平家の怨霊に千切られたり
画家が自分で切り落としたり
耳だけになった耳は
視ざる 語らず
そばだてるだけ
集めつづけて
誰にも渡せない
にくの花弁の内がわで
....
毎日夕焼けが違うという人たちの
感動を強要させようとするきしょい行動
同じ夕焼けなんてないの
だからなに
全部違うからなんかすごいの?
シャッターというチャンスの連続が
この世界という存在 ....
阿蘇五岳迷路の如き高菜畑
知り合いのいないパーティー高菜畑
少しだけ臆病な恋滴れり
フリーマーケットにはまさかフリーダムは売ってはいないが
団地の夏祭りのフリマに無職の37歳
嫁に食わしてもらっている松岡君と出店することにした
家に眠っている書籍が主体で
売り上げの半分は ....
真理を見たのです
燃えて輝く光を
そうして心は石と化し
硬く刻まれて死の使者となりました
冷たい墓石のセールスマンが
来世を高らかに謳うように
ある日ミミズが降ってきて
声のよう ....
絡まりながら生きている
街を歩いて上を見れば電線が通り
地下も配線だらけらしい
僕たちは“ライン”でやりとりしながら
タップで網を手繰り寄せる
繋がったまま生きている
誰かと誰 ....
泥まみれの夕立一粒に願懸け命懸け
立ち上がろうと 己に跪き独眼に見渡す
屍の点描
永遠の夕立 その隙間で呼吸を呼吸を途絶えないように
大事に大事に膝に触れ 感触の泥まみれを皮肉にも このだ ....
滴りや濡れたる翼なき背中
滴りの一粒地球削る音
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。
涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。
いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ....
屋上のヘリで逃げ行くノブナガをヘリごと斬ったアケチミツヒデ
「きびだんごぐらいじゃ鬼と闘えぬ」森のクマとの契約ならず
聞こえないふりして逃げた質問がお腹の中で鎌振りまわす
長い雨のレースを開けて
六月の陽射しが顏を出す
反射して散らばる子供たち
ビー玉みたいに素早く駆けて
ひとり離れて
シロツメクサを編む
首の細い少年
意識されることもなく
満ち ....
遺蹟
奈良の友人の結婚式に列席したついでに
飛鳥の遺跡を畏友のK士と巡る
石舞台
酒船石
猿石
高松塚古墳
でも駅前で立ち寄ったうどん屋の
出汁がしっかりきいて品よくかるく ....
願い増しては乗の極みの先端の桁の永遠
左様と云う右様と申す
ささくれ程の次元でしか世が明けない
バジャラ菱の綾取り繰り返す
司り彩る一言の宇宙の空と海
を仰ぎ仰 ....
賢者の声が聞こえない
それが
若さの特権
止める愛情を突き破って
彼らは荒地に出て行く
何に駆られるのか
熱い鼓動を抱いて
故郷を振り返ることはしない
刹那の中にだけ宿る純 ....
薄まらぬ失恋の味辛口のミントガム買うフリスクも噛む
何をして何をしないで生きられるサラダにプチトマトは入れない
両親が若気のいたり続けてるやけに激しい風が吹いてる
番長に催眠術を試されてやけに激しい風が吹いてる
僕は体の真ん中に
時限爆弾を持っている
これお母さんも知らないんだ
いつか時間がきてしまうと
僕の胸が張り裂けて死ぬ
胸が張り裂けるような思い
とかいうけど
僕のは物理的なものな ....
初夏の風くるりくるりとぶんまわし
ノアの方舟に乗船拒否されたやけに激しい風が吹いてる
口がぱっくり開いていては 無様極まりない 故
嫉妬と憧憬を繰り返し腹式呼吸に整えてゆく 否
めない惚れ
火の打ち所のない情熱 つまらぬ炎の揺れ
非が天へ掻き消されて 冷静霊的にのみ或
....
沈んでる気持ち隠して星空を綺麗とか言う興味ないのに
紫陽花を打つ雨を見て指を折り三十一文字を行ったり来たり
夏
と言ったら
海
ビーチパラソルは無く
海の家も無く
砂だけがある浜を
海水パンツ一丁で
海水に突入していく
はずはなかった
私の出身地は山間で
山から切りだされた木を
....
たけしさんのおすすめリスト
(591)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
すでに萩原でも日吉でもなく
-
ただのみ ...
自由詩
9+*
15-7-25
ハローバイバイ
-
モリマサ ...
自由詩
12
15-7-25
阿蘇五岳迷路の如き高菜畑
-
北大路京 ...
俳句
2
15-7-24
知り合いのいないパーティー高菜畑
-
北大路京 ...
俳句
1
15-7-24
少しだけ臆病な恋滴れり
-
北大路京 ...
俳句
3
15-7-24
フリマの夏
-
梅昆布茶
自由詩
13
15-7-24
律法
-
ただのみ ...
自由詩
13*
15-7-22
解けない解れ
-
凍月
自由詩
3*
15-7-21
行の白煙に打たれ
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
10*
15-7-21
滴りや濡れたる翼なき背中
-
北大路京 ...
俳句
6
15-7-21
滴りの一粒地球削る音
-
北大路京 ...
俳句
4
15-7-21
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。
-
陽向∮
自由詩
16*
15-7-20
屋上のヘリで逃げ行くノブナガをヘリごと斬ったアケチミツヒデ
-
北大路京 ...
短歌
6
15-7-18
「きびだんごぐらいじゃ鬼と闘えぬ」森のクマとの契約ならず
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-18
聞こえないふりして逃げた質問がお腹の中で鎌振りまわす
-
北大路京 ...
短歌
5
15-7-18
六月回廊
-
ただのみ ...
自由詩
24*
15-7-18
遺あるいは
-
梅昆布茶
自由詩
14
15-7-18
桁の白雨に埋もれ
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
9*
15-7-17
「ソラ」
-
ガト
自由詩
3*
15-7-17
薄まらぬ失恋の味辛口のミントガム買うフリスクも噛む
-
北大路京 ...
短歌
3
15-7-16
何をして何をしないで生きられるサラダにプチトマトは入れない
-
北大路京 ...
短歌
5
15-7-16
両親が若気のいたり続けてるやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-15
番長に催眠術を試されてやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
3
15-7-15
ぼくのばくだん
-
瑞海
自由詩
8*
15-7-14
初夏の風くるりくるりとぶんまわし
-
北大路京 ...
俳句
4
15-7-13
ノアの方舟に乗船拒否されたやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
2
15-7-13
心酔
-
朝焼彩茜 ...
自由詩
16*
15-7-13
沈んでる気持ち隠して星空を綺麗とか言う興味ないのに
-
北大路京 ...
短歌
5
15-7-12
紫陽花を打つ雨を見て指を折り三十一文字を行ったり来たり
-
北大路京 ...
短歌
4
15-7-12
夏、と言ったら、海
-
村乃枯草
自由詩
15*
15-7-12
1
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