないの
それとも
自分から
眼を反らしたいの
それは
現実から眼をそむけたいから
 ....
およそ人は
算数に支配されて
生きている
らしい

私に
数学は役に立たない

ワルい人
ワルくなってしまった人
ワルくなる可能性を秘めた人

そしてワルくなれない
善良な市 ....
見えないもの

聞こえないもの

触れないもの

存在しない筈のないものが
眼を閉じると
姿をあらわしてくる

荒れ野は果てしなく
正体不明の光の輪が
暗闇の樹木の周囲を飛び ....
適度なストレス

過度なストレス

どっちにしても

ストレスは捌け口を探している

病気の原因の六割は
ストレス

ストレスは捌け口を探している

ストレス

セッ ....
キラキラキラキラと輝く水平線は遥か彼方

あの辺りの海底に
父は沈む
母も沈む
ふたりの姉も沈んでいる

そんな筈はないけれど

遠く海を眺めていたら
そんな幻想に襲われた

 ....
この国の季節は四つ
春夏秋冬
なんで春が一番なんだ

一月の時点で冬なんだから
冬春夏秋でいいんじゃないの

冬春夏秋
読みづらいな

話は飛ぶけど

地球に巨大な隕石近づいて ....
眼鏡してメガネを探す秋の老い

年金が支給されたら風俗に

お父さんいい年をしてもうやめて

欲望がめらめらめらで何恥じる

俺元気元気なんだと老妻に

死んだって灰にはならぬ天狗 ....
小学校の担任は若い女先生だった
その日先生は家庭訪問をして回った
田舎の学校なので、田んぼと畑の間の道を自転車で回った
一日では終わらないので何日かに分けて回った

その日先生は家庭訪問の途 ....
深海の船の残骸無の世界

根無し草旅に明け暮れ野垂れ死に

閉経しそれでも夜は女です

月一で赤い夕日が昇ります

いきなりの激しい降りに肌着透け

欠片さえ愛はなくても「ラブホテ ....
太陽に焼かれた眼を
月明かりで癒す

繰り返し繰り返される
無味と乾燥の日々に色彩はなく

好きな人はいた
嫌いな人もいた

だが
多数を占めるのは
どっちにも分けられない人たち ....
コンビニのレジで
その人は買い物の会計をしてもらいながら
周囲にわからないようにして
店員の女のこに
小さく折り畳んだ紙を渡した
という

女のこは一瞬困惑した表情をしたけれど
直ぐに ....
女は男より先に起きて
朝食の支度して
出来たらまだ寝ている男のところにいって
耳元で甘く囁く「時間よ。あなた起きて朝ごはん食べて」
言いながら男の口に接吻した
そしてためらいながら「昨夜は良 ....
ひだかたけしさんのこたきひろしさんおすすめリスト(465)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サヨナラの詰め合わせ- こたきひ ...自由詩419-10-14
時間がなくなるって- こたきひ ...自由詩419-10-11
花嫁は夜汽車に乗らない- こたきひ ...自由詩419-10-11
台風前夜に- こたきひ ...自由詩319-10-10
愛は惜しみなく奪わない- こたきひ ...自由詩219-10-10
ふたたび台風がゆるせない- こたきひ ...自由詩319-10-9
空があるから飛ぶんでしょうか- こたきひ ...自由詩219-10-8
楕円- こたきひ ...自由詩319-10-6
巡礼- こたきひ ...自由詩319-10-6
太陽が眩しすぎて- こたきひ ...自由詩3+19-10-5
後から悔やむから後悔って言ううんだ- こたきひ ...自由詩219-10-4
涎が出てきそうだ- こたきひ ...自由詩119-10-3
ぜんぜん面白くない- こたきひ ...自由詩1019-10-3
エロい胸騒ぎ- こたきひ ...自由詩219-10-2
感情の昂り- こたきひ ...自由詩519-9-30
希望と絶望- こたきひ ...散文(批評 ...119-9-30
人生の前編と後編- こたきひ ...自由詩319-9-29
私は私には私とは- こたきひ ...自由詩419-9-28
欲望と欲求の- こたきひ ...自由詩319-9-26
貧と富- こたきひ ...自由詩319-9-26
未遂を繰り返す- こたきひ ...自由詩319-9-25
ストレスの捌け口- こたきひ ...自由詩119-9-23
海を見下ろす空は高く- こたきひ ...自由詩119-9-23
四苦八苦は多すぎて- こたきひ ...自由詩219-9-22
雑俳句- こたきひ ...俳句319-9-22
見上げたら空は真っ青で- こたきひ ...自由詩119-9-21
夢華火- こたきひ ...俳句219-9-20
太陽に- こたきひ ...自由詩219-9-20
コンビニのレジで- こたきひ ...自由詩319-9-20
家庭内悲話- こたきひ ...自由詩219-9-19

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