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もし
おのれの本能と欲望のままに生きられたら
             生きてしまったら
間違いなく犯罪者になってる
         なっちまう

ある日逮捕されて
身柄拘束されて
 ....
片恋と
相思相愛は
たとえるならライスカレーとカレーライスくらいに
距離が離れてるのかな

片想いは一方的に直線を進んで
甘く切ない想いは線香花火のようで
儚い

両の想いは遅からず ....
私だって
血だらけの海を泳いだ事はない
血だらけのゲリラ豪雨に襲われた事もない

普通だからさ
普通のレベルゲージがどのくらいかなんて
分からないけど

近親憎悪って
やたら不味い味 ....
私という人間が日夜老化の一途をたどっている
本体も部品も劣化している
すでに
見えてるところや見えない場所が壊れたり役目を終えたりしているような気がしてならない

時間に喰われて
その内完 ....
少年
彼はウヨクである筈がない
暴走するバイクの後ろにこの国の旗をバタバタさせたに過ぎない

青年
彼はサヨクである筈がない
ただ単純に労働者の要求として賃金値上げの運動に名前を並べたに過 ....
強い奴が弱い者を苛める話はよく聞くけど
弱い者同士がお互いの首を絞め合うのってどうなんだろう

この世界には中心があって
そこはきっと点なんだよな
そこから外れたところへと
世界はどんどん ....
絵筆ではなく
言葉のペンでするスケッチ

現実からかけ離れた場所に椅子を置いて
そこに身を委ね
手には大学ノートではなく
スマホを持ってる

頭の中で思索を巡らしていたら
そこからみ ....
人ってさ
誰しも三つ持ってるよね。
一つは体
もう一つは心
そして最後に
かけがえのない
命ってやつ

何を今さら言ってんの
そんなの当たり前じゃないか

そんな事言わないで
 ....
十代の終わりか二十代の始め頃
彼はその心の中にダイナマイトの束を隠し持っていたんだ
導火線が短くてさ
直ぐに爆発させてしまうのさ

そのせいか目付きが鋭くてさ
夜の繁華街を一人でぶらついて ....
ご存知ですか
最前線の戦場で便意をもよおしたら
どう対処したのかを

 そんなの知るわけありません
 私は戦後生まれで虫一匹さえ殺せません

そうですよね。私も貴方と同様で戦後生まれです ....
方角はどっちでも拘らない
もし空を円盤が飛んでいたら
それを目撃してしまったら
携帯電話のカメラ機能で動画を撮るなんてとんでもない
私だったら
何も見なかった事にする
直ぐに忘れてしまう事 ....
心がよれよれになる事がある
当然
体がくたくたになる事がある

でもこれって人間だけじゃないよね
人間以外の生き物にだって
ヒトの心に相当するものが存在していて
時にはドキドキしたりハラ ....
妻の嫁入り道具の箪笥の引き出しの奥には
昭和がひっそりと息をしていました

アルバムです
学生時代の集合写真
独身時代のスナップ写真
社員旅行の写真
私の知らない男性と二人で写っていた写 ....
小學校に上がるか上がらない頃でした
ある日の黄昏時
お須賀ばあちゃんは便所で倒れてしまいました
凄い音がしたので
孫の私が見に行くと
お須賀ばあちゃんは横倒しになっていて
小刻みに体が震え ....
天気予報の外れた日は
良くてもわるくても
一度は恨めしげに
空を仰ぎ見てしまう

人の都合と心の空模様は
予測が付かない

時には
期待していた雨を裏切られたり
晴れた空に
胸の ....
殺してはならない

殺されたくもない

なのにさ
ゴキブリは平気で叩き殺せるし
殺さずにはおれない

たぶん神様も咎めないだろう
拍手喝采するかもしれない

戦争では
戦場で ....
骨の回りに肉が付いて、肉の内部に張り巡らせた管を血が巡る
それらを皮膚が袋になって包む

Jr線の駅の構内
自動券売機の上の路線図

見上げる度に私は連想してしまう

地下に埋まる水 ....
彼はアナログの世界に産まれた
自我に目覚めて初めて眠りから冷めた朝のこと

家のなかはがらんとして静まりかえっていた
人は誰もいなくて 気配さえ感じられなかった

まだ幼い彼は泣き出した
 ....
牛と豚の合挽き肉に玉葱の微塵切り
塩とブラックペッパーを適量 それにナツメックも適量
トマトケチャップと鶏卵を加えパン粉を入れる
それらの食材を手で混ぜて捏ねる

そのなかにどうやったら
 ....
餓鬼の頃
俺んちは貧乏で大家族だった

家はあばら家で年中すきま風が入ってきた
破れ障子とぼろぼろの木戸は閉めてもあまり意味がなかった
防犯の役目はしていなかった
もし夜中に何者かに襲われ ....
今ここにあることが
偶然の連鎖なのか
必然のなせる結果なのか
解らない

今朝も菜も刻み
鍋に水を張って
瓦斯の炎にのせた

沸騰したら
適量の味噌をいれる


味噌汁ができ ....
否応なく
孤独にならざる得ない暮らしのなかでも
悲しいのは
孤独に慣れてしまう事

そんな風に書かれた本を読んだ事がある
あれはたしか
孤独に暮らしていた
アパートの夜

完璧に幸 ....
お酒の怖さしってます
賭け事の怖さしってしまいました
女の人の怖さ
それはお互いさまでしょう

住み慣れた土地です
住み慣れた家屋です

吸いなれた空気でした
慣れた水でした

 ....
口で言うほど幸福にこだわってないよ
とりあえず眼に見えるものしか欲しくないからさ

振り返ればけっこう酷い目に会ってきたな
いちいちそれを文字にしたらきりがないし
思い出したくはないし

 ....
お金がいちばんよ
手っ取り早くハッピーな気分にさせてくれるもの

食べたい物食べられるし
流行りの洋服とっかえひっかえできるし
素敵なオウチにも住めるんだから

他に眼に見える幸せってあ ....
ある朝
父親と母親にむかって
二十歳過ぎた上の娘が言ってきた

お父さんとお母さん
夜中にうるさいよ
うるさくて眠れないよ
気になって眠れないよ

年頃の娘がいるんだから
いい加減 ....
けして
ヨーイどん
からは始まらなかった

人生のコース
なのにどうして
競争しだすんだろうな

人間って生き物は

て言うか
何かと人と自分を比較して

差が開いていると
 ....
鎖に繋がれたオスの犬
どこからかあらわれたメスの犬

二匹は発情していた

日は山の向こう側に沈んで
家もその周辺も黄昏ていた

小学校の終わる頃だったか
中学校に入った頃だったか
 ....
めらめらと陽炎揺れる繁華街欲望勝手に走り出す

黒和服凛々しき姿は美しく遺影を抱いて霊柩車

眼を病んで片方失う人からの電話着信明るいメロディ

黒髪が老いて衰え真っ白に姉の青春今何処なり ....
知らない誰かが亡くなったから
道端の電柱に黒枠のお知らせが貼ってある

そんなの見るたびに
自分の生存をあらためて
認識するんだ

今日の朝食は何を食べたんだっけ
そんなの直ぐに思い出 ....
ひだかたけしさんのこたきひろしさんおすすめリスト(465)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒く塗りつぶせない- こたきひ ...自由詩220-1-1
カレーライスとライスカレー- こたきひ ...自由詩319-12-30
一番搾りの愛情が- こたきひ ...自由詩119-12-29
約束からは逃れられないから- こたきひ ...自由詩219-12-29
風が吹けば人の目には涙が- こたきひ ...自由詩219-12-28
世界の片隅って- こたきひ ...自由詩319-12-25
抽象と具象、そして写生- こたきひ ...自由詩719-12-23
命お前がある限り- こたきひ ...自由詩219-12-22
電飾華やかな街では- こたきひ ...自由詩319-12-21
戦場で飢餓状態に陥ったら- こたきひ ...自由詩319-12-21
「もし」を重ね重ねたい- こたきひ ...自由詩319-12-21
どうしても題名が思い付かなくて- こたきひ ...自由詩119-12-19
昭和に生まれてレイワに死す- こたきひ ...自由詩219-12-15
死のオムニバス- こたきひ ...自由詩619-12-15
天気予報の外れた日は- こたきひ ...自由詩319-12-13
ゴキブリ- こたきひ ...自由詩219-12-11
路線図- こたきひ ...短歌319-12-9
脳内の積み木が崩れていく過程には- こたきひ ...自由詩619-12-8
化石のなかで眠る- こたきひ ...自由詩419-12-8
自分の存在がやたらうざいと思えても- こたきひ ...自由詩319-12-7
今ここにあることが- こたきひ ...自由詩319-12-6
命が軋む- こたきひ ...自由詩319-12-3
PRIDEなんて持ってねぇよ- こたきひ ...自由詩319-12-1
世俗的な汚物になっても生きているよ- こたきひ ...自由詩219-11-28
アンダースローに投げ込まれ- こたきひ ...自由詩319-11-27
こんなの詩じゃねぇよ- こたきひ ...自由詩519-11-27
生存の競争- こたきひ ...自由詩519-11-26
宿題はランドセルのなかに- こたきひ ...自由詩419-11-26
歌詠みに与えない歌- こたきひ ...短歌219-11-24
公平に分配されない- こたきひ ...自由詩419-11-24

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