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真っ青な大空
太陽がかんかんと燃えてやがる
やたら眩しいから
ためしにこの手でえぐり抜いてやりたい気分さ
この世界はあらかた人で埋まってしまったけど
人間って奴は息づかいが荒いよ
....
旅は
どこまでもいつまでも
途中でした
いく先々で
四苦八苦が犇めいていました
喜怒哀楽も有りました
旅は途中でした
風光明媚は見当たらなくて
路上には
残酷や悲惨が転がって ....
いつか何処かで
人は誰でもその身体を無惨に千切られて
灰にされて
風に飛ばされる
そんな
ご不幸を
御愁傷さまですと
何度も見送ってきた
けれど
いつかはきっと
御愁傷さま ....
ゼロから始まるモノは何もない
と言う定説
一から始めなくてはならない
一夜の夢にあらわれた少女は
一糸纏わぬその身体を
幻想の寝台に横たえている
その乳房
その乳首
股間に ....
若くして世を去れなかった
若くして世を去りたかった
訳でもないけれど
明日の方角が解らなくなった
どうしても
明日の方角を知りたくなった
から
昨日を振り返ってみる
今日の私は途方 ....
生まれた土地と育った歳月
は
人の命の岸辺に深く打ち込まれた杭
けして抜けない
もんだ
戸籍に記された
名前と生年月日
は
頭の中に印字されて
いつ聞かれても
書かされても
....
天井から悪口が聴こえる
部屋の壁に人の眼がひそんでいて
たえず見られている
などと口にした
彼女の精神は破綻している
のかな
比べて
彼はその経済が破綻しかけていた
....
時代から遅れている
線路の上は日に炙られた枯れ草の匂い
歪んだ電車が走る
腕に時計は嫌だ
なのに
心に繋いである懐中時計は
いつも壊れている
生きている
というのは
そう ....
遥か遠くでは
小学校の古い木造の校舎
白と黒の教室の中で
若くはない担任の女の先生が
蓄音機のぜんまいをいっぱいに回した
低学年の音楽の時間である
先生は蓄音機にレコードをセットし ....
もし
地球が半分腐っていたとしても
残り半分まともなら
それはそれなりに
バランスは保たれて
朝はやってくるし
日は暮れるだろう
何の根拠もなしに
そう思ってしまう私は
心が千 ....
今朝は雨
冷たい雨
空には雨雲
予報では終日降るらしい
晴天あれば
雨天もあるさ
なんて言ってられない
午前八時から十七時まで
屋外作業の俺には
雨風雪の類いは直にこ ....
思いでの切れはし集めて並べたよ
ボロボロになった古い写真みたいに
今朝は青い空に白い雲が散らばっていて
実に清々しい気分なんだ
仕事中なんだけどさ
爽やかすぎて
仕事に身が入らない ....
ある日
どんな気持ちの迷いか
それとも突発的な事故と解釈するべきか
お年頃の二人の娘に
お父さんは童貞だよ
と
言ってしまった
すると上の娘が何ら怯む事なく
私達二人共、小学校の時 ....
ちまたには暗いニュースばかりが続いているから
明るい話題が欲しくなる
そんな思いを数にたとえるなら
きっと算数だよね
数学じゃなくて
悪い噂は
それがたとえデマでも
一度立つと
....
朝は一番に鶏が鳴いた
庭の隅の小屋のなかで
戦後十六年か七年の頃だったと思う
私は小学校に上がって間もなかったと思う
山間の辺鄙な場所は
食料品に恵まれていなかった
私は痩せこけて ....
家の裏手にはひっそりと出口があって
表にはそれなりの玄関と門扉がある
同じ屋根の下に
息してるから家族なのかな
乗用車はたいがい五人乗り
運転席が父親で助手席が母親
そして、後部座 ....
夜ふけに眠れなくて
理由もないのに
涙が流れ出してしまう事がある
それもこれも
人間だからさ
理由なんてなくても
泣いてしまうんだよ
もしかしたら
長く生きてきたから
涙腺を ....
もうこれ以上人間を続けていたくない
そんな気持ちになった事はありませんか?
あなたも人なら
一度や二度はあったでしょう
そんなのいっぺんもなかった
と
おっしゃるなら
私はあ ....
愛情
漢字を逆さにしたら
情愛
私には
はっきり言ってよくわからない
性欲とか
性愛とかは
体からわいてくるから実感してるけどさ
愛情
なんて見えないし
触れないし
....
100%の幸福なんて有るわけないよ
100%の不幸ならあるかも知れないけれど
自分の幸福のパーセンテージを伸ばしたくて
誰かの幸福を削ぎ落としてしまう人
いるんだよな
躊躇いもなく
....
肥沃な土にまかれた種子
渇いた荒れ地に落ちた種子
そして平凡で普通な土壌で芽吹いた種子
その数の比率を数字にするまでもないだろう
平凡で普通が大半を占めている
それは
人間の社 ....
たいがいの人は
生きている為の良好な条件が損なわれてしまうと
生きている事に嫌悪感を覚えてしまう傾向が表れてしまうようだ
もちろん例外はあって
逆境にこそ生きる闘志を燃やして前向きに突き進 ....
たとえ詩が書けなくなっても
たしかに生きていくのには
困らない
だけど詩を書きたいと言う思いは
私の切なる欲求
時に心に石ころが詰まっても
叶えたい欲求
たとえば
公園の花 ....
今は生きている途中だけど
たどり着く先は
イヤと言うほどわかってる
そこが終着点か
再生の為の
始発点かはわからないけれど
今は生きている途中だから
手は汚れるし
自ら汚しても ....
あなたのもとに嫁いだ日に
鳥籠ひとつ持ってきました
ずっとずっと女になってからも
大切に飼っていた鳥だから
これまでに
一度だって逃げようなんてしたことなかったのに
あなたのも ....
地球から外へ脱出したい
毎日毎日が息苦しい
嫁を貰った
子供ができた
子供は大きくなって
おとうさんが死んだら
ちゃんと葬式だけは
してあげるから
と言ってくれた
なんて出来 ....
地球はお饅頭
地球外星人がやってきて
その超高度な文明の力で二つに割った
「パパあたしに半分ちょうだい」
分かったあげるよ
だけど娘よ
マグマが垂れるから
やけどしないように
母親の産道をやっとの思いで通り抜けた
力んで力んで激しい痛みに耐えてくれた
母さん
私は産声をあげた
「おめでとうございます。元気なおんなの子です」
私を取り上げてくれた助産婦さん
....
心に広がる空
心に流れる雲
その下に
広がる原野を
みつめていた
聞こえてくる風の音に
耳を傾けていた
死んだ父親
と
死んだ母親
そして
死んだ姉二人
風の音 ....
心が大きく歪んでしまったり
ハートが小さく捻れてしまったら
この薬が有効です
と
教科書みたいな顔した病院の先生が
処方箋を出してくれた
時間という薬を
なんだつまらない
あり ....
ひだかたけしさんのこたきひろしさんおすすめリスト
(465)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あり得ない妄想
-
こたきひ ...
自由詩
2
19-11-23
呼吸
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-11-22
よみがえります
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-11-20
ゼロから始まるモノは
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-19
若くして世を去れなかった
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-17
生まれた土地と育った歳月
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-11-16
破綻している
-
こたきひ ...
自由詩
3+
19-11-14
今を生きているのは何かの間違い
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-14
遥か遠くでは
-
こたきひ ...
自由詩
1
19-11-13
仮定の連鎖
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-11
今朝は雨
-
こたきひ ...
短歌
2+
19-11-11
記憶のぼろ切れ
-
こたきひ ...
自由詩
7
19-11-9
月の満ち欠けにまつわる物陰
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-11-6
誤算だらけのラブソング
-
こたきひ ...
自由詩
7
19-11-4
鶏だって
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-11-3
家の族だから家族って
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-2
夜ふけに眠れなくて
-
こたきひ ...
自由詩
4
19-11-2
もうこれ以上人間を続けていたくない
-
こたきひ ...
自由詩
2
19-11-2
愛してるとか愛されてるとか愛し合ってるとか、面倒臭く感じる時 ...
-
こたきひ ...
自由詩
7
19-11-1
100%の幸福なんて有るわけないよ
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-10-29
肥沃な土と渇いた荒れ地そして平凡な土壌には
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-10-29
人はたいがい
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-10-28
たとえ詩が書けなくなっても
-
こたきひ ...
自由詩
10
19-10-26
生きている途中だから
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-10-25
籠のなかの鳥
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-10-20
ネットの宇宙
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-10-19
地球外星人がやってきて
-
こたきひ ...
自由詩
6
19-10-18
どうにもとめられない衝動
-
こたきひ ...
自由詩
2
19-10-18
左と右と真ん中しかない
-
こたきひ ...
自由詩
3
19-10-17
夢の外の日常
-
こたきひ ...
自由詩
5
19-10-15
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
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