雪が降らない
音符ひとつ落ちてこない天上
澄みすぎて
画面のなかのようなこの街
詩人になるのは
後にしようと決めた
私という女子 の足下は
いつからか三次元だったらしく
きみ  ....
落ちては掃く
落ち葉の

落としては掃く
落ち葉の
だれでもない
わたし

日暮れの
空の
落とされては掃く
落ち葉の

だれでもない
わたし

だれかが
どこかで
 ....
寒く冷たい夜に
悲しくならない人は
どれほど温かい人なのだろう
どんな温かい人がそばにいるんだろう

体いっぱいに
乾いた冷たい風が吹き
涙を拭って
それきり

呼び止められる
 ....
潮騒の岩鼻に立って
潮の流れを見つめてゆけば
そこにどんな大魚が潜んでいるかは
だいたい察しがつく

今日は石鯛狙いなので
サザエに間借りしたヤドカリを金槌で一撃を加え
遠くの潮目に放り ....
岩山の岩壁の岩棚に
産み落とされたぼくは
産声もあげず
銀の龍に鷲づかみされてしまった

遠い記憶の底

あれから言葉など誰も教えてくれなくて

ぼくは誰とも話などしたことは無い
 ....
ストリートビューで覗いたサチコんちあした天気になりますように ウサギよりキツネ追いかけてるアリスあした天気になりますように この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
後悔を数えてしまう不眠症あした天気になりますように 恋敵がイイヤツばかりでちと辛いあした天気になりますように ふところでブラをあたためときましたあした天気になりますように できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
覚えている 山の色、海の匂い
夕焼けの中、一緒に遊ぶ隣の家のお兄ちゃん
記憶は遥か遠く、遥か遠くに居て 瞬間に迫りくる

過去は止まり、描写は言葉を忘却している
感情の色を失くし、刻む脳裏の ....
イトヨリの虹色美しき

脂が誘うサバの文化干し

アジの開きにたまごかけごはん

イワシを購い飯をかきこむ

鮮やかなカツオをさばく母の面影

サンマの煙りに涙する

冬の寒ブ ....
とても食えないから
詩人の食事は貧しくて
目玉焼きと納豆が精々のところ

まてまて!
立ち食いの天玉そばを思い出せ
松家の朝定食でもいい
そこに天国があるのだから
貧くともプライドを忘 ....
てのひらに
転がる大粒のガーネット
それは血の色
珠玉は明日を占いながら

許された種族はボヘミアに彷徨うジプシーだけだった
インスピレーション
暗い森の声がする

夜の帳な ....
クリスマス女ばかりの研究所 下町の神社の端にクリスマス 恋愛の輪廻転生クリスマス ヤモリの張り付いた電信柱が
オレンジ色の灯りをともし
夜の歌を静かに歌っている
夜の秒針を刻んでゆく
ぼくは落ち着けないでいた

あの中華そば屋までの果てしない
道のりは
とても遠くて ....
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように 子の眠る枕元へラジコンヘリあした天気になりますように それは

決して重い訳では無いが
無視できる軽さではないくらい
時計の針みたいに
三片の金属は回る
手のひらに乗るこれが、僕の心だ


「どうしようもなく君が好き」
と ....
疲れた人の家
には
疲れた人がやってきます

ある人は
人との関わりに
ある人は
競争に
ある人は
愛することに
心を修復するために
疲れた人はやってきます

人から離れ ....
ごつごつとふしくれだっていくものが
望む形に程遠く
お前を育てていくのだとしても
遠く海を越え吹き渡る風に
しなやかな枝を延べたい願いがある
ペラペラと国家機密を喋るオレあした天気になりますように あの虹は君に向かって架かっているのだろう
消えないうちにクルマを飛ばせば逢えるのかもしれないな

幸せの音がたぶん鳴っているんだろう
庭には綺麗な花が咲いてコドモが唄ってるんだろう
とき ....
彼らは
魔法使いとして
法王から除外されて
いたのだが
領主たちは
彼らの可能性に期待を馳せた

彼らの功績は
黄金にまごう真鍮となって
いまでも生きている

パセリ・セージ・ロ ....
太陽が現れて、眩しい光が差し込む
  水面に揺れる地平線
  蒼く染まった頭上から

    歴史を振り返ることなく
    生活を語ることなく

  背中には影
  光と同化すること ....
ねんねこや涙の教えたる理由
たけしさんのおすすめリスト(590)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雪が降らない- フユナ自由詩5*15-12-8
オルガン- たま自由詩1415-12-8
つめたさに- 瑞海自由詩6*15-12-8
磯釣り- レタス自由詩615-12-8
仙境- レタス自由詩515-12-8
ストリートビューで覗いたサチコんちあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌115-12-8
ウサギよりキツネ追いかけてるアリスあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1315-12-8
後悔を数えてしまう不眠症あした天気になりますように- 北大路京 ...短歌515-12-7
恋敵がイイヤツばかりでちと辛いあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌115-12-7
ふところでブラをあたためときましたあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-12-7
季節はずれの蜃気楼- 梅昆布茶自由詩1415-12-7
空白- 鷲田自由詩815-12-6
- レタス俳句3*15-12-6
詩人の食卓- レタス自由詩415-12-6
旅人- レタス自由詩415-12-6
クリスマス女ばかりの研究所- 北大路京 ...俳句215-12-6
下町の神社の端にクリスマス- 北大路京 ...俳句315-12-6
恋愛の輪廻転生クリスマス- 北大路京 ...俳句115-12-6
闇路- レタス自由詩10*15-12-6
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-5
子の眠る枕元へラジコンヘリあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-5
ハ長調を奏でる波長- 凍月自由詩3*15-12-4
疲れた人の家- 瑞海自由詩3*15-12-4
北の木- Lucy自由詩1515-12-4
ペラペラと国家機密を喋るオレあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-4
あの虹は君に向かって架かっているのだろう- 北大路京 ...自由詩1215-12-4
錬金術師- レタス自由詩315-12-3
太陽- 鷲田自由詩315-12-3
ねんねこや涙の教えたる理由- 北大路京 ...俳句215-12-2

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