ねんねこの子を守りたる闇となる 天体球技に魅了されて
果てしない喜びと乱舞に満ちてゆく

青や赤や白や黒の星々のゲームは留まることなく
終わらない試合を続けている

ぼくの歓声はまるで黄色く変色しながら
球体の行く先を ....
いつも見ていたわけじゃないのに
あなたの笑う顔がいくつも
僕の頭のなかにいっぱい
映っている

明日はきっとうまくいくから
大丈夫よとあなたの声が
聞こえるわけないのに
響いている
 ....
ラパパンパン
ラパパンパン

世界はラパパンパン
君はラパパンパン
僕にもラパパンパン

出会いはラパパンパン
大切なラパパンパン
友達とラパパンパン

愛してラパパンパン
朝 ....
何者かはわからない
狐のお面を着けた
誰かが
ぼくをじっとみつめていた
紅い鳥居の陰から
何かを呟いている

よく聞こえないので
誰なの? と
聞いてみると
ぼくだよ
と応える
 ....
来るわけもない電話を待って
呼ばれていない場所へ出かける
いつものやり方くりかえし
たぶんわたしは終わるのだろう

降る里のない想いのことば
白い袋に詰め込んで
イブの夜にはサンタになっ ....
愛された髪をばっさり切りましたあした天気になりますように とびっきりの笑顔ひとつください
おいくらでしょうか?

こころの痛みを鎮めるお薬ひとつください
どこかにありますか?

曇りのない青空のもと
もうお気に入りの傘も要らないと
言ってくれ ....
魔法使いが
ドライバーを手にやってきて
雪原を走る夜汽車を止めました

壊れた換気扇の交換

最後に頑張って回る姿が
とても可哀相で
「よく頑張ったね」って二人で言いました

私た ....
温かい味噌汁を飲んで
おまえが泣く

何があったか
聞かないけど

私も台所で泣く

ご飯食べてけと
口うるさい母親に

気がすむなら味噌汁食べてやるよって
えらそうに言ってた ....
ねんねこやアンモナイトに戻る前 昨日まで他人のふたり葱鮪汁 鯨の遠吠え
骨横たわり
ラッパ吹く
誰がため
月が傾く頃
金色の砂が器から溢れ
胎内に響く
もうすぐだね
もうすぐだね
梟のウィンク
深淵なる森の一瞬
針葉樹の欠伸
我らからすれば永遠に等しく
命が宿るは奇跡に等しい

明星 ....
色のない空気が
皮膚に纏わりつく時の流れ


すっかり固まって
ただ立っている
ただのぼく


四方八方
積み上がるノイズ
耳を覆うほど
騒がしくて
本当に聞きたい音が
ど ....
顔を合わせることもないのだが
納品先のユニークな店長

真夜中の搬入なので
鍵を開けセキュリティを解除して
作業をするのだが

厨房内のホワイトボードを
ふと見れば

  欲しいも ....
その影は赭(あか)い
一切の善を焼き尽くさんばかりに赭い

人の形(なり)をしているようで
その実
無形(むぎょう)の怨(おん)である

直と喰らい憑き
針ほどの穴を瞥(み)つけるや
 ....
愛妻が愛人に出す葱鮪汁 マネキンと違う体型秋刀魚焼く 揺るぎない態度が歩むアスファルトの硬さで
両腕を失ったのは誰か
絶えず歩み続けることで
身体の抱擁を犯されたのは誰か

足跡は連なり
その道は物語を一つ語りだす
独りの表現を誇張し
劇 ....
粘土で塗り固められた体に
蜜を垂らして
それを貪り食う君が見たい

血塗れ 血眼になって
汚れたって構わなくて
寧ろ血を一滴残らず
飲み干すぐらい
誰かを食べる
君が見たい
 ....
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
前に体重がかかっていますね
と 足型調べる靴屋さん

胸は反らせているはずなんだが
と わたし

町中を歩いて
ウインドウに映るわがすがた横目で眺めれば
なんと言うことだ
前屈みでせ ....
天気予報を見ると、日本のどこかに雪のマークがついている。ツンとした空気の真ん中で、息を吐く。するとその音が思いのほか大きくて驚く。あったかい毛布を肩にかけ、音楽を聴く。ロックを。できるだけ明るいロック .... 天井は高く
空も高い

搭乗のアナウンスは
行き交うスーツケースと人ごみに
まあるく
反響する

この(ゲート)までは
誰でも爆発できます
この(ゲート)からは
*****だけ爆 ....
ぼくは錬金術師のように
黄金を創ろうと必死になっていた
銅に銀と錫に亜鉛を混ぜて
ローズマリー・パセリ・タイム・セージを加え
そして 少量の胡椒とカルダモン

青い炎で炙れば
黄金色の合 ....
久々の早帰りに
電話の向こうで
妻が文句をいう
冷凍庫は貴方が
イッパイにした
妻の激流止まず
僕に記憶はない
何ということだ

酔った勢いから
楽天市場の散歩
記憶に無かった
 ....
寸止めのはずが当たってうずくまるあした天気になりますように 誕生日気づかれなくて秋刀魚焼く 私は透明なので
みんなとの楽しい雑談に混ざることもできない
私は透明なので
誰かに親切にしてあげることもできない
私は透明なので
どんなに困っていても誰にも助けられない
私は透 ....
たけしさんのおすすめリスト(591)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねんねこの子を守りたる闇となる- 北大路京 ...俳句115-12-2
宇宙競技- レタス自由詩315-12-2
水晶のレモン- 北大路京 ...自由詩915-12-2
ラパパンパン- 北大路京 ...自由詩515-12-2
異体- レタス自由詩6*15-12-2
ふゆのおさいふ- もっぷ自由詩7*15-12-2
愛された髪をばっさり切りましたあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-12-1
priceless- 梅昆布茶自由詩18*15-12-1
換気扇- ガト自由詩12*15-12-1
味噌汁- ガト自由詩5*15-12-1
ねんねこやアンモナイトに戻る前- 北大路京 ...俳句315-11-30
昨日まで他人のふたり葱鮪汁- 北大路京 ...俳句315-11-30
深海より愛を込めて- 秋也自由詩315-11-30
280日間_近くて遠い日- 秋也自由詩515-11-30
ノイズノイズ- 寒雪自由詩115-11-29
店長- 梅昆布茶自由詩1115-11-29
闇(くら)いところより湧くもの- 貝の石自由詩2*15-11-29
愛妻が愛人に出す葱鮪汁- 北大路京 ...俳句215-11-28
マネキンと違う体型秋刀魚焼く- 北大路京 ...俳句215-11-28
歩み- 鷲田自由詩515-11-28
濃艶- 瑞海自由詩4*15-11-27
たいせつの歌- 梅昆布茶自由詩19*15-11-27
前屈み_ー歳を取るとはこういうことか8ー- イナエ自由詩14*15-11-27
20分の儀式- ユッカ自由詩1015-11-26
ゲート- 高橋良幸自由詩215-11-26
審判- レタス自由詩315-11-26
冷凍庫- レタス自由詩6*15-11-26
寸止めのはずが当たってうずくまるあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-11-26
誕生日気づかれなくて秋刀魚焼く- 北大路京 ...俳句515-11-26
透明人間- 葉leaf自由詩115-11-26

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