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指の先には爪が伸びる
それは
人も獣の証なんだろう

指の先に爪が伸びると
たいがいの男はほっとけなくて
爪切りを探し切ってしまうのに

たいがいの女が
やわらかい指の先に爪を綺麗に ....
拍手も喝采もなく
ただ過ぎていく日々

日常の暖炉に火はなくて
冷めていく体温
暖炉に火が欲しい
見えないものも温めたくて

最初の出会いは
最期の別れに繋がり
その間に
蔦のよ ....
寝台の上で瀬死に横たわっていた
虫のように息をしている

何人も神にも仏にもなれない
死人にしかなれない
死人にしかなれない

死人以外になれない

冬の夜は寒くて
冬の明かりは冷 ....
隣で女は濁音立てて鼾をかいている
ついさっきまで
愛しい人も発情すれば夜中に哭いてやたら煩かったのに
事が終われば
疲れて眠ってしまったんだろう
だけど
事が終わっても
男は眠れなくてぼ ....
深夜
名もない公園の駐車場に車を停めていた
他にも数台停めていたが人が乗ってる気配は感じられなかった
そこへ巡回中のパトカーが入ってくる
俺の車の横につけて停まった
警官が二人降りてきて私の ....
空は一面しかない
大地も一面しかない

あり得ない世界には
空が何面もある
大地も何面もある

私は
真面目に詩を書き上げるつもりなどない
真面目に詩を書き上げる才はないのだ

 ....
茄子の煮浸しではないけれど
この星に入り浸っている
それが何の因果応報かはわからないけれど

人間が
人が
ヒトが
そして私が生きている実体
生きている正体

ヒトの煮浸しは
美 ....
詩は朝食前に書いている
夜が明けない前に起き出して

詩は出勤前に書き上げる
汚れた水を絞り出すみたいに

私が私であるためには
どうしても詩が必要だ

理由はわからない
たとえ解 ....
昔からパジャマを着た事がない
寝る時は冬場でも下着だけ
それでも
夜中に悪い夢に魘されて
はっと目が覚めた時は大概冷たい汗をかいている
そんな時はなぜかオシッコも満タンになっていたりして
 ....
目を離した隙に
幼い子供は大人になってしまい
取り返しのつかない歳月は
アルバムの中に閉じられた

明日へとかかる橋の欄干に寄りかかって
遠くに見える昨日の夕陽は
泪に霞んでしまう

 ....
人間
生きている間は生身
時には本能に逆らえなくなって
欲望に従順になるさ

男と女
女と男
たとえ愛し合ってなくても
一つ屋根の下に暮らしてしまう事はあるだろうよ

一つ屋根の下 ....
食材と生活用品。
まとめては買わないから日々近所のスーパーマーケットに行く

私は詩人の真似事している。それはどこまでも真似事であって本物にはなり得ない。
私の妻は詩に興味もかんしんの欠片も見 ....
父親から電話がかかってきた
滅多に電話なんてかけてこない人だ
よほどの事がないかぎり電話をかけてこない人が
その日、その時かけてきた

電話口に出ると
いきなり
ひろしか、父ちゃんだ
 ....
夜、娘が言った
明日は彼氏に会ってくる
父親は何も言わない 黙って聞いている
母親は
母親らしい言葉を口にした
帰りは遅くなるの
たぶん
と娘は曖昧な答えを口にした
父親は黙って聞きな ....
その小さな洋食屋はオープンキッチンになっていた
店内には四人がけのテーブル席が三つとカウンターに椅子が五つつ並んでいた。
マスターは二十代半ばの男性で、その街に独立して店を出す前は都心の割りと大き ....
空から水滴が無数に堕ちてくる
違うか
落ちてくる

あれは地球の涙だなんて
普通に生活してたら思わないだろう

だけど
毎朝
毎日
毎夜
蟻みたいにに詩が湧いてくるから

雨 ....
歌人という音の響き
歌人と言う人に憧れを抱き
見よう見まねで歌を詠み始めた
少年の日

石川啄木を読んでは心が震えました
万葉の歌を諳じました
与謝野晶子の恋情の詠みに痺れました

 ....
天国へは
個々に専用のエレベーターでいく
押せるボタンは最上階のみ
そして
最上階が何階かは昇る人しだい

地獄へはエスカレータでいく
階段の上は人人人
死人で溢れ足の踏み場もない
 ....
むかし
私は反戦の詩ばかりを書いてました
他人の真似をして
だけど浅い心の底では
平和は水や空気と一緒でした

むかし
反戦詩人だった私も
今は救いようもなく歳を重ねてしまい
ただの ....
遺体と死体

なんで分けるの

死体は無言劇

遺体は饒舌だとでも言うの

遺体と死体

なんで目を背けるの

遺体と死体

どっちもどっち

遺体と死体

どっち ....
カラスが鳴いてる
何処かで鳴いてる

カラスが鳴いてる
相も変わらない気味のわるい鳴き声で

カラスが鳴いてる
電線の上で鳴いてる
飛びながら鳴いてる

カラスが鳴いてる
車に轢 ....
もしかしたら
ヒトの成分は
血と涙と汗だけで
てきているのかもわからない

喉が異常に渇く
「オーイお茶を」と妻に声をかけた
反応がない 無理もなかった 彼女の両の耳はイヤホーンで塞がれ ....
一人の女の人のお腹の中に10ヶ月と余りを滞在した
そこから出るまでの間に
私は
何度蹴っただろう
彼女のお腹を

胎児の足で
宿借りの分際で

でも
私が蹴る度に
彼女は自分のお ....
寂寥が近づいてくる夕暮れは駅の改札素早く抜ける

汚れてた鏡の中に映る顔拭い取れない俺の目線は

生き方を記した地図は襤褸になり風に千切れて拡散しても

気になって仕方ないのにその女抱きた ....
JR線の駅が近い。線路の上にかかる橋の上から通過していく電車の音を聞きながら歩いていた。

もしかしたら余命幾ばくもないかもしれない私の命。
人間の寿命なんて人それぞれに違いがあるけれど一世紀を ....
この目に見えないもの
たとえて言うなら
この世界の片隅

何処だよそれ
漠然とし過ぎだろ
地球は文字通り球形なんだから

この世界の端とか
真ん中とか
有るとしても
どこを指すの ....
どうしても息は吐かなくてはならない
そのせいで
どうしても息を吸わなくてはならない

肺という
この体のなかに組み込まれた風船を
膨らませ
そして萎ませる為に
それは繰り返されなくては ....
女の人の産道を通り抜けて
その人の股間からこぼれて落ちた
日の記憶は何もない

それ以前の自分が宇宙の何処かで
何をどうしていたかなんて
解る筈がない

産声をあげたとき
自分を取り ....
お袋が危篤
数年に及ぶ認知症の果てに

俺を産んだ女
俺を育てたかも知れない女
ほんとうはほとんどほったらかしだった

親父の母親に任せっきりで
自分は金を稼ぐのに一生懸命だった

 ....
腐ってた腐りきってた世の中の泥にまみれて息を吸いはく

見ないふり聞かないふりで黙ってた一等可愛い自分の為に

ジャンケンをしなくなったな忘れたな縄跳びの縄首にまきつき

張りつめた気を緩 ....
ひだかたけしさんのこたきひろしさんおすすめリスト(465)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
指の先には爪が伸びるから- こたきひ ...自由詩318-12-4
街路樹の枯れ落ち葉- こたきひ ...自由詩318-12-2
冬の夜は- こたきひ ...自由詩418-11-30
濁音のない日々- こたきひ ...自由詩118-11-28
壊れたものと壊れた私は- こたきひ ...自由詩318-11-21
あり得ない世界には- こたきひ ...自由詩418-11-21
この星の上から- こたきひ ...自由詩318-11-17
私が私であるためには- こたきひ ...自由詩618-11-17
悪い夢に魘されて- こたきひ ...自由詩318-11-15
やがて沈む夕陽に- こたきひ ...自由詩618-11-12
一度もまだ死んでないから- こたきひ ...自由詩518-11-10
夕暮れの空から- こたきひ ...自由詩518-11-9
人は誰でも骨壺へ- こたきひ ...自由詩418-11-7
約束の手形を握りしめて- こたきひ ...自由詩318-11-6
店内の明かりの下で- こたきひ ...自由詩318-11-4
日記みたいに詩を投稿して- こたきひ ...自由詩418-11-4
詩人ではなくて歌人でありたい- こたきひ ...自由詩318-11-3
天の国へ地の獄へ- こたきひ ...自由詩318-11-1
昔話とその後- こたきひ ...自由詩418-10-31
嫉妬深い神の欠伸- こたきひ ...自由詩318-10-31
カラスが鳴いても帰れない- こたきひ ...自由詩318-10-31
血で血を涙で涙を汗で汗を- こたきひ ...短歌718-10-28
一人の女の人の- こたきひ ...自由詩518-10-26
人込みは- こたきひ ...短歌118-10-22
美空の下に美空の果てに- こたきひ ...自由詩1018-10-21
この目に見えないものは- こたきひ ...自由詩418-10-20
呼吸あればこそ- こたきひ ...自由詩318-10-16
空蒼く- こたきひ ...自由詩418-10-14
数年に及ぶ- こたきひ ...自由詩1118-10-10
人生は- こたきひ ...短歌518-10-6

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